湖西市(こさいし)は、静岡県の最も西に位置する市である。旧浜名郡の一部で、1972年に市制施行。2010年3月23日に新居町と合併。歴史、漁業、自動車工業、農業の町。静岡県の最西端に位置し、浜松市、豊橋市に隣接している。南側は太平洋、東側は浜名湖に面している。市街地は市内3つのJR駅周辺に発達しているが、湖西市内の旧6ヶ町村が存在していた当時の名残からか市街地が分散しており、市の核といえるような地域は無く、連続した市街地は形成されていない。江戸時代は浜名湖の北側と南側に関所が置かれ、幕府の法度により漁業以外の目的で浜名湖を船で渡ることは禁じられていた。鷲津地区新所原地区入出地区新所地区知波田地区白須賀地区新居地区鷲津地区を中央地区、新所原地区を西部地区、新所から北の地域を北部地区、白須賀地区を南部地区、新居地区を東部地区と呼ぶ事もある。鷲津地区が湖西市内の中心となる地域となっていて、鷲津地区に市役所と消防署、その他市の施設が立地、国道301号沿いや古見から新居地区に抜けていくロードサイドに多くの住宅や商店、大手スーパーが立地している。また、鷲津地区には2000年代に入ってから風の杜や吉美ニュータウン(共に150区画以上)といった大規模な新興住宅地が整備されている。鷲津地区はトヨタグループの始祖豊田佐吉の出身地でもあり、鷲津小学校の校歌で彼のことを歌った歌詞が歌われているほか、鷲津小中学校に彼の銅像があり、トヨタ自動車の資本により豊田佐吉記念館が1988年10月にオープンしている。新所原地区は愛知県豊橋市との境目にあり、新所原駅構内に県境も存在する。天竜浜名湖鉄道の出発駅でもある。新所原地区は鷲津地区と並ぶ住宅密集地であり、その周辺部には多くの商店が立地しており、大手スーパーも立地する。愛知県が目の前にあることもあり、この地区は静岡や浜松より名古屋や豊橋に通勤・通学している者が多い。白須賀地区は東海道白須賀宿の宿場町として江戸時代以前には栄えていた。現在は衰退したが、国道1号潮見バイパスの開通と道の駅の完成、更には2013年6月に全線開通した豊橋東バイパスの起点且つ県境付近に位置する豊橋東ICの完成でやや活気が戻っている。スズキの湖西工場があるのもこの地区であり、ここから軽自動車や乗用車等が生産されている。また、旧国道1号(潮見バイパスが開通する1996年までは国道1号、それ以降は国道42号)沿いに大衆食堂が軒を連ね、トラック運転手を中心に根強い人気がある。遠州灘に面する温暖な気候と豊かな土地を生かして古くからキャベツやジャガイモ、メロン等農業が盛んである。遠州灘沿岸ではサーフィンや釣りも盛んである。また、浜名湖カントリークラブでのゴルフも行われている。新所・入出・知波田の北部地区は古くからの集落と田園風景がそのまま残されているが、ヤマハマリーナやスズキマリーナといった地元企業(共に本社は浜松市)が運営しているマリーナがあることで、浜名湖沿岸での水上スキーや水上オートバイにクルージング、釣り等のマリンスポーツや湖西連峰のハイキング等が盛んな観光地でもある。また、斜面ではみかんの栽培も盛んである。入出漁港では近年なかなか見られないノコギリガザミが水揚げされている。新居地区は2010年3月23日に編入された旧浜名郡新居町の地域で、東海道の新居宿と新居関所で古くから栄えている。関所周辺には多くの住宅や商店が軒を連ね、古い町並みが忠実に表現されているとも言える。新居町中之郷の国道301号沿いには平成(1989年以降)に入ってから登場した「あけぼの地区」という新興住宅地を中心に多くの住宅や商店、大手スーパーが立地している。また、1993年にユーストア(現・クックマート)が出店したことで発展している一方、朝夕は国道301号が渋滞することが多い。静岡県唯一の競艇場、浜名湖競艇があるのもこの地区で、レース終了後の夕方になると周辺道路が渋滞する事が多い。新居地区はこの他、浜名湖での海水浴や釣り、潮干狩り等のマリンスポーツ、夏季の手筒花火にイチゴ狩りやぶどう狩り等湖西市内切っての観光地でもある。財政は比較的健全であり、1984年度 - 1998年度、2000年度 - 2010年度、2015年度、普通地方交付税不交付団体である。2001年度 - 2010年度の第4次湖西市総合計画では「輝く未来が開けるまち・湖西」の実現を目指した施策を行っている。道路整備、下水道整備に重点的に取り組んでいる。浜名湖での漁業や鰻の養殖も行われている。市の中心となる駅:鷲津駅
出典:wikipedia
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