クズル（トゥバ語・ クィズィール）は、ロシア連邦の都市の1つで、トゥヴァ共和国の首都である。クズルとは、他の多くのテュルク諸語同様にトゥバ語で「赤」という意味である。クズルはちょうどアジアの地理的中央 (51°44'N 94°26'E) に位置していると自称している。クズルにはロシア語、トゥバ語、英語でそれぞれ「、、」（いずれも「アジアの中心」の意）と刻まれたモニュメントが建っている。クズルではエニセイ川が横切るようにして流れている。発展しているのはエニセイ川の南側の川沿いであり、エニセイ川の2つの源流である（、Bii-Khem、 ボルショイ・エニセイ川/大エニセイ川）と（、Kaa-Khem、 マールイ・エニセイ川/小エニセイ川）が出会う場所が最も発展している。ここの堤防の上には1964年に建てられたモニュメントがある。クズルは1914年にベロツァルスク(Belotsarsk, )として誕生した。1918年にはヘム・ベルディリ(Khem-Beldiri, )と改称され、1926年に現在のクズルとなった。2004年9月には市制90周年およびトゥバ共和国のソビエト連邦加盟60周年が祝われた。晩年のアメリカの物理学者 リチャード・P・ファインマンは、一風変わった地名であるこの地に行こうと何年にもわたって交渉を重ねていた。このエピソードは『ファインマンさん最後の冒険』に記されている。

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