『オプーナ』 (opoona) は、2007年11月1日にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)より発売されたWii用ゲームソフトである。ジャンルはRPG。ランドロール星という惑星に不時着した、ティティア星出身の子供であるオプーナ達の活躍を描くRPG。クラシックコントローラなどに対応しているほか、ヌンチャクのみで片手でもプレイできる。公式サイトでは「親指らくらくプレイ」と称している。2007年3月14日に東京・品川の品川グランドセントラルタワーにて発表会が開催された際に、映像も合わせて公開された。当初は同年9月27日に発売する予定だったが、品質向上のため同年11月1日まで発売が延期された。ソフト自体は開発元のアルテピアッツァの企画であり、コーエーではないソフトメーカー(そのメーカーは不明)から発売される予定だった。コーエーの取締役名誉会長の襟川恵子が堀井雄二に掛け合い、「RPGを発売したいが開発できるソフトハウスを紹介して欲しい」と頼んだところ、堀井がドラゴンクエストシリーズのソフト開発の実績を持つアルテピアッツァを襟川に紹介し、コーエーから当ソフトが発売されることとなった。なお、本作のBGMは、2010年12月22日にベイシスケイプから3枚組のサウンドトラックとして発売された。2011年5月19日発売のニンテンドー3DS用ソフト『デッド オア アライブ ディメンションズ』(コーエーとテクモは合併しコーエーテクモゲームスとなっている)には、登場キャラクター・ザックのコスチュームのひとつとしてオプーナコスチュームが登場している。ティティア星で一番のコスモガードの称号である「スターティティアン」に選ばれたダディーナ一家は、そのお祝いでランドロール星に旅行に行く。しかしその途中事故に遭い、ランドロール星に不時着し、オプーナたちの両親は大怪我を負い、オプーナたち兄弟姉妹もバラバラにはぐれてしまう。ランドロール星は、住む人の能力や特性によって居住区ドームが分けられており、人々は仕事をしてライセンスを獲得することによって、他の居住区ドームに移動できるという不思議な仕組みがあった。オプーナは弟や妹を探し出し、家族一緒にティティア星に帰るため、ライセンスの取得を目指す。オプーナ達と関わる特定のキャラクターは「トモダチ」になることができ、親密度を上げることが可能。 オプーナのスターハウス卒業と同時に両親に連れられスターハウスを離れるが、後に意外な形で再開することになる。本ソフトのジャンルはライフスタイルRPGと銘打っているが、これはRPGで経験値を稼ぐだけでなく、様々なイベントを通じて主人公たちが成長するためである。冒険の舞台となるランドロール星には、この星の平和を守っているランドロールガードという組織があり、主人公たちがそこでイベントをこなしていくことによって、様々なライセンスを手に入れて物語を進めていくことが出来る。ライセンス以外にも、テレビ放送や滞在日数の設定、その他さまざまな寄り道、収集要素が存在する。敵との戦闘の開始はランダムエンカウント制を取っている。戦闘の全体的な流れはファイナルファンタジーシリーズで採用されているアクティブタイムバトル方式に近いが、コマンド入力時でも敵の行動が一切中断されずに戦い続ける仕様である。後述するように戦闘時間が設けられており、これによりテンポよくバトルができるようになっている。戦闘で出来る行動は、の4つが可能。これらのコマンドは、「エナジー」をいくつか消費して行う。エナジーは消費すると自動的に回復する。コマンド実行後は、エナジーが100パーセントのキャラに行動順が回るが、回復中のキャラはエナジーが100パーセントになるまで待ち時間が発生する。消費したエナジーや前回の行動によって、オプーナたちとダークローグたちの次に行動可能となるまでの時間が決められるため、エナジーの溜める量をうまく調節しなければならない。通常の戦闘では現実の時間で2分以内、場合によってはより短い時間以内に戦闘を終えないとエナジー切れとなり戦闘に負けたことになってしまう。このような制約があるため、戦略的な行動と戦闘時間を良く考えて戦闘を行なわなければならない。攻撃方法は、ヌンチャクコントローラーの3Dコントロールスティックを主に使うという特徴のあるものとなっている。スティックを傾けるとオプーナたちの頭上の球体「エナジーボンボン」にエナジーが溜められ、スティックを元に戻すとボンボンが敵であるダークローグにぶつかってダメージを与えることができる。Cボタンを押しながらスティックを動かす、またはwiiリモコンの十字キー、エナジーを溜めている最中にZボタンを押す、のいずれかの操作でターゲットを選択しロックオンする。ボンボンの軌道はスティックを傾ける方向で変化する。スティックを元に戻す際にCボタンを押すことで、まっすぐの軌道でダークローグにボンボンを当てることができる。エナジーを溜めれば溜めるほどダークローグに与えるダメージも若干多くなり、また、ボンボンのスピードや軌道の曲がり具合も大きくなる。逆にエナジーを溜めなければボンボンのスピードや軌道の曲がり具合も小さくなる。目標の敵にボンボンを当てる際、他の敵に割り込まれると割り込んだ敵にダメージが与えられる。ボンボンを当てる際にダークローグが攻撃するためにこちらに向かってきてしまうとボンボンが当てられず攻撃をミスしてしまうことがあるが、ボンボンの軌道を調整することでカウンターを当て、攻撃を阻止することもできる。敵には弱点となる部位が存在し、カーブをかけて弱点にボンボンを当てることで大ダメージを与えることができる。ボンボンのカスタマイズによって、ボンボンが貫通するようになっていれば、目標の敵までの軌道上にいる複数の敵を巻き込むこともできる。エナジーボンボンは従来のRPGの武器のようにカスタマイズできる。コーティングと呼ばれるものとオプションと呼ばれるものがあり、コーティングは2種類、オプションは3種類まで装備可能である。エナジーボンボンをカスタマイズすることで、属性攻撃やステータスを上昇させることができる。経験値を貯めるとオプーナたちの能力だけでなくエナジーボンボン自体の能力も上がる。また、コーティングの全種と一部のオプションは装備することで戦闘中のボンボンの見た目が変わる。フォースは、呼ばれる身体に集めた自然界のエネルギーを放出する技を使い体力回復や強力な攻撃を行うコマンド。従来のRPGでの魔法に相当する。エナジーボンボンを使ったフォースや、属性を持ったフォースの攻撃、回復など様々なのものが存在する。なお、フォース攻撃は敵であるダークローグも使用してくる。ストーリーの進行によって、オプーナ達は精霊の加護を受けることになり、加護を受けた精霊がバトル中に現れることもある。彼らにエナジーボンボンを当てることで、戦闘のサポートをしてくれるようになる。プレーヤーはストーリー上本業とされるランドロールガードのライセンスレベルが一定以上になると、副業としてランドロール星の別のライセンスも取ることができるようになる。しかしランドロール星に存在するライセンスの中には異星人という理由で取得できないライセンスの他、ストーリー上取る機会のないものがある。ライセンス取得は一部例外を除き、ライセンスセンターで仕事を発行→ライセンスセンターに仕事の完了を報告→ライセンスの更新を申請という流れを要し、管理社会であるランドロール星の様相を表している。またライセンスのレベルに応じ、オプーナの様々なステータスが上がる。
出典:wikipedia
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