『噂の!東京マガジン』(うわさの!とうきょうマガジン、英字表記:"TOKYO MAGAZINE")は、TBSで1989年10月1日から放送されている娯楽ワイドショー・情報番組。番組開始当初は10:00 - 10:55(JST)の放送だったが、1992年10月からは日曜13:00 - 13:54に放送している。長寿番組である。総合司会は開始当初から森本毅郎が担当している。字幕放送、解説放送本番組は、タイトルにもあるとおり「テレビ版のマガジン(週刊誌)」ということを強く意識しており、各コーナーは週刊誌で言う“記事”に相当する。各コーナーの進行は、基本的にコーナー毎のパネリストを決めてその担当パネリストから報告させるという体裁をとっており、これは、週刊誌でいう記者・ライターからの原稿記事の入稿ということになる。日曜日の放送であることから「噂の現場」のような硬派な取材に基づくコーナーばかりでなく、娯楽性のあるコーナーも取り入れ、家族そろって視聴することを念頭に置いている。このことから基本的に、芸能界のゴシップネタや下ネタは扱わない。“見出し評論家(中吊り評論家)”として井崎脩五郎が出演していることから、競馬ネタについては若干触れることがあるが、他のギャンブルネタも扱っていない。番組開始から10年程度は、オープニングに被せて野沢雅子の声で「噂の!東京マガジンは今日発売でーす」と宣言しスタートした。これはかつて流れていた「週刊新潮」のラジオ・テレビCMの名ぜりふ「週刊新潮は今日発売でーす」のパロディである。番組開始直後には「今週の目次」という各コーナーのダイジェストが流れる。「東京」を冠するのは、当初の放送時間帯であった10:00 - 10:55の時間帯をTBSのローカル枠(ただしHBC・TUFでも放送)としたため放送地域が限られ、扱う話題も東京周辺地域中心としているためで、TBSの当時の正式社名東京放送にもちなむ。このため『仮面ライダーBLACK RX』が放送されていた日曜10:00(全国ネット)枠をローカル枠に転換し、『TVジャンクション』から放送時間が30分前倒しした。午前中放送時代は、CM前のジングルで、番組タイトル(東京)にかけた「都(みやこ)」という名前の雌ネコのアップを映していた。放送開始時刻が13:00に移動してからは徐々にネット局を増やしており、東京周辺地域以外でも視聴できる地域が増えている(ネットしている局は#ネット局を参照)。ただし、通常通りの放送でも系列局によっては特別編成やスポーツ中継などにより休止する場合がある。別府大分毎日マラソン(2月第1週)とクイーンズ駅伝(12月中旬)と報道の日(12月最終週)がある週と、年末年始特別編成の場合は、番組自体を放送休止する。毎週木曜日に撮って出しの形で収録される。年末年始など一部の「特大号」においては生放送を行った回もあったが、2009年頃から生放送での回はない。以前は競馬の大きなレースが地方で開催される日には井崎脩五郎が別のスタジオから「今週の中吊り大賞(新タイトル名:『週刊!見出し大賞』)」に出演し、生放送でスタジオにいられないかのような演出をしていた。2011年初めに、放送1000回を迎えた。2014年10月に放送25周年を迎えた。25周年時点での平均視聴率は10.2%。番組最高視聴率は17.6%(1998年8月30日)。1997年からは年間平均視聴率で17年連続して同時間帯トップを獲得している(ビデオリサーチ社調べ・関東地区)。2015年11月29日に総合司会の森本が腰の手術とリハビリテーションで、1カ月半番組を一時降板し、井崎が代役を務めた。2016年1月10日に森本が復帰したが、このときは笑瓶が休んだ。パネリスト陣の座席については、司会の森本から近い順に(画面から見て)右回りに清水、山口、笑瓶、風見、深沢の順番となっており、コーナー進行の際にこの中から1人が森本と清水(清水が進行の際は山口)に挟まれる形で座って進行する。森本、小島は毎年8月および9月ごろに夏休みで出演しない回がある。森本が休みの場合は井崎が代理を務めるが、通常森本が担当するOPでの本日の番組の内容については井崎と小島が分担して行っている。「今週の目次をご覧ください」のコールも小島が行う。「噂の現場」の説明、EDで「では、また来週」のコールは全て井崎が行っている。一方、小島が休みの場合は代役は立てずに中吊りでのページめくり、EDの紹介は森本が行っている。中吊り大賞終了後にCM入りする際には、通常小島がCM明け後のコーナーの説明をしてからCMに入るが、休みの場合はそのままCM入りとなる。「やってTRY」でも通常2人で行うところはパネラーが1人で行う。2014年上半期(6月29日)までは“中吊りから世の中が見えてくる”と銘打った「今週の中吊り大賞」というコーナー名だった。基本的に、既に他番組で始まっていた新聞の朝・夕刊解説コーナーとほぼ同じ形態の週刊誌バージョンともいえるが、記事の代わりにその週に電車内に掲示された週刊誌の中吊り広告または見出しを並べ、“見出し評論家(中吊り評論家)”の井崎が興味のあるタイトルを紹介し記事内容について解説しながら、その週の最優秀週刊誌を決定していくのが特色。最優秀週刊誌は1週につき星を1つ獲得できる。なお、対象となるのは週刊誌のみで、季刊誌・月刊誌・日刊誌等は対象としていない。半期ごとに最も多くの星を獲得した週刊誌には表彰状が贈られ、その週刊誌の出版社へ出前表彰が行われる。表彰状は、その週刊誌の中吊り広告のパロディーになっている。以前、TBSと読売新聞社が東京佐川急便事件の報道をめぐり対立していたとき、中吊り大賞を取った『週刊読売』の表彰状の中央の見出しは「TBSと読売の和解が始まった」だった。6月と12月の最終日曜日の時点でグランプリが決まらない場合、単独首位となる週刊誌が現れるまで何週でも延長戦が続けられる。2011年12月最終日曜日から、『報道の日』が放送されるため、下半期グランプリ決定が1週(2011年は2週)早まる(2014年の下半期グランプリは当初の予定より3週繰り下がり2015年1月の第2日曜日に下半期のグランプリが決定した)。コーナーの最初には、競馬評論家である井崎の職業をイメージし、「今週の傾向」として多くの週刊誌に取り上げられている事件のトップ3が発表されていた。2007年からは「今週のアングル」という、週刊誌に取り上げられているものを実際に映像で撮ってくる企画に変更されている。また、番組のオープニングで番組全体の内容を紹介する「今週の目次」もなくなったが、2008年にそれが復活するとともに中吊り大賞との間にCMが入るようになった。コーナーの担当はオープニングは必ず、一番右に座る。大賞を受賞した週刊誌には吉瀬時代までは毎回アシスタントがボードに星をつけていたが、2007年4月アシスタントが小島になってからは自動で星形のランプが点灯されるように変更された。週刊誌の記事を紹介する際にはアシスタントがページを開いているが、当初は森本が行っていた。2010年8月29日の放送では小島が夏休みであったために、久々に森本が行った。翌週の放送で森本は「辛かったよな〜」と言っていた。以降小島が休みの際には森本が行っている。ゴールデンウィークや夏休みの合併号ばかりで新しい週刊誌が発行されない週には、前週と同じ広告が掲示されていることがある。新春特大号では、年末年始の合併号ばかりで年内に発行された週刊誌しかなかった週には、気になる見出しと大賞は行わずアングルのみとなり本格的に翌週からスタートとなる。最近の傾向として中吊り広告を出稿・掲出しない週刊誌が増えてきたことから、2014年7月6日(下半期1回目)放送回から、中吊り広告を出していない週刊誌の見出しも取り上げるようになり、「週刊!見出し大賞」に名称を変更した。1990年から放送されているコーナー。「とーらい」と読みが伸びるのは「やって頂戴(ちょうだい)」の読みと「TRY」をかけたため。街頭や遊園地などで若者に対して「技術の世代伝承をうかがい知る」VTRコーナーである。主に若い女性(番組内では「TRY娘」と称する)に声をかけ課題の料理に挑戦させるのだが、手順のみならず食材などへの知識も試され、使用する焜炉は家庭用よりも火力が強い業務用の鋳物コンロ(火力の調整等をおろそかにして炎上することもある)、さらに課題とは関係ない道具や食材も用意されるなどの「引っ掛け」もあるため、正しくできる人は少なく、大抵は1人か2人である(誰も出来なかった0人が出ることもある)。逆にポテトサラダの回で全員が正解したことがある。乱一世による「ボヤキ親父」調のナレーションが特徴である。また、あまりにもひどい場合はスタッフによる忠告が入ることもある。VTR終了後、スタジオでプロの料理人が模範の手順を披露する。その際、小島が進行及びアシスタントをするが、彼女の休暇時はパネリストが進行をしたり、料理人が独りで進行する。若い女性に料理をさせるというコンセプトは女性差別などと批判されることもあるが、料理の勉強のきっかけになるなどといった肯定的な意見もある。主な収録現場は首都圏の遊園地や商業施設で、2013年までは夏に海水浴場での収録による通称「水着シリーズ」が行われ、冬にはスキー場シリーズ(主に「パインリッジリゾート神立(旧・神立高原スキー場)」で収録される。BSNがネットする以前から使われていた)が放送される。派生コーナーとして、TRY娘が達人や食材の生産者のもとへ押しかけて体験学習する「知って!TRY押しかけ社会見学」や、(企画の意図するところが「技術の世代伝承をうかがい知る」であることから)TRY娘の家族の元へ赴く「TRY娘の親の顔が見たい」との企画も時々行われる。2009年の新春スペシャルで山寺での修行をしたTRY娘が好評だったため、自分を変えるために継続的にさまざまな体験をさせる「TRY娘の自己改造!?プロジェクト」というコーナーが始まった。第1000回の放送日にあたる2011年1月9日の放送では、過去に登場したTRY娘の近況を追跡した。課題の大半は若い女性を料理に挑戦させるものであるが、若い男性が日曜大工(過去に出された課題は「棚」「椅子」など)に挑戦したり、男女問わず街頭の若者がことわざもしくは四字熟語のクイズに挑戦し書道で回答するなどの課題が出されることもある。本番組の目玉コーナー。各地で起こっている対立や問題について、現場にパネラーが出向いて問題を取材し、スタジオで発表するという形式をとる。登場する行政、問題源となっている人物や、企業・団体とのやりとりが反映されて、例えば「小田原・天守閣より高いマンション」のように実際に問題解決に繋がる機会になることもあれば、「急激な人気!! 山道を走るトレイルランニング ルールは必要か?」の様に取材先からの取材手法への非難や取材拒否を受けることもある(実際後にミス報道と判明するケースが出ると行政・企業・団体寄りのメディアから叩かれる)。また、放送エリア内外問わず視聴者から調査・取材依頼を受け、出向くこともある。このコーナーで取り上げた事柄が、後日新聞や、『クローズアップ現代』、『特報首都圏』などのNHKの番組で使われることがある。例えば2006年9月の『難問解決!ご近所の底力』で取り上げられた茨城県旧新治村(現:土浦市)のイノシシ被害は同年4月23日に当コーナーで紹介されたものであり、同じ統計データも使われていた。かつてコーナー途中のCM入りの際には、スタジオから本番組のCM入りBGMが流れてCM入りになっていた。その後CM入りのBGMが当番組のBGMではなく違うBGMに変更され、現在はVTRから直接CM入りとなる。コーナー最後のCM入りBGMは現在も当番組でのBGMが流れている。CM明け後のBGMもコーナー開始からアシスタントが吉瀬時代まで同じBGMが使用され、小島がアシスタントになってからBGMが変更された。2004年まで放送されたコーナー。日本各地の知られざる名所・祭りを、文字通り8ミリビデオカメラ片手にリポートするコーナー。リポーター役に選ばれた者は、しばしばカメラを握らされ、体当たりで取材させられる。志垣が担当していたコーナーで、街の一丁目一番地を捜し歩くという企画。一丁目一番地にたどり着くまでの人との触れあいや、映し出される街の情景がある。各取材地での知名度も高く、このコーナーだけで「超・噂の!東京マガジン」という独立した番組として放送されたこともある(すでに放送されたVTRの再編集)。当初は実際に一丁目一番地の歴史などを探るコーナーだったが、その後、人との触れ合いのみが目的になった。このコーナーのナレーションは長峰が担当していた。「中吊り大賞」で取り上げるような週刊誌の記事について実際に現地に赴いてリポートする。「噂の現場」はトラブルについて取り上げることが多いが、このコーナーは新たに開発された技術など、明るい話題も多い。以前はすべての雑誌記事から選んでいたが、現在はコーナー名が単に「特ダネの真相」となり、中吊り大賞をとった記事について取材するようになった。中吊り大賞で「今週のアングル」をやるようになってから放送されていない。「8ミリ隊が行く」に代わって放送されたコーナー。高層タワーの点検など非常に高くて細い通路で仕事をする人を体験取材する。高くて猫が通るような道からこれをキャットウォークと呼ぶ。リポーターは当然、頭にカメラをつけてそこを歩く。身近な品物について、日本の技術者が開発した最新テクノロジーを取材する。当初は時代劇の「新吾十番勝負」をもじった「しんご 謎の十番勝負!」というタイトルだったが、10個の品物を紹介してしまうと「謎の二十番勝負!」となってコーナーが続行し、最終的には「五十番勝負」になった。なお、31回目以降、タイトルから「謎の」がとれて「風見しんご○番勝負」となった。食べ物の消費量などで意外な都道府県がずっと1位となっていることを取り上げ、その背景にある文化を現地で探る。スーパーマーケットに行ってその食べ物の並ぶ棚の長さをメジャーで測るのが恒例である。以前は、取り上げる物を紹介してから1位である場所を取材していたが、現在は特定の都市を取り上げて、そこが1位になっているものを探すという形式になっている。他人から見ればどうでもいいが気になる素朴な疑問をリポーターが取材に行く。風見が担当。一度だけ深沢、山口も担当したことがある。またコーナー始まりは森本と小島が映し出され、森本が「今回は○○について取材してもらいました」という説明があり、コーナーが始まっていたが、2012年10月からはコーナー担当者と小島が映し出され、今回のテーマについて話された後VTRになるように変更された。このコーナーが放送される週は主に「やって!TRY」が休止された。。「街ネタ!!だからどうした?」に代わり2016年5月から始まったコーナー。風見が東京の街を歩いて、産業や文化などの新発見を探す。主に「アングル東京」と称し、東京都内各地の風景や、定点対比による過去と現在の比較映像が流される。「中吊り大賞」の出前表彰式が流されることもある。以前は「やって!TRY」で正しくできた人(まれに惜しい・あと一歩だった人)の映像または動物(特に猫)の寝姿映像だった。また、「一丁目一番地」を放送した場合はこのコーナーの取材先で志垣が出会った人たちになる(その場合に限り、エンディングの前のCM前のナレーションは長峰になる)。EDの紹介は小島が行っている。森本が「では、また来週」のあいさつのあと、映像が流される。なお、翌週の放送が休みの場合は「来週は○○のため、お休みです。再来週お目にかかります」、年内最後の放送で次回が2時間の場合は「今年の放送は今日で終わりです。新年は1月○日新春特大号2時間スペシャルでお送りいたします。では、皆様、よいお年を」となる。過去には「やってTRY」の課題を正しくできた人の様子も流された。CMをはさんで、「噂の!東京マガジン」と「来週もこの時間に」を出演者のうち1名がコールし、最後は全員で「お会いしましょう」で締めていたが、2015年9月27日放送分をもって廃止となった。なお、翌週の放送が休みの場合は「来週もこの時間に」を「次回は○月○日に」に変えて、年内最後の放送で次回が2時間の場合は「1月○日新春特大号で」、または「次回は新春特大号で」となっていた。毎年最初の放送は「新春特大号」と題し、2時間程度の拡大版が放送される(2007年は「全国高校ラグビー」決勝の開催日と重なったため、通常の放送枠・内容で放送。2016年も「全日本高校女子サッカー選手権大会」中継のため新春特大号ではなく通常の放送枠・内容で放送。新春特大号が放送されないのは9年ぶりとなる)。2007年までは夏休み期間中の8月下旬ごろにも「夏の特大号」が放送された。1999年10月には放送10周年記念として感謝の特大号が放送された。また、2005年10月14日には「スーパーフライデー」枠で「やって!TRY」を中心に構成された「噂の!別冊東京マガジン TRY娘!!世界を行く 怖いもの知らず初体験スペシャル」が放送された。全国ネット枠でのスペシャル版は番組初。オープニングでは、レギュラー放送されていない地域の視聴者へ「TRY娘」(トライむすめ…とーらいむすめ、とは発音されなかった)という言葉についての説明はされたが、「噂の!東京マガジン」という番組そのものの説明は行われなかった。また、出演者もレギュラーと一部異なっていた(例:アシスタントは吉瀬美智子ではなく木村郁美アナ)。新春特大号は準レギュラーも含めメンバー全員が出演する。別府大分毎日マラソンなどのスポーツ中継、2011年から毎年12月最終日曜日の『報道の日』がある場合と、年末年始特別編成の場合は、『アッコにおまかせ!』とともに番組を休止する。また、ネット局でも個別に番組を休止する場合がある。
出典:wikipedia
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