株式会社ナカウラは、かつて東京・秋葉原を中心に店舗を展開していた家電量販店である。2005年にラオックスに吸収合併された。秋葉原電気街の創成期1947年に中浦商店として創業。1954年に株式会社中浦電気商会を設立、1988年に株式会社ナカウラに社名が改称された。チョウチンアンコウのマークでも知られ、長らく秋葉原の家電量販店群の一角を成していた。1990年代以降のバブル経済崩壊後、郊外で展開する家電量販店との競争激化に伴う秋葉原電気街の競争力低下で経営が悪化。1989年にはレストランとの複合店を秋葉原以外の地域へ展開するなど、多角化を目指した試みが行われた。1998年に秋葉原を本拠とする同業大手のラオックスがナカウラを完全子会社化。2005年にはヨドバシAkiba開店に伴うラオックスの秋葉原での事業再編の一環としてラオックスに吸収合併され、法人としてのナカウラは解散した。その後、ラオックスの店舗再編により、ナカウラ店舗の閉鎖や転換が順次行われていった。最後に残った本店のみナカウラとして営業が継続されたが、2007年1月21日に閉店し、建物も解体された。土地は売却され、新たに建つ建物には当初ラオックスが賃貸で入る予定となっており、本店の閉店も「一時閉店」としていたが、ラオックスの経営不振により紳士服量販店のAOKIが入ることになった。こうして、秋葉原の表舞台からナカウラの名前は消滅した。なお、ナカウラの取締役だった山下巌は、2007年から2009年にかけてラオックスの社長をつとめている。店頭でおなじみだったナカウラのアンコウのマークには、深海でのんびり、しっかり生活するチョウチンアンコウのように、現代社会においても時代のなかで自分を失うことなく、のんびり、しっかりと生活していこうというメッセージが込められていた。チョウチンの灯りの部分に電器製品を象徴させている。アンコウのマークは本店が新築開店した1971年当時から使われており、当初は3匹のアンコウが重なっているマークで、創業者の釣り仲間がデザインしたものであった。ナカウラの消滅まで長らく使われていたマークは3代目のもので1979年から使われていた。
出典:wikipedia
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