Navy SEALs(ネイビーシールズ,)は、アメリカ海軍の特殊部隊である。アメリカ海軍特殊戦コマンドの管轄部隊であり、2つの特殊戦グループ、8つのチームに分かれて編成されている。ベトナム戦争における南ベトナム解放民族戦線掃討を目的として1962年1月1日に結成された。前身として第二次世界大戦中に活躍した水中破壊工作部隊(UDT)があり、その歴史は米軍の近代特殊部隊の中で最も古い。本部はバージニア州バージニアビーチリトルクリーク。SEALsという名称は、SEがSEA(海)、AがAIR(空)、LがLAND(陸)と、陸海空のアルファベットの頭文字から取られており、アザラシ()に掛けたものでもある。個々の“チーム”は単数形の「SEAL」であり(SEAL Team 1から10まで)、総隊は複数形の「s」が付く。その名の通り陸海空問わず作戦行動を行える。その任務は、非正規戦、心理作戦、沿岸部での偵察活動、欺瞞作戦、海岸や河川での攻撃阻止、敵地での特殊作戦の策定及び遂行のための情報活動、対反乱作戦などとされており、海軍で最も秘匿性が高く、高度な訓練をされ、作戦遂行能力が高い。2011年5月にはウサーマ・ビン・ラーディンの殺害作戦を遂行している。高度な水泳と潜水スキルを持っており、危機的状況において「水のある所へ逃げる」ことで難を逃れた事例も多い。SEALs輸送チームなどを除きパラシュート訓練が必須となっているため、空挺作戦も可能である。パラシュート降下時にゴムボートも降下させて海に着水し、空から水上作戦を展開することができる。また、イラクやアフガニスタン、ソマリアなど海や河川が存在しない地域でも活動している。極限的な環境である北極圏の水中でも作業できるため、陸上の過酷な環境での作戦従事も多い。任務は通常2名から4名で行動する(場合によっては2の倍数で増員される)。小隊は14人~16人。士官2人、兵曹長・先任下士官各1人、下士官・水兵10人~12人の編成とされる。武器・装備は、任務内容や役割に応じて適意自由に選択される。隊員は、退役後も従事した作戦や任務の内容を外部に公表することを良しとしない伝統があるとされてきたが、近年は退役後に自らが関わった作戦や任務の一部を公表する者もいる。チーム6は対テロ特殊部隊DEVGRUとして独立している。チーム9は欠番である。SEALs輸送チームはSEAL輸送潜水艇(SEAL Delivery Vehicle:SDV)と呼ばれる6人乗りの小型潜水艇を操作する部隊。潜水艇は密閉されておらず、長時間水に浸かるため、SEALsのような専門職でなければ搭乗できない。2003年のイラク戦争では海岸油田の偵察任務に従事し、そのまま強襲部隊に参加した。"「Navy SEALsの選抜訓練」も参照"SEALsに入隊するには米軍の中でもっとも過酷とされる基礎水中爆破訓練(Basic Underwater Demolition/SEAL:通称BUD/S)を経なければならないが、約6ヶ月の訓練過程を耐えぬくことができるのは入隊志願者の15%から20%である。訓練の間、担当教官らによる審議会(段階審査会と専門審査会)が行われ、能力不足のものに失格が言い渡される場合もある。また、残留が決定したとしても、1つ後のクラスに再履修生として廻される事もある。なお、この一連の訓練が終了すればBUD/Sを卒業したと看做され、卒業式が行われるが、SEALの訓練はまだ続けられる。その後は、SEALs隊員として作戦に従事するが、常時行われる実行訓練プログラムでは、外国語や30週間の衛生コースなどの技能を学ぶ。ここまでおよそ2年6ヶ月かかるといわれている。
出典:wikipedia
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