『みんなの甲子園』(みんなのこうしえん)は、2003年以降の選抜高等学校野球大会開催期間中(3月下旬 - 4月上旬)に、毎日放送(MBSテレビ)とCS放送のGAORAで放送される大会ハイライト番組である。地上波テレビでは、基本として関西ローカルで放送。ただし、2008年・2009年には、MBSの系列局・琉球放送でも同時ネットで放送していた。なお、本ページでは、MBSが1982年から2002年まで放送していた前身のハイライト番組についても述べる。MBSテレビ(地上波)では、第31回大会(1959年)から第74回大会(2002年)まで、1回戦から決勝戦までの全試合を生中継で放送。1982年以降の大会期間中には、TBS制作・JNN全国ネットのスポーツニュースに続いて、大会のハイライト番組を連日放送してきた(後述」)。しかし、毎日放送は2003年に、生中継の対象を準決勝・決勝戦に縮小することを発表。「センバツは別の形でお届けしたい」として、GAORAでの生中継拡充や、MBS公式サイトでのリアルタイムネット中継開始に踏み切った。この方針転換を機に、MBSテレビの大会ハイライト番組を、『みんなの甲子園〜すべての人たちのために』(みんなのこうしえん すべてのひとたちのために)という深夜の30分番組にリニューアル。試合のダイジェストパートでは、「STORY」(当該試合に関わる選手や周辺の人々にまつわるエピソードをオムニバス形式で紹介する企画)を冒頭へ組み込むようになった。2003年から2010年までは、大会期間中に毎日、『JNNニュース』最終版終了後に30分間放送。2008年から2010年までは、大会の開幕直前に『みんなの甲子園 Another Story』(みんなのこうしえん アナザー・ストーリー)も放送していた。 なお、2010年には、大会出場経験者・プロ野球経験者から初めて赤星憲広をメインキャスター(ナビゲーター)に起用している(後述)。2011年には、日曜日のみ30分間の放送を維持する一方で、それ以外の曜日での放送時間を14分間に縮小したその一方で、通常は19:00まで放送する『VOICE』(夕方の関西ローカルニュース番組)の終了時間を、大会期間中のみ18:54に繰り上げ。近畿勢の試合を中心に扱う生放送の速報番組『みんなの甲子園 イブニング』を、18:54 - 19:00に編成した。また、大会開幕直前の3月22日深夜(23日の0:55 - 1:35)には、清原和博をゲストに迎えた『開幕スペシャル 高校野球なう。』を放送した。2012年には、日曜以外の曜日で、本編とは別に『みんなの甲子園 イブニング』(みんなのこうしえん イブニング)を編成。平日については、同番組を10分間放送する関係で、『ちちんぷいぷい』(生放送の情報番組)の終了時間を10分繰り上げた。ただし、『みんなの甲子園 イブニング』では進行役を置かずに、当日の試合のダイジェスト・選手インタビューのVTRだけで構成していた。2013年には、『みんなの甲子園 イブニング』枠を「平日版の本編」と位置付けるとともに、タイトルを『みんなの甲子園』に統一。平日には、夕方に先行放送を実施してから、当日の深夜(翌日の未明)に再編集版を流していた(事実上の再放送)。その一方で、土・日曜日には夕方に放送枠を設けず、深夜での放送を継続した。2014年には基本として、前年の編成を踏襲。ただし、平日には深夜帯での再放送を実施せず、夕方の生放送で速報を伝えることに特化していた。2015年には、本編の放送枠を早朝(5時台または6時台)へ移動。「100人には100通りの甲子園がある」というキャッチフレーズの下に、「天気予報を内包した早朝の生放送番組」として放送内容を一新した。平日夕方の速報については、『速報!みんなの甲子園』(そくほう!みんなのこうしえん)というタイトルで、『VOICE』に内包している。平日の本編については、5:30 - 5:55に生放送。通常は5:30からの全編フルネットを実施している『あさチャン!』の冒頭パートを当番組へ差し替えるとともに、5:55からの飛び乗り方式で同番組を放送した。2016年の大会期間中も、このような編成を継続。『あさチャン!』の開始時間が5:25にまで繰り上がる3月28日(月曜日)以降の平日には、5:55からの飛び乗りを維持したまま、当番組の放送枠を5分拡大した。その一方で、天気予報については、字幕スーパー画面左上の時刻表示右部に気象マーク(天気ループ)を表示させるだけにとどめている。2004年から2009年までは、三倉茉奈・佳奈姉妹が揃って司会を担当。MBSのアナウンサー(河田直也、山中真、吉竹史、斎藤裕美)が交代でアシスタントを務めた。2008年のみ、当時MBSのアナウンサーとして大会中継の実況に携わっていた伊藤広も出演。2009年には、高校野球のプレー経験がある野久保直樹が三倉茉奈・佳奈と日替わりで司会を務めていた。2010・2011年には、赤星がメインキャスターを務めると共に、『みんなの甲子園 イブニング』を1人で進行。『みんなの甲子園』では、斎藤および前田阿希子が、赤星のアシスタントとして交互に出演していた。2012年は『みんなの甲子園』のみ、前田に加えて、GAORAの大会中継で実況・リポーターを務める金山泉がキャスターを担当。平日の放送ではどちらか1人が出演するが、放送時間の長い日曜日(2012年は土・日曜日)には2人でキャスターを務めた。また、3月25日放送分に柳沢慎吾、4月1日放送分に立浪和義と磯山さやかがゲストで出演。4月4日に放送された決勝戦のテレビ中継では、金山が一塁側(大阪桐蔭)、前田が三塁側(光星学院)のアルプスリポーターを務めた。2013年には、赤星が2年振りにナビゲーターを務めるとともに、吉竹がナビゲーターとして復帰。吉竹は、注目出場校の練習取材や、試合終了後の選手インタビューを初めて担当した。2014年には、赤星がナビゲーターを続投するとともに、出場校の選手を初めて直々に取材した。また、1月でMBSを退社した吉竹の後任として、後輩アナウンサーの豊崎由里絵をナビゲーターに起用。試合中に甲子園球場のスタンドで出場校の関係者・出場選手の親族、試合終了後に選手へのインタビュー取材を担当した。2015年には、高校野球に造詣の深いフリーアナウンサーの市川いずみが主に大会前半、豊崎が主に後半のナビゲーターを担当。『みんなの甲子園』の生放送には、小関順二がコメンテーター、山本麻生(気象予報士)が気象キャスターとして出演した。さらに、前年までナビゲーターを務めた赤星や、高校野球に縁のある芸能人を日替わりでゲストに迎えた。ちなみに市川は、『春一番!センバツ甲子園』(MBSラジオのダイジェスト番組)のナビゲーターも兼務。4月1日にMBSとHBCで放送された決勝戦のテレビ中継では、一塁側(敦賀気比)のアルプスリポーターを担当した。2016年には、赤星が基本としてメインMCを担当。市川・豊崎・小関・山本が出演しない一方で、前年にMBSへ入社した女性アナウンサー(玉巻映美・藤林温子)が、赤星のアシスタントを交互に務めた。また、高校野球に縁のある芸能人や元プロ野球選手が、毎回1名ずつゲストで出演。赤星が他のスケジュールとの兼ね合いで出演できない日には、前年からゲストで登場している高校野球経験者のレッド吉田(TIM)がメインMCを務めた。さらに、決勝戦のテレビ中継には、赤星がゲスト解説者として初めて出演した。大会初日(3月20日)から決勝戦の当日まで、関西ローカルで放送。公式サイトでは、放送内容の一部を編集したアーカイブ動画を、毎回の放送終了後から配信している。放送日・放送時間・出演者は以下の通り。出演者のうち、◎は当日のメインMC、※はMBSアナウンサー、●は2015年放送分にもゲストで出演した赤星以外の人物、○は赤星以外の元プロ野球選手、☆は甲子園試合出場ないしベンチ入り経験者を示す。『速報!みんなの甲子園』いずれも関西ローカルで、大会初日(3月21日)から決勝戦の当日(4月1日)まで放送。初日を除いて、毎日放送の本社(大阪市北区茶屋町)や甲子園球場からの生放送を実施した。
『みんなの甲子園』
出典:wikipedia
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