カイザー (kayser)は、CGS単位系の波数の単位である。1カイザーは、「1センチメートルにつき1回の波数」(毎センチメートル、cm)を意味する。分光学において、電磁波の波数を表す際に用いられることが多い。国際単位系の波数の単位は毎メートルである。また、カイザーはエネルギーを表す単位として便宜的に用いられることがある。その場合、1カイザーは「波数が1センチメートルにつき1回の電磁波が持つエネルギー」を意味し、10 m × h × c ≈ 1.986 × 10 Jに相当する。ただし、カイザーの次元はあくまで[長さ]であり、エネルギーの次元とは異なる。この単位は、化学におけるスペクトルの膨大な地図を作ったハインリヒ・カイザーにちなんだものである。この単位は歴史的にKという記号で表される。しかし、この記号は国際単位系(SI)では温度の単位ケルビンに割り当てられている。このため、アメリカ国立標準技術研究所は、1 cmにKの文字を使用するのを中止するよう勧告している。また、日本ではcmをカイザーと呼ぶことがあるが、この単位名は公認されていないし、外国では使われていないため使用するべきでない。初期にはバルマー (balmer)、リュードベリ (rydbery) という単位名称も提案された。
出典:wikipedia
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