ジョナサン・タイラー・レスター(Jonathan Tyler Lester, 1984年1月7日 - )は、アメリカ合衆国・ワシントン州タコマ出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLB・シカゴ・カブス所属。にMLBドラフトでボストン・レッドソックスから2巡目(全体57位)指名を受け、プロ入り。シーズン終了後にアレックス・ロドリゲスとのトレードでマニー・ラミレスとともにテキサス・レンジャーズへ放出されそうになるも、トレードは破談に終わる。6月10日に本拠地フェンウェイ・パークでのレンジャーズ戦で先発してメジャーデビュー。その試合では勝敗はつかなかったものの、4.1回を投げて5安打を浴び、自責点3。その後は先発ローテーションに入って2ヶ月の間に7勝を記録。8月中旬になって背中の痛みに悩まされるようになった。そのため8月下旬にシアトルに遠征した際、精密検査を受け、血液癌の1つである悪性リンパ腫のうちの「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」であることが判明。抗癌剤による治療を受けることになった。癌は12月に緩解した。抗がん剤の副作用で体重が激減したレスターに対し、球団はメジャー復帰を慎重に考え、のキャンプに参加できたが、メジャーチームとの投球はなかった。復帰には時間がかかると思われたが、リハビリに励み4月末にマイナーへ復帰。2007年7月23日に先発投手としてマウンドに再び登った。ポストシーズンではレッドソックスが優勝に王手をかけたワールドシリーズ第4戦で先発し、勝利投手となり世界一を決めた。シーズン終了後にはヨハン・サンタナとのトレード要員として挙がったが、成立せずに終わった。3月6日にレッドソックスと1年契約に合意。この年は先発ローテーションの一角として起用され、左腕として球団史上ベーブ・ルース、レフティ・グローブの2人しか達成していないシーズン15勝・30先発・200回・150奪三振を達成。5月19日には本拠地フェンウェイ・パークでカンザスシティ・ロイヤルズを相手に球団史上のべ18人目、球団の左腕投手としてはのメル・パーネル以来となるノーヒットノーランを達成。投球数は130球(うちストライクは86球)、許した走者は2つの四球だけであり打者29人に対し奪三振9、内野ゴロ11、フライ7という投球内容だった。メジャーで自身初の完封であり、完投であった。シーズン終了後にはハッチ賞を受賞した。3月15日にレッドソックスと総額3,000万ドルの5年契約(2014年・1300万ドルの球団オプション付き)に合意した。この年は32試合に登板し、15勝8敗・防御率3.41だった。は前半戦の18試合で11勝(3敗)を挙げ、オールスターに初選出された。この年は32試合に登板し、19勝9敗、防御率3.25だった。は2年連続でオールスターに選出され、シーズンは31試合に登板。4年連続二桁勝利となる15勝(9敗)を挙げ、防御率3.47だった。もエースとして開幕を迎え、33試合に登板したが9勝にとどまり、チームワーストの14敗、防御率も自己最低の4.82を記録した。は33試合に登板し、2年ぶりの二桁勝利となる15勝(8敗)、防御率3.75だった。オフの11月1日にレッドソックスが1300万ドルの球団オプションを行使した。は21試合に登板し、10勝7敗・防御率2.52だった。7月には3年ぶりにオールスターに選出された。2014年7月31日にヨエニス・セスペデス+2015年のMLBドラフト・戦力均衡ラウンドB指名権とのトレードで、ジョニー・ゴームスと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した。アスレチックスでは11試合に登板し、6勝4敗、防御率2.35だった。オフの10月30日にFAとなった。2014年12月15日にシカゴ・カブスと総額1億5500万ドルの6年契約(2021年・2500万ドルのベスティング・オプションとトレード拒否権付き)を結んだ。契約金は3000万ドルで、2006年12月にバーノン・ウェルズがブルージェイズと1億2600万ドルの7年契約を結んだ際の契約金2550万ドルを超え、メジャー史上最高額の契約金となった。は4月5日のセントルイス・カージナルスとの開幕戦で先発して新天地デビュー(結果は4.1回を3失点で敗戦投手)。5月27日のワシントン・ナショナルズ戦では打者として2打数無安打、通算59打数無安打となり、通算57打数無安打のメジャー記録を更新した (この記録は後に66打数まで伸びた) 。本業のピッチングでは、好不調の波があったものの先発ローテーション通り32試合に登板し、防御率3.34・11勝12敗・207奪三振 (リーグ7位) ・WHIP1.12という好成績を残した。これで、3年連続2ケタ勝利を継続した。の前半戦は9勝4敗、防御率3.01、108奪三振などの好成績を残し、自身2年ぶりにオールスターゲームに選出された。オールスターゲームでは7回裏に登板し、1四球を許したものの、2/3回を無失点に抑えた。7月31日のシアトル・マリナーズ戦の延長12回裏の1アウトランナー3塁の場面で代打として起用され、サヨナラスクイズを決めた。シーズン通算では32試合に登板し、2010年と並ぶ自己最多タイとなる19勝(5敗)、防御率2.44、197奪三振、WHIP1.01で、勝利数・防御率ともにリーグ2位という好成績を収め、4年連続の2ケタ勝利となった。スリークォーターから常時88 - 89mph(約142 - 143km/h)のカットボールと最速98mph(約158km/h)のストレートのコンビネーションを軸にカーブ、チェンジアップを組み合わせ投げる。投げる投手が少ないワンシームを使うことができる。
出典:wikipedia
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