『1・2の三四郎 2』(いちにのさんしろう ツー)は、小林まことによる日本の漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、1994年第17号から1998年第25号に隔週連載された。プロレスを題材にした漫画。単行本は講談社ヤンマガKCから全6巻。作者の過去作『1・2の三四郎』の続編にあたり、プロレス界から引退していた主人公が、同期のライバルや周囲の人々に懇願され渋りつつも復帰し、かつての後輩がエースとして君臨する団体に席捲されそうになっている日本のプロレス界を立て直していくというもの。作者がプロレスファンであるため、作品内のプロレス業界の描写や、技のかけ方や力の入れ具合に至るまで綿密に描かれている。前作から10年も経って続編を描いたことについて、作者は単行本最終巻の巻末インタビューで「最初はカッコイイ男を主人公にしようって思っていたんだけど、なかなか思いつかなくて。そんな時『あぁそういえば三四郎がいたなぁ』って思い出した。どうせ描いても三四郎みたいになるなら、いっそのこと続編にしちゃえってなった」と述べている。アンチ格闘技系プロレスであるかのような描写もあるが(実際、掲載初期の頃「UWFはあまり好きじゃない」と作者が発言したこともある)「最初はプロレスは楽しく見るものって意識があったから。でも連載が進んでいくうちに、格闘技の持っている緊張感も必要だなってだんだん思うようになった。猪木の異種格闘技戦なんか好きだったからね」と述べている。この作品の続編として『格闘探偵団』が執筆された。3年間の海外武者修行を終えて帰国したプロレスラー・東三四郎は、その間に所属団体の新東プロが解散していたため引退し、ファミレスの雇われ店長として働いていた。それから2年後。三四郎の店にかつての三四郎の同僚レスラー・五頭信が現れる。両膝を壊して自分の立ち上げた団体であるFTO(実在のプロレス団体・プロレスリングFTOとは無関係)から解雇された彼は、新団体を立ち上げることを決意し、そのエース格として三四郎に復帰を懇願しに来たのだ。しかし三四郎は頑として首を縦に振らなかった。後日、三四郎は五頭の様子が気になり、後楽園ホールの『ドリームチーム』旗揚げ戦を観に行き、五頭のふがいない姿を目の当たりにする。かつて一大勢力だった新東プロが崩壊し、日本のプロレス界は16もの団体が乱立し戦国時代に突入していた。その中でも人気実力ともNo.1だった五頭率いるFTOは順調に客足を伸ばしていたが、1年程前にキックやサブミッションを中心とした格闘技系プロレスを標榜した赤城欣市が「五頭のプロレスは子供騙しのショー」と反旗を翻し、五頭もまた「大人から子供まで楽しめるのがプロレスだ」と反論し、お互いの主張を譲らなかった。かくして世代闘争の一騎討ちを行い、五頭は赤城の前にボロボロにされ5戦5敗と完敗を喫した上に両膝を壊されてしまっていたのだった。赤城の、自分達のプロレスを否定する発言に心を揺さぶられ、「闘魂」に火がついた三四郎。誰よりも最強であることにプライドを持つ三四郎は、復帰の意志を見せる。最強のプロレスラー・東三四郎の新たなる闘魂伝説が幕を開けようとしていた。FTOを追われた五頭信が立ち上げた、日本で17番目の団体。旗揚げ戦で入場者数52人という不入りでスタートするが、元新東プロの実力派だった東三四郎以下、元『桜軍団』のレスラー達が入団し活気を見せ始める。連載時期には団体数が多く、他団体に交流戦を求めた。美鈴拳が立ち上げた際物のインディ団体。「リングリーダァ」とは「悪の親玉」という意味で、世界一の悪党を決めるというのがコンセプト。それ故凶器の使用や有刺鉄線マッチ、五寸釘板マッチは当たり前。怪我人も数え切れない。それなりに人気を獲得しているようで、熱い支持者たちもいる。美鈴以外の若手は独身者が多く、初対面の志乃やほたるに興奮状態に陥ったりしていた。競技人口が多いにもかかわらず、柔道家が4年に一度しか表に出るチャンスが無いことに疑問を抱いた柳正紀が、自らの理想を持って柔道家の受け皿になるべく立ち上げた。アマ柔道家がプロに挑戦できるコーナー(プロに勝ったら10万進呈)とプロ柔道トーナメントの2本立て興行。まだ出来たばかりでそれほど知名度は無いが、気軽に見られる雰囲気と元人気レスラーの柳の知名度から会場はなかなかの盛り上がりを見せていたが、エースである柳が赤城に敗れた為、評価が急落し単独興行を休止せざるを得なくなった。その後所属選手はドリームチームに吸収され、ドリームチームの興行の中でプロ柔道の試合を行っている。四国を拠点とするローカルプロレス団体。新東京プロレスの実力派レスラーだった田中敬三が立ち上げたプロレス団体。女子プロあり、格闘技系ありとバラエティに飛んだ試合を組める、それなりに陣容が揃った準メジャー級団体。
出典:wikipedia
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