『夏のあらし!』(なつのあらし!)は、小林尽による日本の漫画。また、それを原作としたアニメ作品。古い喫茶店「方舟」(はこぶね)を舞台とする、現代人の少年と、日本本土空襲の暗い過去を引きずり過去と現在を行き来する幽霊の少女の物語。スクウェア・エニックス『月刊ガンガンWING』にて2006年10月号より連載を開始したが、同誌が2009年5月号をもって休刊したことに伴い、後継誌の『月刊ガンガンJOKER』へ移籍して2010年10月号まで連載された。テレビアニメが、2009年4月から6月(一部局では7月)までと同年10月から12月(一部局では翌年1月)までの2期にわたって、テレビ東京系列各局にて放送された。夏休みを利用して横浜の祖父の家に泊まりに来た八坂一。彼はたまたま涼みに入った喫茶店の従業員・嵐山小夜子に一目惚れをしてしまう。とあるきっかけで小夜子が一に触れた瞬間、2人の間に雷のような衝撃が走る。あらしは「通じた!」と声を漏らすと、驚いた一を外へ連れ出す。そのまま2人で裏山を駆け抜けると、目の前には現代の日本だとは思えない風景が広がっていた……。横浜市の東急東横線沿いの地域、主に白楽駅および大倉山駅の周辺。あらしが通っていた高等女学校は、大倉精神文化研究所が一時期開設を計画したものの結局実現しなかった旧制高等学校を高等女学校に置き換えた設定となっている。アニメ化の際には、エンディングとして横浜市の大倉山公園と横浜市大倉山記念館の実写映像が使われた。第1期は2009年4月5日より6月28日までテレビ東京および系列各局にて放送された。作品の性質に合わせ、オープニングのレコードジャケット風映像、タイトル、挿入歌などで昭和の歌謡曲が効果的に使われている。新房昭之およびシャフト作品の特徴である背景やモブキャラクターを用いた、小ネタ(パロディやモノマネ)が見受けられる。2009年6月29日にスターチャイルド公式サイトにて第2期の製作が発表され、『夏のあらし! 〜春夏冬中〜(あきないちゅう)』のタイトルで同年10月から12月までテレビ東京系列にて放送された。特記のない限り第1期・第2期共通。サブタイトルは1970年代から1980年代に発表された楽曲(懐メロ)のタイトルとなっている。やよゐが読んだ本のことを加奈子に語ろうとするが、毎回その題名を忘れてしまい、その作品の「あらすじ」と「決まった口癖」を加奈子に語り、どんな題名だったのかを思い出そうとする……という小芝居が演じられる。アニメ本編中ではその答えとなる「題名」は明かされていないが、発売されたDVDに付属のブックレットにてその元ネタとなる「題名」が記載されている。『方舟休憩室』(はこぶねきゅうけいしつ)は、『夏のあらし!』に関連したインターネットラジオ番組。テレビアニメ1期の終了後、2009年7月4日よりスターチャイルド公式サイトにて隔週土曜日に配信された。
出典:wikipedia
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