宮城野区(みやぎのく)は、宮城県仙台市を構成する5区のうちのひとつ。仙台市の北東部で構成されている。区の西部を北東から南西にかけて、おおむね岩切駅 - 東仙台駅 - 陸前原ノ町駅 - 宮城野原駅をつないだ線に沿って通る長町 - 利府断層を境に地形の様相は異なる。同断層より東側は沖積平野の仙台平野(狭義)であり、太平洋の仙台湾まで広がる。同平野は勾配が緩慢で地下水位が浅いため排水が悪く、自然堤防や浜堤などの微高地にのみ集落が形成されてきた。高度経済成長期の国道4号仙台バイパスの建設によって沿道に東部流通団地・東部工業団地がひらかれたが、地下水位の浅さは地下水くみ上げによる地盤沈下を引き起こし、宮城県沖地震の際には液状化が問題になった。同断層より西側は洪積台地であり、松島丘陵、七北田川の氾濫原、七北田丘陵、梅田川の氾濫原、宮城野撓曲丘陵、広瀬川の氾濫原という順番で北から丘陵と平地が交替で並んでいる。松島丘陵の宮城野区内の部分にはかつて岩切城があり、周辺も含めて緑地が保存されている。七北田丘陵より南では市街地化が進んでいる。宮城野区が設けられる以前にこの地域が一つのまとまりとされたことはなかった。北部の岩切は中世に栄えた町で10世紀以降の陸奥国府とも推測される。西端は江戸時代から城下町仙台の一部、その他は農村地帯であった。仙台市が政令指定都市になるに際し、北東部を分割して設けたのが宮城野区である。区名は水田開発以前にこのあたり一帯の原野を指して呼んだ名称であり、また古来よりの歌枕でもある「宮城野」に由来する。区名選定の公募1位が港区、3位が東区、4位が萩区であった。他都市にある区名や方位をとらないことを方針とした仙台市区名選定委員会により、宮城野が選ばれた。2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震に伴う大津波によって、区内の蒲生干潟や日本で最も低い山に認定された事が一時ある日和山が消滅する等の大きな被害を受けた。宮城野区内に存在する仙台港(仙台塩釜港仙台港区)、宮城野貨物駅、国道4号、国道45号や、隣接する若林区の中央卸売市場などによって物流の条件に恵まれており、扇町一帯は若林区卸町とともに流通業が集積している。なお、2005年に宮城野原公園総合運動場内にある宮城球場を本拠地とするプロ野球球団東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生したので、プロ野球の興行に関連した経済効果が期待されている。宮城野区のうち、国道4号から西側の地区には、工場敷地やJR東日本の社宅群があったため、これらの跡地利用によって郊外型大型店や公共施設の整備が進められている。東北本線と仙石線が通っており交通の便が他の区より良い。それに伴って駅前が発展してきており、小鶴新田駅前や岩切駅前はここ数年で目覚しい発展がある。中心となる駅:陸前原ノ町駅、 仙台駅
出典:wikipedia
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