株式会社エヌエイチケイ文化センター(NHK文化センター、エヌエイチケイぶんかセンター)は、NHKの関連会社。主要事業は「カルチャー講座の企画、運営」である。他のカルチャーセンターと異なる点は、NHKの関連会社であることから、NHKの放送と連携して行われる講座も少なくない点である。また、NHKを退職したアナウンサーや現役のアナウンサーが、日本語や会話・朗読に関する講座を行うことも特徴のひとつである。青山の本部では、「カルチャーラジオ」の公開講義の収録も行われている。1978年(昭和53年)12月、生涯学習に対する関心が高まるなか、NHKの放送番組制作のノウハウを生かしたカルチャーセンターとして設立された。翌年4月に東京・南青山に最初の教室を開講したのが企業の始まりである。2014年(平成26年)度には同社全体で延べ6万5千講座が開催され、延べ65万5千人の受講者があった。会員制を敷いているが、新規入会者の獲得を兼ねて、入会手続きなしで受講できる単発の安い講演も行っている。事業の特徴として、NHKの経営資源を活用した講座運営があげられる。しかし、それが裏目に出て社会的に問題視されることがあるのも事実である。たとえば、同社はNHK教育テレビジョン(Eテレ)の影響から宗教・精神文化や若者向けビジネス講座のバリエーションを豊富に取り揃えるが、講座内容がカルトやカルトまがいだったという苦情や、講師が所属する宗教団体に入信を勧められたり、講師自らが主催する自己啓発セミナーに勧誘されたといった苦情が相次いだ。男子社員はNHKからの転籍者が多いことが特徴となっている。同社の第37期事業報告によると、NHKからの出向者は3人だが、男子社員38人の平均年齢は52.4歳ながら、平均勤続年数が5.9年となっている。なお、女子社員は126人で平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は14.0年である。代表取締役社長の黒木隆男をはじめ取締役はすべてNHKの元理事や幹部で占められている。監査役はみずほ総合研究所の代表取締役副社長とNHKの現職幹部が務めている。※NHK文化センターでは、講座推進本部(常務取締役江口三朗)の下に東京本部(取締役三原渡)が置かれ、東京本部が「北海道」と「関東」の教室を統括し、仙台総支社が「東北」、名古屋総支社が「中部・信越」、大阪総支社が「近畿」「四国」、広島総支社が「中国」、福岡総支社が「九州」地区の教室を統括している。別途、経営計画部と経営総務室(取締役遠藤景子)が事業の計画・管理を行う。なお、北陸と沖縄に教室は存在しない。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。