『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(バイオハザードスリー ラストエスケープ)は1999年にカプコンよりPlayStation用として発売されたアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザードシリーズ』の第3作である。欧米では『Resident Evil 3: Nemesis』として発売された。旧年齢区分18歳以上対象から新区分D(17歳以上対象)となった。本編シリーズとしては、1998年発売の前作『バイオハザード2』(以降『2』)から約1年振りであり、シリーズで初めて現実の時間帯よりも過去を描いたこととなる。『2』と同じラクーンシティが舞台で、ほぼ同一時間帯に起きた出来事(前作は9月29日-9月30日、本作は9月28日-10月1日)が描かれている。また、PlayStation 2で発売された『バイオハザード アウトブレイク』シリーズともつながりが深い。プレイヤーはジル・バレンタインとカルロス・オリヴェイラを操作して、クリーチャー達と謎の追跡者(ネメシス)から逃れつつ、困難を乗り越えながらラクーンシティからの脱出を目的とする。アメリカ中西部の街ラクーンシティで発生したバイオハザード「洋館事件」は、ラクーン市警に所属する特殊部隊S.T.A.R.S.の投入によって解決された。その後、生き残った隊員たちは元凶たる製薬会社アンブレラの悪行を暴こうと活動を続けていたが、真相が世間に公表されることはなかった。警察組織、ひいてはラクーンシティ自体がアンブレラと癒着しており、何より同社の生み出した生物兵器や人喰いゾンビの話など、誰も信じようとしなかったためである。見切りをつけたS.T.A.R.S.は独自の捜査を行うため、長期休暇と偽ってアンブレラの本社が存在するヨーロッパへ旅立った。その際、ジル・バレンタインだけはアンブレラの研究所を調査するために街で潜伏していたが、洋館事件から2か月後の1998年9月28日、アンブレラの内乱で地下研究施設から生物兵器t-ウィルスが流出したことにより、街全域に及ぶ大規模なバイオハザードに巻き込まれてしまう。交通網は断たれてラクーン市警も壊滅し、市民が次々とゾンビ化していく中、ジルは地獄と化した街からの脱出を試みる。しかしアンブレラは、事件の証人であるS.T.A.R.S.を抹殺するため、新型の生物兵器「追跡者」を街に送り込んでいた。追跡者の手から逃れるため、同じく街からの脱出を試みるカルロス・オリヴェイラらアンブレラの傭兵部隊U.B.C.Sと渋々協力しつつ、ジルは街を奔走する。U.B.C.S.は次々と犠牲者を出し、カルロスだけとなりながらもどうにか脱出地点の時計塔へたどり着き、迎えのヘリコプターを呼び出すが、そこへ追跡者が現れてヘリを撃墜してしまう。ジルは追跡者をかろうじて撃退したもののt-ウィルスに感染し、意識を失ってしまう。カルロスはジルを救う手段を見つけるために病院へ赴き、ワクチンを入手する。そのおかげで意識を取り戻したジルはカルロスとの行動を再開するが、そこへ死亡したと思われていたU.B.C.S.隊員ニコライ・ジノビエフが現れ、自身が街のバイオハザードの最中に発生した怪物たちの調査をする密命を受けた「監視員」であり、U.B.C.S.が怪物たちとの戦闘データを取るために送り込まれた生贄であったことを告げる。さらには、感染拡大を恐れたアメリカの連邦議会がミサイル攻撃によって街を消滅させる計画を進めているという最悪の事態が発覚し、ニコライは密かに用意されていたヘリでジルとカルロスを置き去りにして街から脱出する。それでも諦めることなく脱出手段を模索するジルとカルロスに、ジルのことを知る何者かがヘリで向かっているという通信が届く。カルロスはヘリを迎える準備を整えるため、先行する。その後を追うジルの前に、度重なる交戦でもはや原型を留めない姿と化した追跡者が立ちはだかる。ジルは死闘の末、巨大レールキャノンを用いて追跡者を完全に撃破すると、カルロスと共にヘリに乗って街からの脱出に成功する。まもなく、ヘリと入れ替わるように彼方からミサイルが飛来し、ラクーンシティを巨大な炎で包み込む。その凄惨な光景を見つめながら、ジルはアンブレラへの反撃の決意を固めるのだった。
出典:wikipedia
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