『ポセイドン・アドベンチャー2』 ("Beyond the Poseidon Adventure") は、1979年のアメリカ映画。1972年に大ヒットした『ポセイドン・アドベンチャー』の続編である。ニュー・イヤーパーティーの夜、海底地震によって発生した大津波を受け転覆したポセイドン号。サルベージ業のマイク・ターナー(マイケル・ケイン)は、転覆したポセイドン号を発見しセレステ(サリー・フィールド)、ウィルバー(カール・マルデン)と共に船内へ向かうこととなった。その時、ステファン・スベボ博士(テリー・サバラス)率いる医療チームが到着し、彼らと共に行動を共にする。船内には、フランク(ピーター・ボイル)、看護士のジーナ・ローズ(シャーリー・ジョーンズ)、スザンヌ・コンスタンチン(ベロニカ・ハメル)ら3人の生存者がいた。その後スベボと別行動をとったマイクらは、テックス(スリム・ピケンズ)、ラリー(マーク・ハーモン)、フランクの娘テレサ(アンジェラ・カートライト)らを発見、他の生存者と共に船首へ向かって歩き出した。スザンヌは、事務長の部屋にあった積荷目録をスベボの元へ届けるためにマイクらの群れから離れた。スベボらの本当の目的は、船内にある時価を計り知れぬプルトニウムを船内から運び出すことにあった。その頃マイクらは、小説家夫婦のハロルド(ジャック・ウォーデン)とその妻ハンナ(シャーリー・ナイト)を発見。船首からの脱出は不可能と見たマイクはスベボと合流すべく船尾からの脱出を試みるがスベボらの目的を知ったマイクは、スベボらと銃撃戦になる。前作『ポセイドン・アドベンチャー』の大ヒットを受け製作された続編映画で、前作の原作小説の作者ポール・ギャリコ自身が書き、1978年に出版された続編小説『海底の怒り』(Beyond the Poseidon Adventure)を映画化したものである。ギャリコは、1976年に死去しており、この小説は彼の遺作ともなっている。原作の内容は、前作の結末の直後から始まる。救出された生存者のうちのロゴ、マーチン、ローゼンの3人が、それぞれの理由から引き返し、再び船内に入ることになる。主役はマイク・ロゴである。一方、ポセイドン号には大量の金塊が積まれており、その回収のため船主に雇われた海賊と、船内に残る宝石類を狙ってやってきた盗掘屋とが、争奪戦を繰り広げるというものであった。だが、映画の方は原作や前作の登場人物は一切登場せず、それ以外の登場人物や筋立自体も大幅に改められた。脚色を担当したのは、『アンドロメダ…』(1971年)や『ヒンデンブルグ』(1975年)のネルソン・ギディングである。制作は、前作に引きアーウィン・アレンで、監督も彼自身が行っている。アレンはプロデューサーとしてだけではなく、テレビドラマで多くの監督経験を積んでおり、映画でも「タワーリング・インフェルノ」(1974年)ではアクション・シーンの監督を、『スウォーム』(1978年)では監督を努めていた。出演は、『遠すぎた橋』(1977年)のマイケル・ケイン、『トランザム7000』(1977年)のサリー・フィールド、ヒット・ドラマ『刑事コジャック』(1973年 - 1978年)のテリー・サバラス、『ヤング・フランケンシュタイン』(1974年)のピーター・ボイル、『ナイル殺人事件』(1978年)のジャック・ウォーデン、『ジャガーノート』(1974年)のシャーリー・ナイト、『ゲッタウェイ』(1972年)のスリム・ピケンズ、『エルマー・ガントリー/魅せられた男』(1960年)でアカデミー助演女優賞を受賞したシャーリー・ジョーンズ、『欲望という名の電車』(1951年)でアカデミー助演男優賞を得たカール・マルデンなど、当時の新旧のスターが揃えられた。このようなスタッフとキャストにより製作された作品ではあったが、興行的には不成功に終わった。日テレ版:初回放送1982年3月24日 『水曜ロードショー』
TBS版:初回放送1989年7月4日『火曜ビッグシアター』※DVD収録吹き替えはテレビサイズに編集された状態で行われたため、2016年8月16日にBS-TBSでノーカット版が放送された際、当時カットされた場面の吹き替え音源が存在しないため、当該場面は原音に字幕が付けられ、吹き替えと字幕のシーンが入り乱れる形で放送された。しかしその中の一部では字幕を付け忘れるミスが発生しており、吹き替えも字幕もない原音状態のまま放送された場面が存在する。
出典:wikipedia
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