ワタナベボクシングジムは、東京都品川区西五反田に所在するボクシングジムである。1981年7月に設立。会長は渡辺均。株式会社渡辺プロモーションが運営。JR五反田駅は、線路も含めて高架に位置する。このプラットホームに立つと、ホームに覆いかぶさるように密接して建つビルの中で、ワンフロアすべて使って懸命にボクシングをしている光景が見える。それがワタナベジムである。壁をガラス張りにし、外から練習風景が見えるようにしてあるジムはいくつかあるが、電車のホームから中が丸見えというジムは他にはない。会長である渡辺均(わたなべ ひとし、1950年1月5日 - )は、高校時代に新日本宇都宮ジム(現・宇都宮ボクシングジム)に通い、卒業後は国鉄職員として勤務の傍らプロを目指し、5度目のテストで合格。1969年にプロデビュー。最高位は日本ミドル級3位。引退後の1975年に地元栃木県今市市(現・日光市)で今市ジムを開設したが、練習生が集まらず、東京への転勤を機に国鉄を退職するとともに、1981年7月に東京でジムを開設。これが現在のワタナベジムである。東洋太平洋チャンピオンや日本チャンピオンを複数輩出しており、現在も多くの門下生を育てている。世界挑戦は1991年5月19日に平野公夫がWBC世界ストロー級の絶対王者リカルド・ロペスに挑戦したのが最初。以来ジムからの世界王座挑戦は失敗が続いた。しかし、2008年にJBCが女子を解禁すると、江畑佳代子を初の公式戦として世界王座に挑戦させ、その後富樫直美が公認初の女子かつジム初の世界チャンピオンとなった。そして2010年には、内山高志がジムとしては6度目の挑戦で初めて男子世界チャンピオンとなった。これにより男女世界チャンピオンを生んだ日本初のジムとなる(2014年現在、他に大橋ボクシングジムのみ)。2002年1月からの一時期、当時のジム1階を借りていた中華料理宅配のチャイナクイック(後のCQエンターテイメント)が冠スポンサーとなり、「チャイナクイック渡辺ボクシングジム」という名称としていた(過去にもスポンサーがついた時期に「セラピーワタナベジム」名義になったことがある)。かつてはヨネクラジムと共に極東プロモーションを窓口とするテレビ朝日「エキサイトボクシング」で自主興行を積極的に打っていたが、2000年代前半の同番組打ち切りに伴い日テレ系「ダイナミックグローブ」で打つようになった。一方でスカイ・A sports+とのタイアップで「チャレンジスピリットシリーズ」を主催している。なお、世界タイトルマッチはテレビ東京系「ノックアウトボクシング」で放送されることが多い(前出のロペスvs平野戦もテレ東が中継した)。亀田三兄弟が所属する亀田ジムは元ワタナベジムの吉井真二が2代目会長(当初はチーフトレーナー)を務め、渡辺会長が推薦人となった。2016年4月1日より、渡辺が東日本ボクシング協会会長に就任(日本プロボクシング協会会長も兼務)。
出典:wikipedia
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