吹上トンネル(ふきあげトンネル)は、東京都青梅市の黒沢と成木との境目に設けられたトンネル。東青梅駅北方の成木街道の途中にあり、新吹上トンネル・旧吹上トンネル(吹上隧道)・旧旧吹上トンネル(旧吹上隧道)の3つが存在する。現在自動車で通行できるのは新吹上トンネルのみである。新吹上トンネルは1993年に供用を開始した東京都道・埼玉県道53号青梅秩父線のトンネル。新トンネルの開通で自動車は上の2つの古いトンネルの下を抜けるようになり、峠道を通る必要が無くなったため利便性が向上した。トンネル内は上り勾配になっている上に、ダンプカーなど大型車両の通行も多く排気ガスが充満しやすいため、トンネル内には換気用のジェットファンが設置され常時稼働している。旧吹上トンネル(吹上隧道)は東京都道・埼玉県道53号青梅秩父線の旧道にあるトンネル。新吹上トンネルの開通により、現在は旧道入り口にガードがある為、自動車での進入は不可能である。旧道は現在でも当時の車線が残っている。旧吹上トンネルへは、黒沢方面から行って新吹上トンネル入口の右手前にある細い道に入り少し歩けば見える。徒歩や二輪で通行できるが、路面に苔が生えており雨天時は滑り易く危険である。トンネル内は両端の出口を低くする逆 V 字型の勾配になっており、自然排水が可能になっている。また、自然排水された水やトンネル上部から流れてくる水が旧道に流れ込んでいるため、黒沢側の旧道は水浸しになっている事も多い。昼間はトンネル内のライトが消されていることも多いので、通行には注意が必要。旧旧吹上トンネル(旧吹上隧道)は1904年に竣工した。旧吹上トンネルに比べると一回り小さく、全長約120m、幅3.6m、高さ2.8mである。老朽化が進み崩落の危険があるため、2009年3月に入口が鉄板で塞がれ通行は不可能となった。トンネルの反対側は獣道のような状態であり、歩く事さえままならない。トンネルのはるか手前の道路に有刺鉄線のゲートがあり、廃屋(写真を参照)も資材置き場になっており、有刺鉄線で囲まれている。トンネルは鉄板で塞がれており、扉はあるが三重に鍵がかかっている。内側にもガードレールが貼り付けられており、二重に塞がれている。
出典:wikipedia
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