『ねこ・ねこ・幻想曲』(ねこ・ねこ・ふぁんたじあ、「・」は本来は猫の足跡様のグラフィック)は、高田エミによる日本の少女漫画作品、またそれを原作としたアニメ作品である。人間に変身することのできる黒猫・シロを中心に彼女の周りで起こる物事などを描いたファンタジー色の強いコメディー。『りぼんオリジナル』(集英社)1985年冬の号を初出とし、『りぼん』1992年5月号にて一旦連載を終了。その後1992年11月号に番外編を掲載した後、1994年3月号から1995年冬休みおたのしみ増刊号までシロの娘であるルルを主人公とした話(以下便宜上「ルル編」と称す)が掲載された。単行本は新書版が全16巻、文庫版が全8巻発売されている。ただし文庫版にはルル編は収録されていない。また、1991年にOVA化もされた。ルナと生まれてくる子供(シロ)の幸せを願う月見町の猫たちの思いを聞き届けたお月様がシロに授けた力。お月様曰く「しあわせと愛と夢の力」。願いをかけることによって、人間に変身することができるが、お月様が雲に隠れていたり、新月の状態であった場合は使えない。また、昼でもお月様が見えていれば変身できるが、その際はお月様が見ている夢の時代へタイムスリップしてしまう。使えるのはシロだけであるが、他の猫にもその力を分けることによって人間に変身させることができる。ただし、一度に変身する猫の数が余りにも多い場合は時間制限が生じる。人間に知られると消えてしまう力であるが、シロが里子を助けるために瀕死状態の里子の目の前で変身した時は、お月様もシロと里子の心の結びつきの深さに免じて見逃している(さらにはムーンクリスタルのブレスレットもプレゼントしている)。以来、里子は銀のしずくの力の秘密を知る唯一の人間となった。人間に変身した状態でカメラに撮られると猫の姿で写ってしまう(フィルムの場合。デジタルカメラは当時一般化されていないため不明)。弱点は鏡で、そばに鏡がある状態で変身しようとすると、月の魔力がそこに封じ込まれてしまい、変身できない。更に月が徐々に消えていき、月が司っている誕生と死の秩序の乱れにより、生死の異変が世界各地で起こるようになる。また、割れた鏡で切り傷を作ってしまうとそこから銀のしずくの力のみならず生命力までも吸い取られ、何もしないでいると概ね10日間で死に至ってしまう。この状態から命を救う場合は八角島にあるヒカリ池の水が必要。本作の単行本がりぼんマスコットコミックスで発売されている。1991年12月13日発売。劇中に登場する曲の一部は作者の手によるものである。
出典:wikipedia
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