『絶望-青い果実の散花-』(ぜつぼう あおいかじつのさんか)は、スタジオメビウスから1999年9月10日に発売されたアダルトゲーム。スタジオメビウスの出世作『悪夢 -青い果実の散花-』の続編に当たるが、ゲームシステムは大きく変更され、また主人公一味以外にストーリー上のつながりはない。前作の『悪夢』では、最初から全ヒロインが囚われの状態であり、アジトとしている廃校(さらにいえば自室、広間、地下室)のみを舞台としていたが、この作品では亡霊や様々な人間(捕えたヒロインを含む)の姿でマップ上を移動してヒロインを捕獲=アジト(旧校舎)に誘い込むことがメインとなる。もともとは、『学校の怪談』をモチーフに旧校舎を舞台にした「学校の亡霊」というタイトルの企画だった。その名残はイベント「肝試し編」として残っている。作中で前作からどれほど後の時期が舞台かは明示されていないが、発表時の雑誌広告には主人公の死刑は確定後数ヶ月で執行されたとの記述があるのでさほど時間はたっていないと見られる。また、2004年に発売されたファンディスク『めびにゃ』内の「暗黒SNOW」(『絶望』より後の時系列)OPには「数年前、この国には勝沼財閥が存在した」とのテロップが流れるのでやはり『悪夢』の数年後と見るのが妥当である。ただし後述する小説版では主人公の死後(具体的には財閥の消滅後)に聖セリーヌ学園が開校したという設定になっているので、その間校舎を建て替えていることも考えると前作から少なくとも10年以上は経過していることになる。なお、前作で主人公たちが引き起こした事件は作中では「修学旅行バスジャック事件」という多分にぼかしがかかった名称で呼ばれている。前作にて、少女集団誘拐を企てた「紳一」たち。誘拐に成功し、少女たちの貞操を奪い取り、あげくは彼女らを殺害するなど、悪行三昧を繰り返した紳一たちだったが、結局は当局の手によって逮捕されてしまう。その後、裁判で死刑判決を受け、彼らは処刑されてしまう。しかし、彼らの強い肉欲の念は地獄からの引力に勝っていた。亡霊として現世に復活をはたす紳一たち。事故で植物人間になった浮浪者「茂」の肉体を利用し、彼らは再び少女狩りを始める……。※第1巻と第2巻のストーリーが完全につながっているわけではない前作『悪夢』の小説版とは異なり、小説版『絶望』は全3巻のストーリーが連続した三部作構成となっている。
出典:wikipedia
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