LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

日産・パトロール

パトロール("Patrol")は、日産車体が製造、日産自動車が販売している四輪駆動方式の自動車である。日本国内では1980年から2007年まで日産・サファリの名称で販売されていたが、その後は日本国外専売車となっている。 1951年9月、試作車が完成。同年に行われた警察予備隊の要請による小型トラックの競争入札に加わり、ウィリスジープのライセンス生産車である三菱・ジープに敗れ、その後、民需の道に活路を見出した経緯はトヨタ・ジープBJ型と同様である。車両の構成もトヨタ・ジープBJ型と非常に近く、はしご形フレームに、前後リーフ・リジッドサスペンションと、大型トラック用直列6気筒ガソリンエンジンを組み合わせる手法を採っている。エンジンは3.7LのA型系(NA)で、基本型の最大出力は82psであったが、程なくNT85(日産トラック85)型の通称を持つ、85psのものに変更された。積載量はジープの1/4トンに対し、1/2トンと大きく、車両重量のみでも5割近く大きいが、タイヤサイズは6.00-16でジープと同じであり、プライ数のみが異なる。ホイールは4.5×16で5穴である。駆動系は1速3ポジション(4WD・ニュートラル・2WD)のトランスファーを介して動力を分配し、プロペラシャフトでフロントデフに伝達するパートタイム4WDで、リアへはトランスファーのメインシャフトと同軸でプロペラシャフトが伸びる、フロントオフセット・リアセンタースルーのドライブレイアウトとなる。複変速機を省略した構成は、やはりトルクの大きな大排気量エンジンを持つ、トヨタ・ジープBJ型と同様である。この種の車両としては重要となる、ウインチングなどの各種作業に対応するため、PTOの装備も可能となっている。トヨタ・ジープBJ型との違いはフロント周りで特に顕著で、BJ型は長いエンジンをフロントアクスル後方(フロントミッド)に置くが、4W60型ではアクスルにオーバーハングする形を採っており、全長に対する有効スペースは僅かながら大きい。そのため、フロントデフとの干渉を防ぐため、エンジン搭載位置はやや高くなっており、オイルパンは薄く、フロントデフキャリアには「逃げ」がある。またそのエンジンも直列6気筒なのは共通だが、シボレーのコピーで4ベアリングOHVであったトヨタ・B型に対し、日産6気筒は戦前に米グラハム社から原設計を買い取って作られた7ベアリング・サイドバルブである。フロント周りのデザインは、BJ型がフェンダー上に外付けしたヘッドライトで風であったのに対し、4W60型はボンネット内蔵型でジープMB / GPWに近く、前照灯の向きを反転させ、整備灯とするアイディアもそのまま採用された。唯一、水平方向としたラジエターカバーの長穴に、かろうじてオリジナリティーが見て取れる。エンジン高の関係から、ボンネット全体はジープのそれに比べて高く、量産型では干渉を防ぐため、フードの中央はさらに一段高くされた。主に国家地方警察に納入され、無線車が設定されていた点もトヨタ・ジープと同様である。組み立ては車体メーカーに委託され、資本提携を開始した新日国工業(現・日産車体)の他、生産が本格化した4W61型からは高田工業も参加している。1955年?には改良型のB型(NB)エンジンを得て、4W61型となる。民間用としてふさわしいデザインへの試行も行われ、エンジンフード中央が一段と高くされたほか、平面であったラジエターカバーが中折れ形になり、メッキの装飾も加えられた。その見た目から「鉄仮面」のあだ名がつけられたが、これにも / の強い影響が見られる。当時、日産と新日国工業はジープの顔を持つ乗用車として異彩を放ったダットサン・スリフト(節約・倹約の意)の生産もおこなっており、進駐軍と共に上陸したジープが日本の工業界に与えた衝撃の大きさがうかがえる。また、フロントシートがセパレートから2 + 1のベンチシートとなり、インストゥルメントパネルの意匠も変更され、センターメーターとなる。1958年10月、エンジンの排気量が4.0 Lに拡大されたC型(NC)となり、4W65型となる。1959年、C型の発展型であるOHV4.0LのP型(160系サファリ登場の際に一部改良が行われP40型と改称された)が搭載され、型式が4W66型となる。P型の名は、主に搭載される「Patrol」にちなんだものと言われ、1987年にTB42型が登場するまで、パトロール / サファリに使われ続けているほか、4W70型系キャリアーにも採用された。 1960年10月、モデルチェンジ。先代のジープ亜流を脱し、ランドローバーSr I ~ Sr IIA にも通じる、大きな箱形フロントフェンダーを持つスタイルへ変更される。トヨタ・ランドクルーザーは、1972年からステーションワゴンを別型式(別系列)としたが、パトロールはホイールベースや車型に関わらず、全てが同じ型式系列であった。消防用シャーシは「ファイヤーパトロール」の名で販売され、山間部や積雪地にとどまらず、大排気量エンジンを生かしたA2級ポンプの放水能力を買われ、広く全国に配備されている。ファイヤーパトロールには、前輪の駆動装置を省いた二輪駆動仕様があり、4×4のバッジ、トランスファーレバー、副変速機レバー、フロントアクスルのデフがないことが識別点となる。2012年現在では、消防署配備の車両は殆どがキャブオーバー車に更新されたが、山間地の消防団や事業所の自衛消防組織配備の車両では未だ少なくない数が使用されている。1980年、三代目パトロール(日本名;160型系「サファリ」)の発表に伴い、生産終了となった。PF型エンジンは、標準のP型エンジンに消防仕様として以下のような変更点が見られる。(比較参考にしたのは1975年式消防車と1971年式標準車)消防車には、PTOギアの冷却用に、放水用ポンプから導いた水を利用するギアオイルクーラーが装備される。2010年に後継車Y62型が登場したが、こちらはV8・ガソリンエンジンのみで独立懸架サスペンションを持つ高級SUVとなったため、ディーゼルエンジンで車軸懸架サスペンションを持ち、簡素でよりヘビーデューティな用途向けとしてオーストラリア、アフリカ、中東市場などではこのY61型が継続販売されている。2015年8月、日産オーストラリアは、2016年度をもって1998年5月に導入以来、実に18年間に渡って販売が続けているY61型の販売を全て終了することを発表。ディーゼルエンジン付のヘビーデューティな需要にはNP300ナバラをベースとしたワゴンタイプを導入して対応する構え。2010年2月発表。Y62型系は主にUAEなどの中東市場の富裕層向けとして開発され、同時に日産SUVのフラッグシップと位置づけられ、堂々かつ洗練されたスタイルとなり、内外装の高級感も増している。車体寸法と室内容積も大幅に拡大している。初めて背面スペアタイヤを廃した。3代目インフィニティ・QX(のちにQX80に改名)と共通設計でもあり、従来モデルとは性格が大きく変わっており、ディーゼルエンジン、キャブシャーシ、ショートボディの設定は無く、それらが必要な市場向けには、従来のY61型系が継続販売される。本モデルより生産が日産車体九州に移管されている。前後輪にダブルウィッシュボーンサスペンションが採用され、パトロール/サファリ史上、初めての独立懸架となった。また、日産車初採用となる「HBMC」(油圧ボディモーションコントロールシステム)は、車線変更やコーナリング時のロールを抑え、舗装路での快適な乗り心地と砂漠などの悪路での安定性を確保する。エンジンはインフィニティM56にも搭載されている新開発の5.6L・VK56VD型で、これもパトロール/サファリを通して初のV型エンジンとなった。吸排気系の設計やVVELとECUのセッティングはサファリに合わせてトルク重視とされ、最大出力400ps、最大トルク56.1kgmとなっている。組み合わされるトランスミッションは7速ATのみである。パトロール/サファリでは新採用となるオールモード4X4は、1995年発表のR50型系テラノから使われ、エクストレイルなどでもおなじみのシステムであるが、エンジン出力と車重に合わせて各部は大幅に強化されている。「サンド」、「オフロード」、「スノー」、「ロック」の4モードに切り替えが可能で、ヒルスタートアシストやヒルディセントコントロールなども採用され、オフロードでの運転操作が容易になっている。トヨペット・クラウン(後にトヨタ・クラウンに改称)をベースに警ら専用車両として、同名違車のトヨタ・パトロールが1955年から1967年まで存在したが、その後はトヨタ・パトロールカーを経てトヨタ・クラウンパトロールカーへ名称変更されている。「パトロール」は英語の「巡回」、「斥候」、「警衛」、「巡行」、「偵察隊」、「監視者」を意味する。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。