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ねずみ男

ねずみ男(ねずみおとこ)は水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)に登場する妖怪。主人公・鬼太郎の悪友。人間と妖怪との間に生まれた半妖怪で、善悪の中間に位置するトリックスター。欲に目が眩んで鬼太郎の敵方につき、最後にコケるか鬼太郎や猫娘に懲らしめられるか、改心して鬼太郎に味方するかのパターン。キャラクター像は目玉おやじと同様に、水木しげるによる創作である。通称は「ゲゲゲの鬼太郎」に対して、「ビビビのねずみ男」。「ビビビの~」の通り名はビンタの音が由来と言われるが、アニメ第5作では金儲けの予感がするとヒゲが「ビビビ」と震える設定になっている。ローブのような布一枚を体にまとった半妖怪で、ねずみに似た顔をしている。鬼太郎とは腐れ縁の友人。日本一不潔な男で「三百年生きているのにまだ一度も風呂に入ったことがない」(と自称するが、実際は原作・アニメ共に入浴場面が何回か見られ、単に滅多に入らないだけの模様)為、身体中にインキンタムシなど皮膚病が広がっている。吐く息は臭く、その息にかかると十メートル先のハエも落ちると言われる。自称「怪奇大学不潔学科」卒業の怪奇愛好家で、「なまけ学」なる学問を修めて博士号を取得したとうそぶいている。妖怪世界の名門校である妖怪学習院で鬼太郎と同窓だったとの説もある。人間と妖怪との間に生まれたとされるが、ネズミだけが棲息する島になぜか人間が1人産まれ、それがねずみ男だとする説もある。原作『鬼太郎地獄編』ではあの世とこの世の境に「ねずみ男の世界」が存在し、彼はそこから現世に迷い込んだものとなっている。「ねずみ男」の名はこの世界の住人の総称であり、本名は根頭見ペケペケ(ペケペケとは水木しげるの出兵したニューブリテン島のの言葉で「大便」の意味)で、故郷の母親も登場した(アニメ版『地獄編』でもねずみ男の世界と母親は登場したが、ぬらりひょんが鬼太郎やねずみ男たちを陥れるために作り出した罠であり、母親もぬらりひょん配下の蠍女が化けたものだった)。原作は貸本漫画「下宿屋」から登場。最初は四代目ドラキュラの下男という身分で、主人の新居を探す際に夜叉に操られた鬼太郎が営む下宿屋を見付けた。またその直前、雨に流されて気絶していた目玉おやじを拾い、食欲を感じた主人に天ぷらにして食べさせている。鬼太郎親子とは多くのいさかいのすえ、霊電によって恐怖を味わわされて降参する。リメイク版の「おどろおどろ対吸血鬼」では途中で物語から消えてしまう。最初期は現在とは顔が異なり、頭は縦には長くなく、前方に突き出ていた。髪の毛も額まで生えていた。鬼太郎親子との出会いについては、別に以下の2通りが描かれている。鬼太郎とは周囲が「切っても切れない仲」「典型的な腐れ縁」と評する悪友同士。子泣き爺の弁によると、昔はよくねずみ男が運転する車に乗って日本中を渡り歩いていたという。その他の親しい知り合いには白山坊がおり、彼が営んでいる寄席について「何百年同じネタをやってるんだ」と苦言を呈していることからかなり古い付き合いのようである。金を稼ぐ手段としては、特に初期は「妖怪研究家」の肩書きのもと鬼太郎を妖怪退治に利用し、被害者や村人に対し妖怪退治の仲介料を要求するのが常套手段。鬼太郎にばれてしまい返金するのが大半である。更に、アニメ第三期第11話のように平気で盗みを働くこともある(この時は盗みを働いている最中に猫娘に見つかり、ボロボロになるまで引っ掻き回されたにも関わらず全く反省せず、春子の父親が自身の家などを「恵まれない人たちに寄付しようと思う」と話した時に、木に縛り付けられた状態である上、すぐ横に猫娘がいるにも関わらず「私が引き取ります!」などと言い、激怒した猫娘に巨大な木槌で頭を思いっきり殴られた)。猫や猫系妖怪に弱く、特に猫娘に対しては「我が生涯の天敵」と語るほど苦手にしている。また、アニメ第三期第三話の中に於いては、「猫は猫娘だけでコリゴリだ。」という発言もしている。第4作65話「脅威!マンモスフラワー」では、巨大樹マンモスフラワーに変化し、傷つき絶命間近の今際の時に「一度で良いから思いっきり猫の頭を引っ叩いてみたかった」と遺言で鬼太郎に伝えている。元来の性格もあり戦闘は不得手だが、機知に富み独自の能力(後述)を用いた奇襲を成功させることも多い。カナヅチである。普段の所持品は着衣の他は皆無だが、金儲けのために「ビビビのねずみ男」(『ひでり神』では「長井風天」なる偽名)と書かれた名刺やそろばんなどの小道具を持ち歩くこともある。自動車の運転の心得があり、自家用車として明治時代の霊柩車を所有している。アニメ第5作では年代物のオープンカーに乗り換えており、白山坊から譲り受けたものである。携帯電話やノートパソコンといった近代的なアイテムも難なく使いこなし、鬼太郎親子もその器用さには一目置いている。金儲けのために様々な肩書を自称する。主な例として妖怪研究家、探偵、ボディーガードなど。鬼太郎の代理人を名乗ることも多く、時には自分が鬼太郎本人であると詐称することもある。エッセイ『カランコロン漂泊記』所収「死神教」では、死神と共謀で自殺幇助のアルバイトを行っており、「聖なるアルバイトで、長年の悪い心が晴れたような気持ちです」と言っていた。岩波新書『続・妖怪画談』に収録された、鬼太郎の名勝負を紹介した「鬼太郎血戦録」ではねずみ男の愛読書として「清貧の思想」の名が挙げられている。ねずみ男単独出演の短編では忍者や仙人、錬金術師や神社の神、国会議員・腰巻売りなど多様な存在として登場する。金と女性のことしか頭に無く、目的達成のためには手段を択ばない。アニメ第三作第一話でねずみ男自身が言い放ったように、自身を守るために強い者に絶対服従するのが当たり前という考え方を持っており、たとえ鬼太郎の味方に付いていても、悪玉妖怪の口車に乗せられたり金が絡んだり、鬼太郎よりその敵の方が強いと判断するといとも簡単に鬼太郎を裏切る。また、怪奇趣味が高じて封印された妖怪を蘇らせたり、鬼太郎の腕を切り落として奈落の底へ突き落としたり、死神と共謀して鬼太郎を毒殺しようとするなど、厄介な問題ばかり起こすトラブルメーカー。懲りるということが無く、何度失敗しても悪事を働く上、反省することも無く、鬼太郎や猫娘に懲らしめられることが多い。更に頭が悪く、学習能力も無く、同じような悪事を何度でも行う。しかし、鬼太郎は常に軽い折檻で許してしまう(最も過激な罰は原作『煙羅煙羅』での「ハリツケ火あぶり」だが、これは執行時に十年溜め込んだ屁が大爆発する騒ぎで有耶無耶になった。実行された中では「猫娘に腕の肉を半分食い千切られる(『妖怪危機一髪』但し猫娘の独断)」、「海上に置き去り(アニメ第3作劇場版第1弾、第5作63話)」などがある)。また、鬼太郎が有利になるとすぐに掌を返して鬼太郎側に戻ってしまう。また、恩を感じることが無く、鬼太郎たちに助けられても感謝一つせず、アニメ第四作第114話でねずみ男に殺されそうになった挙句、亡き妻との再会を果たせなかったものの、この程度で済んでよかったという目玉おやじに対し、「そうそう、その通り。」と、まるでねずみ男が目玉おやじを助けたかのように、所謂「上から目線」でバカにしたりもする。アニメでは、陰湿さを感じさせないお調子者として描かれ、特に第3作では想いを寄せるユメコの歓心を買うために積極的に鬼太郎に協力する場面も多く見られた。第1作の初期においては第10話で西洋妖怪軍団に捕らわれ、鬼太郎を裏切るように脅迫されながら、ハッキリと拒否する(ただしバックベアードの催眠術により無理矢理裏切らされる)など、鬼太郎との友情には厚い描写があったが、第1作の後期になるに従い、友情を簡単に金で売るようなキャラクターとして描写されるようになっていった。しょっちゅう裏切るせいで鬼太郎に対しての友人としての振る舞いは、利用価値があるゆえの見せかけ・演技に見られることもあるが、友情といえるものも持っている。第2作の15話「牛鬼」で牛鬼に乗っ取られた鬼太郎が迦楼羅さまの笛によって火山に誘導されて落とされた時に、「こんなことになるんならもっと鬼太郎に親切にしてやればよかった」と涙ぐみながら後悔し、「鬼太郎は村のみんなの為に死んだんだ」と語る目玉おやじに「バカ言え!みんなの幸せなんかどうだっていいんだ!俺は鬼太郎が生きててくれた方がいいんだ!」と真顔で言っていた。鬼太郎もねずみ男の言動に辟易しているものの、黄泉の国の霊石を盗んだ罪で無間地獄に落とされそうになった際「どうしようもない最低の奴だが、地獄に落ちるほどの悪党ではない」と評しており、一定の信頼を置いている様子が伺える(アニメ第5作第27話「地獄の掟!走れねずみ男」)。オオカミ少年よろしく、自業自得とはいえ犯していない悪事の疑いをかけられてしまう事も度々ある。幾度も周囲に迷惑を掛ける存在だが、鬼太郎親子と出会う以前、半妖怪であるという理由で人間と妖怪の両方から蔑まれた経験を持っている。四期26話では「でなきゃ(金にすがるしか)、俺は生きていけねえんだよ。他に方法を知らねえんだ! けどよ、俺はこれでも必死に生きているんだ!」と、悔しさすら滲ませて語っていた。身内も存在しない天涯孤独の存在(水木しげるの短編のひとつ『不思議な手帖』には妹「ねずみ女」、2014年初頭の読切には甥「ねずみ猫」が登場している)だが、それ故か「おりたたみ入道」で生き別れの弟と出会った時は弟が盗んだ金を立て替え、アニメ第4作版では兄弟で暮らすため真面目に働いた事もあった(しかしこれは後にむじなが化けたものだということが判明する。それでもアニメ第1,4作版ラストでは贋者でも兄弟として過ごした時間を懐かしんでいる)。また鬼太郎の命を狙う死神に「俺はお前の兄だ」と騙されて計画に加担させられるなど、内面に潜む寂しさを利用される事もある。ただしその一方で鬱屈した面はあまり見られず、むしろ逆境に強い精神的なタフさが目立つ。『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』では寝返りを勧めるヤトノカミに「俺は誰も憎んでいないし孤独でもない。自分を慕ってくれる友達もいる」と言い返し、鬼太郎たちとの友情を吐露するシーンがある。当然、妖怪仲間からはあまり信用されていないのだが、お祭り騒ぎをする時はねずみ男がいないと盛り上がらないらしく、ムードメーカー、幹事役としてはその能力を買われているようである。競走系の大会(『妖怪ラリー』『地獄マラソン』など)では実況役として大いに活躍する。本人もお祭り好きなようで、わたあめ屋やタコ焼き屋といった露店商に精を出すことも多い。『妖怪軍団』で一時倒れた時は、よく彼を怒る砂かけ婆にすら「宇野重吉に並ぶ名脇役だったのに」と惜しまれている。アニメ第2作26話『大首』でポックリ病で死んだ(大首とその配下の骨女に魂を抜かれた)時も、子泣き爺の家で葬式がとり行われ、戒名に「伊蚊様院小悪党居士(いかさまいんこあくとうこじ)」と付けるなど小バカにした発言も多少挟んだが、皆がねずみ男を悼んだ。特に猫娘は泣き伏すほどの悲しみようだった(片やアニメ第4作3話で夜叉に魂を抜かれた時は、ねこ娘は悲しんでいたものの他の仲間からは「死んでも悲しい気がしない」「生き返っても嬉しい気がしない」と散々な言われ様だった)。金には汚いが気前の良い一面もあり、羽振りが良い時には仲間の妖怪達に食事をおごったり小遣いを渡したりすることもある(ただ、「あの時のおごりで借りは返した」と火急の助けを渋る言い訳にしたこともある)。貧富に関して独自の美意識を持っており、何十年も前に一文無しになった際、鬼太郎親子がお茶漬けを食べさせてくれたことを「金持ちがおごるステーキより、貧乏人が食わせてくれるお茶漬けの方が何倍も価値がある」とし、この時ばかりは恩を感じている。また、裏切る事が多いと言っても鬼太郎の友人(悪友)である事には間違いなく、時には勘定なしに素直に協力し、鬼太郎のために尽力することは原作・アニメの両方で見られる事である。このような時は、仲間の誰よりも進んで行動する節がある。とくに第5作では親友としてつるむ様子も見られ(二人で個人旅行やドライブにでかけるなど)、誰に頼まれた訳でもないがはじめから鬼太郎サイドの立場にたって諜報活動などを行い、独自行動で計画を練り上げて鬼太郎の首を救うなど、以前のシリーズよりもより関係が成熟しているように思える節が確認できる。その際、敵に寝返ったように見せかけて土壇場で敵の陣営を切り崩すなどしている。人間界に至るまでの高い情報収集力を発揮しており、日頃より新たなビジネスの発見・開発や人間妖怪問わず社会での怪しげなコネをすぐに見つけてくるなど、ただしい方向に発揮される事は少ないが、(人間)社会への適応力と対応力の高さ、探求心と想像力、カリスマ性などは仲間内でも随一である。商業の才も本物らしく、短期間の間にちゃっかりと稼いでいる様子も見受けられる(第3作28話「田を返せ!!妖怪泥田坊」)。何らかの利用価値が無い限り、人間にも妖怪にも寄らない中立的立場を取る。ただし例外的に子供にだけは甘いところがあり、損得抜きで優しく接することも少なくない。ねずみ男本人も「親子の愛情とかそういうのには弱いんだよ」と認めており、特に第5作でのぬりかべ一家と周辺に対しては、心底嫌っている無償労働まで施している。後々悲劇や裏切りに終わる事が多いが、たとえば妻や家族、同居人など扶養対象が現れた際には、血のつながりや種族の壁を越えて真摯に世話を焼き、朝から晩まで苦労して就労する事も厭わないなど責任感に溢れ、差別を受ける等の不憫な幼少時代を送って捻くれただけであり、根はむしろ善人に近い部分がある。貸本『顔の中の敵』でがま令嬢に恋した時に「今まで恋という物を罵り軽蔑してきた」と語っているが、それ以降は度々女性に恋心を抱く女好きとして描かれる。『猫娘とねずみ男』以来、金儲けが好調の際は度々結婚願望を口にしている。またがま令嬢とアニメ第5作の骨女以外は面食いの傾向で「全美女の味方」を名乗った事も。猫娘を含め、天敵である猫妖怪が化けた女性にまで、見惚れて何度も危機に遭っている。不潔・日和見など女性に嫌われる要素が多いため相手にされない場合が多く、こと鬼太郎と取り合いになった場合は大抵負ける。たまに女性側からねずみ男に迫る場合がある(アニメ第5作では特に目立つ)が、大抵はねずみ男の好みではないか、女性側に彼を利用する下心があるかである。更に稀に相思相愛になったこともあるが、いずれも一話の内に哀しい結末を迎えている。不潔であることが特徴かつ習性(但し、しばしば温泉に入ることがある)。全身に白癬(銭たむし)や疥癬などの皮膚病が出来ている(「タムシの歌」なるものを作詞・作曲したことも)。この全身の皮膚病は学会でも命名されていない、ねずみ男にしかない皮膚病だとする説もある。口臭や放屁、不潔な衣服は武器にもなる(妖術・技の項を参照)。『二人狸』で狸の罠にはまり、行きがかりで切腹した際には、腹から巨大なサナダムシがうじゃうじゃと這い出している。“半”妖怪のためか、単に寿命が長いだけで、上記の悪臭技(妖力を使用する事で威力を増す)やネズミと話せる以外の妖術や特殊能力はほぼ皆無。だが、妖力は備えており、人間では開ける事が絶対に不可能な刑天の封印を解いたり(第4作102話「凶悪!中国妖怪刑天」より。ほんの少しでも妖力があれば解封が可能)、人間よりも遥かに強力な生命力や後述の特殊能力も披露している。その弁舌は天才的で、鬼太郎や敵妖怪を上手く丸め込むことも多いが、基本的にその口の上手さは金儲けのために使われる。しかし大抵の場合は鬼太郎にバレたり、他妖怪の妨害などで、全額返すか盗られるかなどして結局もとの貧乏に戻ってしまうのがお決まりである。ネズミらしく生命力もあるようで、幾度となく妖怪に食べられたり吸い取られたりしても結果的には無事に戻ってくる。また貸本「アホな男」では彼から輸血された瀕死の老人が若返っている。同様の理由からか、人間の食べ物を特に好むが、ナメクジが好物でもある。普段は芋虫の天ぷらやガマガエルを食べたり、人家のごみ箱をあさったりして食料を得ている。ゴキブリもお気に入りのようでポリポリして美味いと評している。しかし水は天然の綺麗な川の水を好み、「都会の小便の混じった水と違って美味い」と評している。(『天邪鬼』にて。)腐った物を食べても平気でいられるのは、胃腸の殺菌能力が発達しているためである。最も特徴的なのがその「武器になるほどの強烈な体臭」である。なかなかの威力を持ち、彼(の臭い)無しには勝てない、全滅に陥るであろうなどの状況も多々あったのも事実である。また、血が薄いとはいえ妖怪であるからなのか、劣悪な環境で生まれ育ってきたからなのか、鬼太郎も認めるしぶとさは天性のものがある。逃走する事も多いが、逃げられなくなった際の咄嗟の頭の切れや馬鹿力も捨てたものでもない。全体として、披露してきた能力や技は鬼太郎や砂かけ婆ほどではないが多彩であり(有用性や格好の良し悪しはさておき)、その意味では猫娘と対照的である。その他、半妖怪なので特に目立った妖術や特殊能力は無いと思われがちだが、各々の使用回数は少ないものの以下の様な特殊能力を見せており、やはり妖怪としての基本能力は持っている。また、半妖怪ゆえに妖怪に有害なものが彼には効果半減、或いは無効になる事がある。アニメでは第1作からのレギュラーで、第2話「夜叉」から登場する。俗っぽく、人間味溢れるねずみ男は水木しげるのお気に入りで、『鬼太郎』シリーズ以外にも短編作品に多く登場する。水木はインタビューなどで「最も好きなキャラクターは」等の質問には必ず「ねずみ男」と即答している(ちなみに他に気に入りのキャラは特にいないという。鬼太郎ファミリーや妖怪全体に愛着があるため、しいてあげられないとのこと)。水木はゲゲゲの鬼太郎という物語中でのねずみ男についてと解説している。もともと水木は勧善懲悪のヒーローを好んでおらず、当初社会風刺的な色合いの強かった鬼太郎が、編集サイドの要望により水木の意志に反して次第に超能力で妖怪と戦うヒーローと化していったことから、水木自身のスタンスに近いねずみ男の活躍が増えていったという見方もある。また、週刊実話版では回によっては事実上ねずみ男が主役で、鬼太郎親子は僅かしか(あるいは全く)登場しない話もある。モデルは水木自身だけでなく、友人であり貸本時代の先輩漫画家にあたる「梅田栄太郎」がモデルでもあるとされる。当時、水木同様に貧しい生活を強いられ窮乏を切り抜けようと策を練る梅田の逞しさと、ひょうきんで憎めない梅田の人柄を反映したのだという。その後、梅田は画業から印刷業に転身して成功を収め、穏やかな生活を送っている。水木の作品については時々読んでいると語っている。なお、2010年度上半期(3 - 9月)に放送されたNHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の作中では、水木の境港の幼なじみで儲け話に目ざといが、憎めない人柄の「浦木克夫」(配役:杉浦太陽)に人物設定を変え、「ねずみ男」のモデルとしている。同作品では、オープニング画面のアニメ合成で鬼太郎や目玉オヤジ、猫娘など、水木作品の主要キャラクターとともに登場しており、最終回のラストシーンでもアニメ合成で水木作品の主要キャラクターとともに登場する。「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」の同時上映の短編「おまけ上映 ゲゲゲ祭りだ!!五大鬼太郎」では映像のみながらもアニメ歴代の5人のねずみ男の競演も果たしている。原作同様、悪い手で金儲けを企んでいる。この当時はよく鬼太郎の住まいに入り浸り、新聞を読んだり食事にありついたりするシーンが見られた。また、原作同様に鬼太郎と一緒に行動することが比較的多いのも、この2作の特徴の1つである。妖怪研究家であることをよく自称する傾向があり、研究などの名目であくどい金儲けをすることも多々あった。またそうやって知識人ぶる割に、常識的な教養を欠いた発言で呆れられることもある。第1作前期では模倣犯的行動を取って警戒していた人間達に捕まり、鬼太郎親子を呆れさせるパターンも多かった。自分の調子の良い時に鬼太郎の親友であることをよく強調し、鬼太郎のマネージャーや、鬼太郎自身の名をよく騙ったりしている。が、自分の身が危うくなるとその鬼太郎を平然と見捨て、奈落に突き落としたり、毒を盛ったり、生きる気力を無くさせて自殺に追い込んだりなど、原作同様鬼太郎を容赦なく始末しようとすることも多かった。多額の報酬目当てで鬼太郎をおびき寄せるパターンも多々ある。それ故目玉親父からはほぼ毎回散々な物言いをされ、鬼太郎からも何度か「絶交」されている。逆に目論見を邪魔されてねずみ男が絶縁を宣言することも多い。(もっとも、別エピソードではそういったことはリセットされている)衣の色は、第1作ではモノクロ作品であるため「色」としては不明であるが、どちらかというと明るい色(すなわち黄色に近い)で表現されており、2作目では灰色である。(放映前後の一部のイラストでは原作のとおり黄色になっているものもある)後の墓場鬼太郎の一部でも引き継がれているが、大塚版のみ、自分が劣勢に陥ると鬼太郎に対して女のような喋り(いわゆるオネエ言葉)になることがある。前作の大塚の演技を継承しつつも、独自のねずみ男を作り上げている。鬼太郎の「正義のヒーロー色」が強いためか、他のシリーズと比べ、仲はあまり良くなく原作以上に鬼太郎を裏切り懲らしめられる部分も垣間見えた。天童ユメコに惚れており、彼女の為ならば何でもしようとすることもあり、その為に身体を張ったシーンも見受けられた。だがユメコの歓心を買う為にした事が、結果として却って彼女や周囲の迷惑になった例も少なくない。アパートまたはテントに住んでおり、第2作までと異なり、金儲けをする際にもきちんとした店舗、事務所をかまえているシーンが見られるようになった。正装時など洋服を着ているシーンも比較的多く、その際には頭髪を中分けの金髪にしている。風呂嫌いの設定は「自分で風呂を沸かすのが面倒くさい」という解釈らしく、温泉につかる場面は多い。また、富山敬としては珍しく、アドリブをたくさん入れている。また、劇場版の第4作では、鬼太郎に次ぐ準主人公的な活躍を見せた。妖怪に襲われた電車の中で出会った少女カロリーヌを保護したねずみ男は、助けた自分を慕ってくれる彼女と心を通わせる。以降は、彼女を救う為に、自らの危険を顧みずに行動するが、彼女は妖怪皇帝(正体はぬらりひょん)の部下である妖怪総理大臣ぐわごぜの娘であったという事実を知り、衝撃を受ける。だが、カロリーヌが知らなかったとはいえ鬼太郎を追い込んでしまった罪の意識に捕らわれていた事から、ねずみ男は彼女を優しく許す。その後、彼女と共に鬼太郎を救う為、朧車の涙を手に入れるが、カロリーヌは朧車に轢かれ致命傷を負い、「また妖怪に生まれ変わったら、ねずみ男ちゃんのお嫁にして」という言葉を最後に、息を引き取った。この事に涙の絶叫をしたねずみ男は、妖怪皇帝への怒りを燃やし、ぐわごぜにカロリーヌが死んだ事実と彼女が最後まで父親を許してほしいと望んでいた思いをぶつけた。そして鬼太郎復活後、怪気象の原因が朧車にある事を彼に伝え、朧車を倒した鬼太郎は国会議事堂を中心とした自衛隊の爆撃作戦を中止させる事に成功したのだった。事件後、ねずみ男はカロリーヌと妖怪皇帝に殺されたぐわごぜの墓を造り、親子の冥福を祈るのだった。「日本有数の音痴ゆえ、音楽による妖術が効かない」という他の作品にはない設定があった。衣の色は灰色がかった水色。千葉繁の演技により、全シリーズ中最もお調子者で人情深いキャラクター付けが成された。全体的にきっぷの良い印象で、江戸弁に似た口調が特徴。この時、初めてねずみ男の衣が原作に合わせて黄色になった。悪い商売をしているのは相変わらずで、演じ手の千葉によってより露天商のような口調で商売をすることも多い。バブル崩壊後というご時勢もあってボロ儲け狙いばかりでは食えないのか、比較的真面目にアルバイトする場面もしばしば見られた。彼がメインになった話(第24話、第42話等)のほとんどは感動系に収まっている。鬼太郎と共に行動することは少なく、事件先に既にねずみ男がいて敵対関係になったり、彼が原因を引き起こしたり、鬼太郎を利用した金儲けを思いついたことで再会するということが多くなっている。そうした事件の後、自分の責任を棚に上げた言動(他に過ちを犯した人間を説教したり、責任を取ったに過ぎない貢献を自慢したりなど)をして、猫娘に怒られるパターンも少なくはない。また、鬼太郎達の事件捜査に対して非協力的な態度を取った際に、猫娘にヒゲを掴まれて引っ張られ「ヒゲ(を引っ張るの)だけはやめてくれ」と泣きつく描写が幾つかあった。人気アイドル渡辺千里の大ファンの一人。第6話「暴走!鬼太郎牛鬼」や第11話「毛羽毛現とがしゃどくろ」を始め、幾つかの回ではバスガイドや巫女、芸者などの変装(女装)も公開している。実は主役の座を狙っているらしい(第58話「冷凍妖怪・雪ん子!」)。第70話では、二輪車用の運転免許を取得した。前作の千葉繁の破天荒な演じ方を引継ぎつつ、初代の大塚周夫のような調子のよさも取り込んで高木独自のキャラクターが構築されている。シリーズ初期のエピソードで妖怪横丁の面々が「半分は妖怪、半分は人間」「人間と妖怪の悪いところだけ合わせたような奴」と話す場面がある程度で、以前に比べて半妖怪という設定は少ない。慢性の全身皮膚病も無くなっており、前述の不潔技も使用機会が減少した。ストーリーテラー的なポジションは猫娘が担当することが多くなり、全く出演しない話や出演しても1シーン程度ということもある。悪事を働くことも歴代のシリーズよりは減少気味で、アマビエやかわうそといった準レギュラーと共に、コミックリリーフとしての活躍が目立つようになった。第13話では現金を必要としていたぬりかべに(自分も儲けるためではあるが)妖怪退治の仕事を斡旋したり、第47話では鬼太郎が濡れ衣を着せられた妖怪大裁判で(ネコ娘に諭されたことがきっかけではあるが)百々爺から渡された賄賂を逆に叩きつけ証拠物品として提出、形勢を一気に逆転させるなど良き友人としての側面が強調されている。またそれを強く思わせるものとして、第38話において見越し入道の子どもを拾い面倒を見、親が引き取り別れた際に純真な涙を見せ、鬼太郎は「それがあるからあいつはずっと僕たちの仲間でいられるんですよ」と語った。手先が器用で、勘が鋭い所がある。よく好みではない女性妖怪に好かれる。猫娘とともに閻魔大王から鬼太郎の片腕として彼を支えていくよう指示を受けた。 担当声優の高木は4作目においてムジナが化けた『偽ねずみ男(自称生き別れの弟)』も演じている。第5作でねずみ男と旧知の仲と設定されている白山坊は大塚周夫が演じており、新旧の担当声優が共演する形になっている。演 / 大塚周夫衣の色は原作と同じ黄色(大塚が演じる中では初めて)。金儲けを企む卑怯でずる賢いイメージだが、名士であることを鼻にかけることもある怪奇愛好家の側面も多く描かれており、幽霊電車に乗った際にも、奇怪な現象を恐れる人狼とは対照的に、ねずみ男はしれっとしていた。出会った頃の鬼太郎からは「虫の好かないヤツ」と言われており、その後もあまり関わりたくないように言っており、何かと争いが絶えない付かず離れずの仲。口臭による攻撃は勿論のこと、体から大量の垢を落としたりとかなり不潔で、フケの入った饅頭を食べた鬼太郎は気を失った。お化け大学を卒業したと語っていたが、それは虚言であることが判明する。半妖怪であることから生命力が高く、ヒゲを煎じた毛生え薬は死に掛けの老人を生き返らせている(墓場鬼太郎の漫画版ではねずみ男の血液を輸血してもらったヤクザの親分が若返っている。なお、この場合はアニメ版とは違ってねずみ男と同じヒゲは生えていない)。水木しげるの『コミック昭和史』には、ストーリーの進行役として登場。実際の報道写真の中に書き込まれて、その出来事に関する解説を行なう。水木しげるのアシスタントをしていたことがあるつげ義春の短編漫画『噂の武士』には、宮本武蔵らしき男の噂を聞きつけて宿に集まった野次馬の中に、ネズミ男がまぎれこんでいる。

出典:wikipedia

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