ゲームクエスト("Game Quest")は毎日新聞社が1998年から2004年まで運営していたコンピュータゲーム情報サイト。その後は毎日新聞社・まんたんウェブ内の一コンテンツとして2010年3月末まで運営されていた。大のゲーム好きだった毎日新聞記者・高柳尚がゲーム文化を一般にも知らしめようと開設したサイトである。高柳の長期入院に際して現編集長・河村成浩がメイン担当となり、毎日新聞社がゲーム・アニメ等に目を向けるようになって以降はゲーム情報総合サイトとしての色を強め、それに伴い編集部員も増えていった。メインコンテンツ格のゲーム感想文はファミリーコンピュータからプレイステーション3まで膨大な数の家庭用ゲームソフトのデータベースを集積しており、読者によるタイトル別のレビュー投稿も受け付けていた。感想文の紹介も兼ねた担当日記は平日にはほぼ毎日更新しており、感想文に付けられたスタッフのコメントが投稿意欲を高めていた。他の投稿型サイトと大きく異なっているのが「レビュー」ではなく「感想文」であるところ。投稿者の自由度が高いため、質量・内容のバリエーションが豊富だった(ちなみに担当は長文には否定的でコンパクトにまとめる事を推奨していた)。投稿者に対しては毎月投稿数に応じた数の「月間賞」(「読ませた今月の感想文」時代あり)が与えられた。これは投稿された感想文の中から編集者が優秀なものを選んで表彰し、1本のゲームソフトを贈呈する企画である。初期には年度中の全ての感想文から選ばれる「年間大賞」もあった(第一回受賞はモリアティ「ファイナルファンタジーVII」)。サイト開始当初は一人だけ受賞(賞品は商品券)というシステムであり、3回受賞した投稿者は特待生となって受賞資格を失っていたのだが、システムが変更されてからは同一人が何度でも受賞できるようになった。「ゲーマーの目」は投稿者の目線からゲームにまつわる物事を語るというコラムであり、1年ごとの選考で数多くの読者が携わった。2001年度に始まり2006年度で終了。まみぼう☆AIは2004年から総計1400本の感想文をほぼ連続で投稿していた。これはひとりが書けるゲームのレビューまたは感想文の量としてもあまり例を見ない記録である。※上記以外に【岸】【白】というHN(フルネームは不明)の担当者が居た。ゲームクエストとは★ゲーム文化の底の深さを世の中に紹介しよう いまやテレビゲームは年齢の壁を超えて、全世代が楽しむ家庭用エンターテイメントになった。もちろん読書は苦手という人がいるようにゲームに見向きもしない人がいるのは事実だが、まあ30歳代までならかなりの男女がそれぞれの流儀でゲームを楽しんでいることは間違いないし、40歳代、50歳代でも「ゲームが命」なんて人がけっこうふえている。それと主婦層を含めて成人女性のファンの充実ぶりもめざましい。 ゲームクエストに寄せられる感想文を見ていると、そのような世情がくっきりと浮かび上がってきます。 ただし、世の中に出るとまだ、ゲーマーであることは、なんとなくはばかられる。そんな風潮もなきにしもあらずです。 ゲームというのはIT(情報技術)のさらに先を行くアイデアを、システムにもコンテンツにも内蔵して使い込んで、発展させ続けている、世界に誇る日本の文化であるという、そう主張して毫(ごう)も恥じることがないのですが、それをする人たちがいない。いや非常に少ない。そこで、この主張を一般の人たちにも分かる言葉でゲームを語ることによって、ゲーム文化の底の深さを世の中に紹介していこうではないか。これがゲームクエストの方針です。 そのためには、クリエーターたちが心血注いで作ったゲームと、熱心にとり組んで相互理解した同士が意見交換する場になれば……。それがゲームクエストです。(1998年7月執筆、2003年5月1日改訂) ゲームクエスト担当日記2583(2010年3月26日)19日に投稿が殺到したため、急きょ感想文をアップさせていただきました。98年から約12年間の長きにわたり、ゲームクエストを支えていただいたみなさまには本当に感謝しています。これからも皆さまに楽しいゲームライフがありますように。【河】
出典:wikipedia
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