元湯・陣屋(もとゆ・じんや)は、神奈川県秦野市の鶴巻温泉にある旅館。陣屋旅館(じんやりょかん)の通称で知られている。1918年、三井財閥の御寮平塚園が創設され、後年旅館として営業を始めたのが陣屋の礎となっている。有名な「松風の間」は、元々大磯にあった黒田侯爵家の別荘で、明治天皇の宿泊用に建設された建物だった。1926年(大正15年)に当時の関根金次郎十三世名人が対局場として陣屋を指名して以来、将棋や囲碁の対局が数多く行われている。新聞社以外で将棋の公式対局が行われたのはこの陣屋が初であるといわれる。陣屋事件の舞台としても知られる。2000年代に入ると一時経営が低迷し倒産寸前の状況まで追い込まれたが、現在の社長の就任以後、旅館業務のシステム化、ブライダル事業への進出などにより経営立て直しに成功した。その際に自社開発したシステムは、2012年に設立した子会社「陣屋コネクト」を通じて外販も行っている。宮崎駿の親族が女将を務めており、幼少期に宮崎駿がこの旅館で過ごした思い出が「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」に影響を与えたとされている。旅館内の庭園には「となりのトトロ」で描かれている楠の木のイメージになったとされる「トトロの木」がある。また「千と千尋」にちなみ、女将は子供たちから通称「湯婆婆」と呼ばれているという。近年では囲碁や将棋のタイトル戦のときだけ特別に用意されるカレーライスが隠れた名物となっている。なおこのカレーライスは対局関係者のみに提供されるもので、一般客への販売は行われない。
出典:wikipedia
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