『シンデレラ』(原題:"Cinderella")は、1950年2月15日公開のウォルト・ディズニー・プロダクション製作によるアニメ映画である。原作は、シャルル・ペローの童話『シンデレラ』。日本初公開は、1952年3月7日。初公開時のタイトルは『シンデレラ姫』。21世紀に入り、続編として『シンデレラII』(2002年)、『シンデレラIII 戻された時計の針』(2007年)がOVAで製作されている。原作はシャルル・ペロー童話の『シンデレラ』。ウォルト・ディズニーはこの映画の構想に27年もかけたという。1923年に企画を立案するも第二次世界大戦の影響で中断。1944年に企画を再立案し終戦後の1945年に制作を開始。ウォルトはシンデレラのデザインを創るにあたって色々な資料を集め童話の挿画や少年少女のイメージにあわせる事にし、青い眼、ブロンドの髪、体重120ボンドに決めた。更に独自のシーンや演出を多数盛り込んでミュージカル作品に仕立てている。また馬のメジャーや犬のブルーノ、トレメイン夫人の飼い猫ルシファーなどの動物たちはディズニーオリジナルのキャラクターである。5年の歳月を賭け、絵の数は150万枚。遠い昔。ある所にシンデレラという美しく優しい娘が立派な屋敷に住んでいた。母親を早くに亡くした後、父親はシンデレラを大切に慈しみながら育てていたが、まだ幼い彼女の身を案じて二度目の結婚相手として新しい母親のトレメイン夫人と二人の姉・アナスタシアとドリゼラを連れて来る。しかし父親が亡くなると継母は本性を表し、義理の娘には辛くあたり、自分の二人の娘だけを可愛がるようになった。そして継母や義姉たちが財産を浪費したため、屋敷は荒れ果てていった。シンデレラはわがままな上に意地っ張りで意地悪な三人にいつもいじめられては罵られ、ついには召使いとして扱われるようになり、毎日灰にまみれて朝から晩まで洗濯や掃除、雑巾がけ、皿洗い、食事の支度などをみんな押しつけられ、屋敷の外れにある塔の部屋に住まわされてしまう。しかし、シンデレラはきっと幸せがやってくる、いつかは夢が叶うと信じ、明るさと希望を失わなかった。そんな彼女の味方は鼠のガスとジャックの仲間や小鳥達、馬のメジャーと犬のブルーノだった。そんなある日のこと、お城のプリンス・チャーミング王子が帰国祝いを兼ねた花嫁選びの舞踏会を開くことになり、シンデレラの家にも招待状が届いた。義理の姉達は大はしゃぎし、継母はシンデレラに、もし全ての仕事をきちんと片付け、舞踏会のドレスをちゃんと用意できたら行ってもいいという。シンデレラは亡くなった実の母のドレスを手直しして着ていこうとしたが、三人が仕事をわざと多く押しつけるので時間がなくなってしまう。そこで、小鳥や鼠達が義姉達がいらないといって捨てたサッシュやリボンを使い綺麗なドレスを作るも、舞踏会に行かせまいとする継母の悪巧みによって、シンデレラの姿に嫉妬し、その上自分達が捨てたものを盗んで使ったという身勝手な理由をつけて怒った義姉達にボロボロに破かれてしまう。シンデレラはショックのあまり父との思い出の噴水まで走って泣いていたところ、彼女を励ますように妖精の老婆、フェアリー・ゴッドマザーが現れた。妖精が魔法の呪文「ビビディ・バビディ・ブー」を唱えて杖を振ると、瞬く間にカボチャが馬車に、ブルーノとメジャーは立派な従者と御者に、鼠達が白馬に変わっていった。最後に杖を一振りすると、破かれたドレスは美しく輝くドレスに変わり、気が付くとシンデレラはガラスの靴も履いていた。「12時になったら魔法は解ける」という忠告を聞いた彼女は、美しいドレスとガラスの靴で着飾り、カボチャの馬車に乗って王子のいる城に向かった。その頃、城の舞踏会では王子が出席者たちにお目通りを兼ねた挨拶をしていたが、元々結婚するつもりなど毛頭ないため、すっかり退屈してしまっていた。そしてドリゼラとアナスタシアの番になった時、偶然現れたシンデレラの美しさに目を奪われダンスを申し込む。そのまま二人は踊りながら会場を抜け出し、城の庭を巡りながら楽しいひと時を過ごすが、シンデレラは相手が王子だと気が付いていなかった。そして時計塔の鐘が12時を打った途端シンデレラは妖精との約束を思い出し、王子の制止を振り切って走り出した。途中階段で靴が片方脱げてしまうが、シンデレラは拾う暇もなく馬車に乗り城を飛び出す。その一連を見ていた大公は慌てて兵士に馬車を追わせるが、魔法が解けてしまったため元の破れた服に戻ったシンデレラに気がつかず走り去る。シンデレラは足に残っていた方の靴を抱きしめながら「素敵な夢をありがとう」と妖精にお礼を言った。翌日、城は突然消えてしまった娘の事で大騒ぎになっていた。そしてガラスの靴にピッタリ合う足の持ち主を、正式に王子の花嫁として迎え入れると大々的に発表し、この話はシンデレラ達の屋敷にも届いていた。継母はこれがチャンスだと言って早々にドリゼラとアナスタシアをたたき起こし、シンデレラにも仕度を手伝うよう命令する。そこでようやくあの時の相手が王子だと知り驚くシンデレラ。そして浮かれながら歌を口ずさみ、部屋へ身なりを整えにいく。だが、継母のトレメイン夫人はその歌声からあの時の娘がシンデレラだと見抜き、自分達の邪魔をさせないためにこっそり後をつけ、部屋に鍵を掛けて閉じ込めてしまった。しかし、ジャックとガスが義姉達が靴に悪戦苦闘するどさくさにまぎれて鍵を取り返し、途中ルシファーが立ちはだかるも、ブルーノの助けによってシンデレラは無事脱出。諦めて帰ろうとした大公たちを引き止めさせた。しかしまたもや継母がわざと杖を出して使いを転ばせて邪魔をし、ガラスの靴は大公とシンデレラの目の前で粉々に壊れてしまった。大公はせっかくの手掛かりが消えてしまったと嘆くが、シンデレラが隠し持っていたもう片方を差し出したことで事なきを得た。もちろんガラスの靴はシンデレラの足にピッタリと合い、シンデレラは王子と結婚して幸せに暮らした。
出典:wikipedia
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