


ニック・マーケイキス(Nick Markakis, 1983年11月17日 - )は、アメリカ合衆国・ニューヨーク州グレンコーブ出身のプロ野球選手(外野手)。本名はニコラス・ウィリアム・マーケイキス(Nicholas William Markakis)。左投左打。現在は、MLBのアトランタ・ブレーブスに所属している。「マーカーキス」と表記されることもある。1983年にニューヨーク州グレンコーブでギリシャ系とドイツ系の両親の間に誕生。子どものころは本人曰く「本当に野球一筋」で「大好きだったから、他のスポーツは一切しなかった」といい、またニューヨーク州出身でありながら好きなチームはニューヨーク・ヤンキースではなく、そのライバルのボストン・レッドソックスであった。後にジョージア州ウッドストックに移住する。、ウッドストック高校で野球をしていたマーケイキスは、MLBドラフトでシンシナティ・レッズから35巡目(全体1056位)指名を受けたが、「プロに入る前にもう少し自分自身が成熟する必要があると感じたし、経験も必要だと思った」と、入団の誘いを断ってヤング・ハリス・カレッジへ進学した。カレッジの舞台でマーケイキスは投手と外野手の二刀流として活躍し、ベースボール・アメリカ誌選出の短期大学最優秀選手に・の2年連続で選出された。特に2年目には投手として12勝0敗・160奪三振、打者として打率.439・21本塁打・92打点という成績を残している。多数のメジャー球団が左投手としてのマーケイキスに注目していたが、その中でオリオールズは打者としてのマーケイキスの才能を評価していた。2003年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから1巡目(全体7位)で外野手として指名され、プロ入りする。同年にはマイナーリーグのSS-A級アバディーン・アイアンバーズで59試合に出場。地元を離れたことによるホームシックや投手への未練、さらには金属バットから木製バットへの対応など様々な要因に苦しむが、打率.283を記録した。には、ギリシャ系とドイツ系のハーフであることから、8月のアテネ五輪にギリシャ代表の一員として出場。チームが大会唯一の勝利を挙げた21日のイタリア戦では、3打数2安打4打点と活躍した。22日の日本戦では5番・指名打者として先発出場した後に9回表には投手としても登板。高橋由伸に死球を与えたが、続く城島健司を一邪飛に、中村紀洋を内野ゴロ併殺打に打ち取った。本人は「あの大会に出場したので一皮むけた」と振り返っている。にはA+級フレデリック・キーズ、AA級ボウイ・ベイソックスの2球団合計で打率.311・15本塁打を記録。はAAA級オタワ・リンクスでプレーする予定だったが、スプリングトレーニングで首脳陣から高い評価を受け、開幕メジャー入りを果たした。4月3日の開幕戦でメジャーデビュー後、他選手との兼ね合いもあり序盤は外野3ポジションを転々としていたが、その後右翼のレギュラーに定着して147試合に出場。前半戦こそ打率.268・2本塁打・21打点と低調だったものの、後半戦は、打率.311・14本塁打・41打点と好成績を記録。8月の月間最優秀新人に選出され、シーズン終了後には新人王投票で6位に入った。は開幕戦から3番打者として出場し、打率.300・23本塁打・112打点(同8位)の成績でチーム三冠を達成。は打率・本塁打数を維持しつつも前年より出塁率を上げ、守備では外野手として両リーグ最多の補殺数17を記録。1月には6年6,610万ドルという大型契約を締結し、球団社長アンディ・マクフェイルから「ニックはまだ25歳だというのに既にメジャー最高の外野手のひとりになっている。しかも彼の全盛期はまだこれからじゃないか」と高い期待をかけられた。その2009年は、いずれも2年連続で記録し続けていた打率.300と20本塁打のどちらにも到達しなかったが、打点は2年ぶりに100の大台を突破した。は、いずれも自己最低の12本塁打・60打点に終わるなど、打撃面で精彩を欠いたが、打率はメジャーデビュー以来5年連続で.290以上の数字を残した。また、四球の数が、2008年に記録した自己最多の99四球に次ぐ数字(73四球)をマークした為、出塁率も自身で2番目に高い数字となった。は、自身初となるゴールドグラブ賞を受賞した。は、チームは15年ぶりにポストシーズン進出を果たしたが、マーケイキス自身は9月に死球で親指を骨折したためメンバーから外れた。は、3年ぶりとなるゴールドグラブ賞を受賞した。オフにFAとなった。2014年12月3日にアトランタ・ブレーブスと4年契約を結んだ。、ブレーブスでも引き続きライトのレギュラーで起用された。二塁打こそ38本放ったものの、本塁打は3本のみだったが、4年ぶりの180本以上となる181安打を放ち、打率.296をマークした。また、5シーズンぶりとなる70四球以上と出塁率.370以上のラインもクリアし、選球眼の面でも力を発揮した。自慢のライトの守備は、2012年以来となる失策を犯し、DRSも - 6まで落ち込むなど、実力を発揮し切れなかった。打撃面での特徴は打率の高さ。年度別成績を見ても分かるように.310以上の打率を記録した事は無いとは言え、メジャーデビュー以来毎年.290を超える打率を残し続けている。また、比較的パワーのある打者であるが、ライアン・ハワード(フィラデルフィア・フィリーズ)やデビッド・オルティーズ(ボストン・レッドソックス)のようにホームランを量産するタイプではなく、二塁打を多く放つ中距離打者タイプである。実際に、2007年以降、4年連続で40本以上の二塁打を放っており、そのいずれもがリーグ6位以内にランクインしている。近年はやや左投手に苦戦する傾向が見られる。打順は主に1番ないしは3番を打つ。守備面では、堅実さが光り、2012年8月から無失策を続けていたが、2015年6月25日に失策を記録。外野手としてのメジャー連続試合無失策記録が398試合で止まった。右翼手としてプレーしているが、過去に投手としてプレーしていた時期もある事から強肩で、2007年 - 2009年の3年間は、いずれも13以上の補殺をマークしている。
出典:wikipedia
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