白浜駅(しらはまえき)は、和歌山県西牟婁郡白浜町堅田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。日本三古湯のひとつである白浜温泉の玄関口。特急「くろしお」が停車し、さらにそのうち一部が当駅で新大阪・京都方面へ折り返す。コンコース・待合室・こ線橋など駅構内は、社員による季節ごとの装飾を施している。このほか、夏季(6月1日から8月31日)には白浜町の観光業界全体での取り組みにより、駅係員・駅レンタカー社員・キヨスク店員がアロハシャツを着用するなどの試みが実施されており、北陸本線加賀温泉駅と姉妹駅提携がされている。1933年(昭和8年)12月、国有鉄道紀勢西線の紀伊田辺駅から紀伊富田駅までの開通と共に紀勢西線の白浜口駅(しらはまぐちえき)として開業した。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け紀勢本線の駅となり、さらに国鉄分割民営化を経て現在に至っている。駅名は1965年(昭和40年)3月1日に現在の白浜に改称された。この日には同線の紀伊椿駅(現・椿駅)および紀伊湯浅駅(現・湯浅駅)、阪和線の金岡駅(現・堺市駅)がそれぞれ改称されている。地上駅。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線に加えて、単式ホームの朝来駅側に切欠きの0番のりばが設けられ、合わせて2面4線の構造となる。跨線橋にはエスカレーターが設置されており新宮側に1番と2番・3番をつなぐ車いす専用スロープがある(専用通路の利用は駅係員の介助が必要)。以前は切欠きホーム部分が1番のりば・単式ホーム本線部分が2番のりば、島式ホームに3番・4番のりばといった番号の割り振りがされていたが、旅客に混乱を招く事態がしばしば起きたことから、2008年3月15日のダイヤ改正で、切欠き部分の呼称が0番のりばに変更された。またそれに伴って以前の2番・3番・4番のりばが、それぞれ1番・2番・3番のりばとなった他、ホームがゆるやかなカーブ状であるので列車入線時は係員が乗客の安全確保と万一の転落事故防止のため、到着・出発監視を行っている。単式ホームに接して建てられた駅舎は1984年(昭和59年)に改築・竣工したもので、近代的な建築である。駅舎内には待合所の他にキヨスク、有料の携帯電話自動充電器や観光案内所もある。直営駅、みどりの窓口設置駅。発売窓口2ヶ所、改札内に不足賃精算専用の窓口1ヶ所、自動券売機が2台設置されている(1台は使用停止中)が、みどりの券売機および自動改札機は設置されていない。トイレは、設置されている。かつては、白浜町内の旅館・ホテルの宿泊手配などの旅行業のほか、アドベンチャーワールド・白浜エネルギーランド入園券および明光バスフリー乗車券の発売受託も行っていたが、現在は駅レンタカー・レンタサイクル業務のみ行っている。自動体外式除細動器 (AED) が設置されているほか、駅構内の各所に防犯カメラを設置している。ICOCAなどのICカード乗車券は、同カードの近畿圏エリア外のため利用できない。直営駅であり、紀伊田辺駅(管理駅)傘下の地区駅として地区駅長が配置されている。かつては管理駅でありながら、被管理駅を持たない単独駅であった。しかし、旧新宮鉄道部の管轄エリア見直しにより2008年11月1日付で紀伊富田・椿・紀伊日置・周参見の各駅が当駅の管轄になった。その後管轄駅エリアの再見直しにより2012年6月1日付けをもって紀伊田辺駅の管理エリアと統合された。隣接する駅には無人駅が多数点在することから、単独駅時代から新宮方面への列車が遅れた場合は無人駅である紀伊富田・椿・紀伊日置・江住・見老津の各駅と簡易委託駅の周参見駅へ運行状況の一斉放送なども行っているほか、和歌山方面への列車が当駅を延発した場合は紀伊田辺駅へ連絡し接続列車の出発を遅らせる措置をとっている。上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。なお、以下を含め特記なき場合は定期運転の列車について記述する。0番のりばは串本側が行き止まりになった切欠ホームであるため、和歌山方面へ折り返す特急の一部のみが発着する。3番のりばも基本的に和歌山方面への折り返し特急専用として使われているが、1番のりばからの始発特急も設定されている。また、新宮方面のみ当駅で特急に追い抜かれる普通列車が1日1本設定されている。新宮方面から和歌山方面へ向かう列車(特急含む)はすべて1番のりばを使用する。一方、和歌山方面から新宮方面への列車(特急含む)は、時間帯によって1番のりば・2番のりばの双方から発車し、行違いの有無はあまり関係ない。ホームの先の新宮方には引上線があり、特急列車の増解結車両や臨時列車が待機することがある。ただし、夜間滞泊は設定されていない。当駅と紀伊田辺駅の間で回送列車が運行されている。1日の平均乗車人員は以下の通りである。白浜町の市街地からは約5kmほど離れており、駅の周辺には土産物屋などが若干あるのみとなるが、白浜温泉への玄関口として、駅前から白浜温泉・南紀白浜空港・紀伊田辺駅・南和歌山医療センター・新庄総合公園・椿温泉などへのバスが出ている。駅の南西には中国以外では世界最多の7頭のパンダを飼育していることなどで知られるアドベンチャーワールドと南紀白浜空港(東京・羽田空港への便あり)があり、まっすぐ西へ行くと白浜温泉の温泉街がある。また駅の周辺には、ゴルフ場が点在している。堅田漁業協同組合が経営する「とれとれ市場南紀白浜」は、地元で水揚げされた魚などを売る観光のための市場である。駅周辺は、西富田小学校の校区である(大規模災害時の避難場所として指定されている)。駅入口には新しいパンダのオブジェと「ようこそ白浜温泉へ」と書かれた暖簾がある。"※特急「くろしお」の隣の停車駅は、くろしお (列車)を参照。" "92079
出典:wikipedia
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