『七都市物語』(ななとしものがたり)は、田中芳樹の小説、及びそれを原作とするOVA。西暦2088年、突如地球を襲った未曾有の大惨事“大転倒”(ポールシフト)―地軸が90度転倒し、南北両極が、それまでの赤道地帯に移動する―という事態に、地球上の人類は壊滅的な被害を受けた。同じ年に月面都市において成立した汎人類世界政府は、西暦2091年に地上に七つの都市を建設し、地上の生存者を住まわせた。だが、月面都市の住人は新生地球人類への支配権を手にするため、地上500メートル以上を飛ぶ飛行体をすべて撃墜する「オリンポスシステム」を設置し、彼らから航空・航宙技術を取り上げてしまった。地球人類に対し絶対的な支配権を確立した汎人類世界政府だったが、西暦2136年、月面都市はこのシステムを稼動状態にしたまま、謎の疫病により滅び去ってしまった。そして、航空技術の制限されたこの世界でも、人類は互いに領土や覇権を争い続けるのであった。そして時代は西暦2190年。七つの都市の均衡が大きく崩れようとしていた。都市の順番は「北極海戦線」冒頭の紹介順。年齢・階級・所属都市などは初出時のもの。『SFマガジン』に不定期掲載され、1990年3月に早川書房から文庫として発売された。収録作品は次の通り。かっこ内は発表年。ISBN 4-15-030317-72005年に徳間書店のトクマノベルズから刊行。シェアード・ワールドという方式がとられている。刊行に当たり、原作者の許可を得て年代がハヤカワ版より200年未来になったほか、一部の地名や地形が変更された。例えば、ハヤカワ版でブエノス・ゾンデ市が面していたペルー海峡はグアヤキル海峡に改名され、位置が現在のエクアドル付近になっている。ただし、収録作品はハヤカワ版の設定を元に執筆されている。収録されている執筆作家名と短編名は以下の通り。1994年9月に早川書房から発売された副読本。ISBN 4-15-207874-Xが収録されている。 1994年に全2巻のOVAとして、『七都市物語 〜北極海戦線〜』が販売された。
出典:wikipedia
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