『プロローグ〈序幕〉』(プロローグ じょまく)は、日本の歌手中森明菜の1枚目のスタジオ・アルバム。このアルバムは1982年7月1日にワーナー・パイオニアよりリリースされた (LP: L-12531, CT: LKF-8042)。『プロローグ〈序幕〉』は、中森のデビュー・スタジオ・アルバムとして、1982年5月1日に発売されたデビュー曲「スローモーション」の発売から2か月後となる1982年7月1日に、LP (L-12531)とCT (LKF-8042)の2形態で同時発売された。このアルバムのプロデュースは「スローモーション」に続き、小田洋雄が担当した。このアルバムの帯コピーは、「〔あ・き・なNo.1〕あらゆる可能性を秘めて待望のファースト・アルバム完成。歌唱力・ルックス・スター性その全てをとっても、あきなはNo.1です」であった。本作のレコーディングは1982年2月からロサンゼルスで行われた。自身初のレコーディングであったが、5日間でレコーディングを終えた。中森は本作収録楽曲が出来上がった際、1曲だけ好めない楽曲があり自身のイメージと違うと感じていたものの、最終的にはディレクターとの話し合いの末、納得した上でレコーディングしたことを明かしている。本作からシングル・デビュー曲が選ばれ、候補には「スローモーション」以外に、「銀河伝説」、「あなたのポートレート」、「Tシャツ・サンセット」の4曲があった。1983年2月より、本作と次作『バリエーション〈変奏曲〉』、そして3枚目のスタジオ・アルバム『ファンタジー〈幻想曲〉』を引っ提げた自身初の全国コンサート・ツアーAkina Milkyway '83 春の風を感じてが行われた。「スローモーション」が、本作からのリード・シングルとして1982年5月1日に発売された。この楽曲は、1982年7月1日の本作発売直後となる1982年7月26日付のオリコン週間シングルチャートで、最高順位30位を記録した。この楽曲は本作では7曲目として配置された。また本作の4曲目に配置された「条件反射」も本作からのシングルカットで、シングル盤「スローモーション」のB面として発表された。『Hotwax presents 歌謡曲 名曲名盤ガイド 1980's』の馬飼野元宏は本作について「全体にフラット気味のヴォーカルが初々しく、アイドル明菜の原初的な魅力に溢れている。」と批評。また、大野雄二や塚山エリコなど「非歌謡曲系作家を既に起用している点も興味深い。」とコメントしている。『プロローグ〈序幕〉』は、オリコン週間LPチャートの1982年7月12日付で初登場7位を記録した。中森はシングル作品より先行してアルバム作品でトップテン入りを果たした。シングル作品では、1982年7月28日に発売された2枚目のシングル「少女A」が、オリコン週間シングルチャートの1982年10月4日付で9位を記録し(最高順位は同年10月18日付の5位)、トップテン入りを果たしている。同曲のヒットと共に本作のセールスも伸ばし、1982年10月4日付のオリコン週間LPチャートで『プロローグ〈序幕〉』は最高順位5位を記録した。同チャートの100位以内においては、計47週に渡ってランクインしている。また、本作のコンパクトカセット盤は、オリコン週間カセットチャートで最高順位7位を記録し、同チャートの100位以内には計51週に渡ってランクインした。『プロローグ〈序幕〉』のライナー・ノーツより
出典:wikipedia
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