佐柳島(さなぎしま)は香川県仲多度郡多度津町にある島で、瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島の一つ。人口146人、面積1.83平方km、周囲6.6km。最高峰は248.52mの高登山。全域が香川県仲多度郡多度津町大字佐柳に属し、集落は南部に本浦、北部に長崎がある。本浦・長崎集落ともに埋め墓と参り墓と呼ばれる両墓制が残っていて、長崎の埋め墓は県の有形民俗文化財に指定されている。2010年8月18日に第6管区海上保安本部広島航空基地のベル412EP型ヘリコプター「あきづる」が同島と小島とを結ぶ送電線に接触して海に墜落する佐柳島沖海保ヘリ墜落事故が起きた。近年は「猫の島」として知られるようになっており、動物写真家岩合光昭も「岩合光昭の世界ネコ歩き」撮影のために訪れている。島名の由来は、足利第3代将軍義満が厳島参詣の途中強風に遭い、この島に避難すると風が和らいだので、早凪(はやなぎ)と呼んだのが変化したという説がある。幕末の頃、数名の島民が咸臨丸の乗組員に選ばれ勝海舟らと共にアメリカ・サンフランシスコに渡米。航海中に病を患い客死した平田富蔵の墓が乗蓮寺に残る。また坂本龍馬率いる海援隊の志士として活躍した佐柳高次はいろは丸沈没事件当時のいろは丸の航海長を勤め、長崎奉行所占拠事件にも参加している。明治以降は東方にある無人島・小島(おしま。TV・書籍などで「おじま」と表記されることがあるが島民の発音では「おしま」となる)と共に「仲多度郡佐柳島村」(さなぎしまむら)として存在したが、1956年9月30日に多度津町に編入された。四国本土へのアクセスは三洋汽船が運行するフェリーで、長崎港発、本浦港経由(一部本浦港発)の多度津港まで運行している。全便とも途中で高見島を経由する。現在は島内に小中学校は無く、海路で本土の学校に通うことになる(2011年現在、島内に就学児童・生徒は居ない)。
出典:wikipedia
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