マイクロン・テクノロジ()は、MTIとも呼ばれる、アメリカ合衆国アイダホ州ボイシ市に本社を置く半導体製造の多国籍企業である。なお、ナスダックで同社の株式が上場されており、また、ナスダック100指数の構成銘柄にも成っている。同社は、1978年10月に、デニス・ウィルソンとダグ・ピットマン及びジョー・パーキンソンとウォード・パーキンソン(CEO)の4名により、半導体設計のコンサルティング会社としてアメリカ合衆国アイダホ州ボイシ市の西部にあった歯科クリニックのビルの地下室にて創業された。現在では、同社はコンピューターにおけるメモリ・ストレージ用の各種半導体メモリ(DRAMやフラッシュメモリとそれらの搭載製品群)を製造・販売している。ただし、エンドユーザー向けの製品はクルーシャル・テクノロジ及びレキサー・メディアのブランドで製造・販売されている。なお、同社は、2012年から毎年連続でトムソン・ロイターが発表するTop100グローバル・イノベーターに選ばれ、研究開発の投資額では2014年時点で世界第8位と多額の投資を行っている。更に、同社は、ガートナーから発表された2014年の半導体メーカー売上高ランキングでは、垂直統合型デバイスメーカー(IDM)としては世界第4位の規模を持つと発表された。また、インテルと共同設立したIM・フラッシュ・テクノロジーズにおいてフラッシュメモリの製造を行っている。なお、KTIセミコンダクターの買収により、既にDRAMの開発研究拠点を築いていた日本で、更にエルピーダメモリを買収したことで、メインフレーム・ワークステーション・PCなどの汎用DRAMの他に、モバイル用のDRAMもラインナップに加わった。(エルピーダメモリのGDDR部門は2009年に破綻したキマンダのそれである。)2015年7月28日に、マイクロン・テクノロジはインテルと共同で新型の半導体メモリとして3D XPointを発表した。これは以下の特徴を有している。日本国内に設立・登記されているマイクロン・テクノロジの子会社は2系統存在する。まず一つは、マイクロンジャパン(MJP)で、KTIセミコンダクターからの流れを汲む。もう一つは、日本電気・日立製作所及び三菱電機からの流れを汲みエルピーダメモリとして知られたマイクロンメモリジャパン(MMJ)及びアキタ電子システムズ及びアキタセミコンダクタからの流れを汲みエルピーダメモリの子会社であったマイクロン秋田(MAI)である。なお、これら全ての代表取締役は同一人物(木下嘉隆)が務めている。

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