高橋 三千丈（たかはし みちたけ、1956年11月10日 - ）は、静岡県熱海市出身の元プロ野球選手（投手）・コーチ、解説者・評論家。からは名古屋産業大学硬式野球部の監督を務める。静岡県立静岡商業高等学校では荒れ球の剛球投手として鳴らし、1973年春、1974年夏と甲子園に出場。1974年夏にはベスト8に進出している。1974年夏の静岡県大会では3試合連続ノーヒットノーランを記録している。同年のチームには2学年下に久保寺雄二、大石大二郎がいた。その後は明治大学に進学し、ベストナインを獲得するなど同期の鹿取義隆と二枚看板として活躍。4年生時には主将も務めた。東京六大学リーグ通算55試合登板、18勝14敗、防御率2.36、156奪三振。のドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。1年目のから先発投手としてそこそこの活躍を見せて期待されたが、右腕血行障害を患い、翌から登板機会が減少する。5月25日の対阪神タイガース戦（阪神甲子園球場）で完封勝利。この試合ではゴロや振り逃げ失敗などによるアウトが1つもなかったため、球界史上初となる無補殺完封勝利となったが、結果的にこれが最後の勝ち星となった。限りで現役引退。現役時代の主な球種はカーブ、フォーク、シュート。その後は中日（ - ・ - ・ - ・ - ・二軍投手コーチ, ・ - ・ - 一軍投手コーチ, 一軍投手コーチ補佐, 一軍投手チーフコーチ）、LG（一軍投手コーチ, - 二軍投手コーチ）、起亜（一軍投手コーチ）でコーチを歴任。とには、日本テレビ・中京テレビ・東海ラジオの解説者、日刊スポーツの評論家として活動。『ズームイン!!朝!』（日本テレビ制作）の「プロ野球イレコミ情報」では、中日情報を担当。2008年の韓国プロ野球（KBO）・LGツインズ秋季キャンプで投手インストラクターを務めたことから、2009年からLGの一軍投手コーチに就任。チーム事情で6月から二軍を担当したものの、2011年まで在籍した。2012年には、KBO・起亜タイガースの投手コーチに就任したが、一軍投手陣の防御率がシーズン開幕の直後からリーグ最下位に低迷したことから、4月には二軍担当へ異動。結局、同年限りで退団した。からは、スポーツ用品の小売チェーン店を展開するヒマラヤで「プロアドバイザー」を務めた。その一方で、プロ野球経験者による学生野球の指導に必要な学生野球資格の回復に向けて、2014年末に研修会へ参加。1月30日付で日本学生野球協会による資格回復の適性認定を受けたところ、大学時代のチームメイトだった渋谷渉（菊華高校硬式野球部監督）から、系列校である名古屋産業大学硬式野球部監督への就任を要請された。1月1日付で、同大学の監督に就任。プロ入り間もない吉見一起や浅尾拓也らを指導した。情熱的な指導には定評があり、20年以上も指導者として中日投手陣を支え続けた。

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