XL7(初代はXL-7)はスズキが製造・販売していた3列シートSUVである。1998年に2代目エスクードをベースにホイールベースを延長し、H27A型V型6気筒2.7Lエンジンを搭載した3列シートSUVとして登場。日本ではグランドエスクードとして発売された。2005年北米国際オートショーでコンセプトX展示。2006年4月にニューヨーク国際オートショーで展示。2006年9月発売開始。GMのプラットフォームを使用する関係でFFベースとなり、シボレー・エキノックスなどの兄弟車となる。エンジンはN36A型と呼ばれるV6・3.6Lが搭載され、マニュアルモード付き5速ATが組み合わされる。アメリカ人の体格に合わせて全長は先代から30cm、幅は5cmほど拡大され、ワンクラスアップした。日本での販売予定はない。2007年2月27日カナダのCAMIオートモーティブで製造開始。但しエンジンは相良工場(静岡県牧之原市)製しかしここ数年の原油価格高騰に伴うガソリン価格上昇や世界金融危機の影響による大型車の販売不振の影響で、XL7の販売台数も大幅に減少していることから、同社では2008年中にXL7の生産を休止した。生産再開の予定は当初「未定」とされてきたが、2009年12月に生産拠点であったCAMIオートモーティブの全株式をGMが取得することが発表されたため、これにより事実上XL7の生産再開の可能性が消滅した。2006年、エスクードの後継車としてパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出走する事となったXL7は、ごくわずかな外観と名前はオリジナルと同じだが、中身は全くの別物であり、パイプフレームで構成された軽量なシャシーにツインターボで過給される3.6LのV6エンジン、それをミッドシップに搭載し四輪を駆動させるという「怪物」である。歴代のスズキのパイクスピーク用マシンの中では現在のところ、馬力およびトルクは最大であり、1,000psを初めて超えている。2007年のパイクスピークは、それまで2輪車部門が先でその後4輪車部門が走っていた順序を変更し、四輪車部門を前半に走らせた。これはここ数年のパイクスピークの天候が、後半戦になると悪くなっていたからである。田嶋伸博の乗るXL7はその四輪車部門の最後にスタートした。毎回のようにパイクスピークの気まぐれな天候に悩まされた田嶋も、今回ばかりは好天に恵まれた。大きなトラブルに見舞われることもなく完走。叩き出したタイムは10分01秒408。それまでの最高記録だった1994年のロッド・ミレンの記録(10分04秒06)を13年ぶりに更新した。この記録は、2011年にモンスタースポーツ・SX4・ヒルクライムスペシャルに乗った田嶋自身が破るまでの4年間、破られることはなかった。
出典:wikipedia
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