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アラスカ級大型巡洋艦

アラスカ級大型巡洋艦(Alaska Class Large Cruiser)は、アメリカ海軍の大型巡洋艦。文献によっては主砲口径や排水量からしばしば巡洋戦艦に分類される。1930年台中頃にドイツ海軍が新しく建造した「ドイッチュラント級装甲艦」はドイツによって「砲力は重巡を上回り、速力は戦艦を上回る」と大きく宣伝されており、アメリカ海軍は通商路の防備に当たる巡洋艦にとって脅威なものと捉えていた。加えて1930年代後期、アメリカ海軍の情報部は日本海軍が基準排水量15000t、12インチ砲6門搭載を搭載した「秩父型大型巡洋艦」(もしくは「かでくる型」)なる艦を秘かに建造しているという誤情報を掴んだ。これらの艦が通商破壊や艦隊決戦に投入した際、巡洋艦部隊で戦闘すればアメリカ海軍側が不利になると考えられていた。1938年、アメリカ海軍はこれらの艦に対抗するため、ドイツの装甲艦や日本の大型巡洋艦を火力・防御・速度で上回り、通商保護が行える長大な航続力を持った艦を検討し始めた。これがアラスカ級大型巡洋艦である。当初は排水量27,000~30,000トン、12インチ砲6~8門、35ノットを持つ艦として案が考えられたが火力・防御不足や対費用効果の問題等で紆余曲折にあい、設計案は紛糾した。しかし1941年7月になって正式案が確定し、最終的に排水量27,500トン、12インチ砲9門、33ノットを持ち、限定的な12インチ弾の防御とした艦としてまとめられた。アラスカ級は両洋艦隊法にて6隻が計画され建造が承認されたものの、鋼材不足もあって1942年7月に未起工4隻が建造延期となり、最終的に1944年に「アラスカ」「グアム」が竣工した。しかし機関出力不足や旋回性能不足、艦橋部の配置不具合、CICの容量不足等の問題が多発し、更に砲の追従性能も悪かったことから艦隊側の評価は芳しくなかった。戦後にはミサイル艦へ改装する案も出されたが見送られ、退役した。美しさよりも生産性・実用性を重視するアメリカらしく、すっきりとしたデザインにまとめられている(デザイン元は同時期に建造された「ノースカロライナ級」であると言われる)。船体は平甲板型船体で、艦首から伸び上がったシア(艦首の反り返り)が際立つ艦首甲板上に、新設計の「1939年式 Mark8型 30.5cm(50口径)砲」を三連装砲塔に収めて1・2番主砲塔を背負い式に2基搭載した。その背後から甲板一段分上がって2番主砲塔の後部に「1934年型 12.7cm(38口径)両用砲」を防盾の付いた連装砲架で1基、更に一段甲板が上がって司令塔を組み込んだ箱型の操舵艦橋が立ち、その側面には2番・3番両用砲を1基ずつ配置、二段式の見張り台を備える戦闘艦橋の頂部には 7.2m測距儀を配置した。船体中央部には直立した1本煙突が立ち、従来の戦艦・条約型巡洋艦にはあった後部マストが省略されため、アンテナ線の展開のために煙突後部にT字型のアンテナが付くものの、フランスの「リシュリュー級」に採用されたようなMACK型煙突後檣の役割は持たなかった。舷側甲板上は艦載機を運用するスペースが設けられ、舷側中央部に短いカタパルトが片舷に1基ずつ計2基装備された。艦載機は煙突下部の格納庫からクレーンによりカタパルトに載せられた。カタパルトの後方に3~6番両用砲を逆三角形型に3基配置したところで上部構造物は終了し、その背後の後部甲板上に3番主砲塔が後向きに1基配置された。本級の船体設計は当初は戦艦と同レベルに検討されていたが、対12インチ防御を持つ戦艦設計で設計した場合は排水量・建造費が同世代の新戦艦と変わらなくなってしまい、建造費用を抑えるために途中で巡洋艦式の設計に改められた。このため、船体は建造しやすい平甲板型船体となっており、艦首は凌波性を高くするために高くされて側面にフレア(波を下方に落とすための窪み)を持つクリッパー型艦首となっている。また、本級の船体サイズは縦横比率が8:1と、異常に細長い。運動性能はアメリカ海軍艦艇の中で航空母艦「レキシントン級」と並び最も悪く、直進安定性が良すぎて舵の効きがタンカー並に悪く、艦隊行動を乱すほどであった。これは元々の設計が巡洋艦式で高速を出し易い船体形状であるためと、舵の配置方式は新戦艦に採用されたツイン・スケグ(スクリュー軸に板状の構造物を付け、スクリューの背後に舵を配置する形式)ではなく、巡洋艦と同じく艦尾に一枚舵を付ける形式を採用しているためでもあった。本級の主砲には「ワイオミング級」の「1912年式 Mark7型 30.5cm(50口径)砲」を改良した「1939年式 Mark8型 30.5cm(50口径)砲」を採用した。本級の主砲は12インチ砲ながら14インチ砲弾並の重量級の砲弾(SHS:517kg)が発射可能で、最大仰角45度で射程35,271mまで届かせる能力を持っていた。破壊力は射距離22,800m以内で舷側装甲267mmを貫通し、射距離32,000m以上では甲板への貫通値は182mmで、なかなかの高性能砲といえる。これを新設計の3連装砲塔に収めた。発射速度は毎分2.4発~3発である。俯仰は仰角45度/俯角3度が可能であり、動力は電動、補助に人力を必要とした。旋回角度は首尾線を0度として左右150度であった。副砲の代わりにノースカロライナ級にも装備された「1934年型12.7cm(38口径)両用砲」を採用し、これを連装砲架で6基装備した。配置方式は戦艦のように片舷に半分ずつ搭載する方式でなく、重巡洋艦「ボルティモア級」のように亀甲型に配置した。この配置は少ない搭載数でも前後方向に6門、左右方向に8門が指向できる効率の良い搭載方式である。その他に両用砲の補助として「40mm(56口径)ボフォース機関砲」を4連装で14基56門、「エリコン20mm(70口径)機関銃」を34門装備した。本級の船体防御は、戦艦の装甲配置における主甲板防御から弾片防御を取り払った様な形式を採用しており、ここでも巡洋艦式設計の影響がある。舷側装甲は229mmの装甲を10度の傾斜を付けて装備する傾斜装甲形式で、新戦艦と同様である。これを1番主砲塔側面から3番主砲塔側面にかけ、広範囲に防御しており、水面から下部は127mmまでにテーパーしている。また、水平防御は主甲板にSTS装甲36mm、装甲甲板に96~101mm(71~76mm+STS25mm)の装甲が貼られ、その下に16mmSTS装甲が貼られた。そのため、合計して水平防御は149mm~153mmだった。対応防御は本艦のMk.8 12インチ50口径砲(AP Mark 18 Mods 1、517kg)では23,500~25,000yd(21.4~22.8km)である。 対重巡洋艦戦闘ならば本級の防御は重防御、仮想敵の「超甲巡」の12インチ砲や「シャルンホルスト級」の11インチ砲に対しては本級は対応防御力を達成したが、日本海軍の「金剛型」の持つ14インチ砲に対し本級の防御能力は明らかに低い。また、対水雷防御が適用されている範囲は主舷側装甲の張られている範囲と同一で、そこから先は船体下部の二重底が舷側まで伸びて一層式の水密区画となっている他は区画細分化で妥協している。防御性能は不明であるが、エセックス級航空母艦の対TNT227kg防御より低く、対TNT170kg程度だったという資料もある。本級の機関はコストダウンのため、航空母艦「エセックス級」と同一で、バブコック&ウィルコックス式重油専焼缶8基とジェネラルエレクトリック社製2段減速式ギヤード・タービン4基4軸推進を採用し、最大出力150,000hpで最大速力33ノットを発揮できるとされていたが、公試ではカタログデーターを下回った。機関配置は新戦艦と同様に「シフト配置」を採用しているが、ここでも機関配置は巡洋艦式で、ボイラー4基とタービン2基を1組として前後2組を配置していた。以下は計画艦

出典:wikipedia

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