ニーナ・アナニアシヴィリ (具:ნინო ანანიაშვილი, , 1963年3月28日 - ) は、ジョージア(グルジア)のバレエダンサー。2004年よりグルジア国立バレエ団芸術監督、および付属のチャブキアニ・バレエ学校校長。ボリショイバレエ団のプリマ・バレリーナを20年以上、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパルを16年務めたが、2009年6月、ニューヨークでの 『白鳥の湖』 公演を最後に、ボリショイに続いてABTからも引退した。今後はジョージア国立バレエ団で指導をしながら出演を続けるという。シルヴィ・ギエム、アレッサンドラ・フェリ、M=C・ピエトラガラとともに、1980年代後半~2000年代を風靡したバレリーナの一人である。地質学者の父親、言語学者の母親の長女としてトビリシに生まれる。先祖はグルジアの貴族だったが1930年代に粛清され、父親は男性としての唯一の生き残りであったという。4歳でフィギュアスケートを始め、10歳のとき地区大会で優勝、その後誘われてバレエに転向した。地元のトビリシ・バレエ学校で学んでいたが、13歳のときにモスクワの関係者の目に留まり、ボリショイ・バレエ学校に編入した。在学中の1980年、スターの登竜門であるヴァルナ国際バレエコンクールのジュニア部門で金賞を受賞する。翌1981年にモスクワ国際バレエコンクール・ジュニア部門で金賞を受賞後、ボリショイ・バレエ団に入団した。1983年にソリスト、1985年にプリマ・バレリーナに任命される。ソ連末期にあって西側での出演機会にも恵まれ、ボリショイ在籍者としては初めてニューヨーク・シティ・バレエ団でG・バランシンの 『アポロ』 『シンフォニー・イン・C』 を踊ったほか、デンマーク・ロイヤル・バレエ団、英国ロイヤル・バレエ団にも客演した。高度な技巧を織り交ぜた華やかで情熱的な踊りを特色とし、『ドン・キホーテ』のキトリなどが代表的なレパートリーに挙げられるが、『ロミオとジュリエット』『白鳥の湖』など、演技的要素の強い作品でも無類の風格を見せた。ボリショイでは当初A・リエパをパートナーとし、2人で出場したジャクソン国際バレエコンクールではグランプリを受賞した。その後A・ファジェーチェフ、A・ウヴァーロフ、S・フィーリンとも踊っている。ABTではA・コレーラと頻繁に組み、自身の引退公演 『白鳥の湖』 でも共演した。2001年にはかつてパートナーであったA・リエパが監督するバレエ映画 『火の鳥』 に出演。ジョージア大統領に依頼され、2004年に低迷していた母国ジョージア国立バレエ団の芸術監督に就任した。私生活では1988年に同郷の外交官・弁護士グリゴル・ヴァシャッゼ (Grigol Vashadze)と結婚し、これまでに一男一女をもうけている。
出典:wikipedia
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