対馬防備隊(つしまぼうびたい、JMSDF Coastal Defense Group Tsushima)は、長崎県対馬市美津島町竹敷4-191に所在する海上自衛隊の部隊のひとつである。対馬防備隊は佐世保地方隊の隷下にあり、対馬の竹敷に本部をおき、壱岐、上対馬、下対馬の3か所にある警備所(各警備所長は3等海佐)において、レーダー等を用い、対馬近海・対馬海峡を航行する艦船の監視を行っている。対馬は、対馬水道の中ほどにあり、朝鮮半島と日本、東シナ海と日本海を結ぶ交通の要衝であるため、旧陸軍でも対馬要塞を設置していた。上対馬警備所及び下対馬警備所は対馬要塞跡地の一部に立地しており、防備隊本部は旧海軍の要港部跡地にある。1998年時点の隊員数は約240名。また、対馬海峡には、海上自衛隊の水中固定聴音装置の設置が国会答弁されているが、その詳細や対馬防備隊との関連は、公式には明らかにされていない。ただし、潜水艦情報の収集が主任務の一つと推測されている。軍事評論家の小川和久によると、上対馬警備所にある望遠鏡は、韓国の海岸線を走るタクシーまで識別できるほどの分解能を備えているという。なお、同島には陸上自衛隊の対馬警備隊や航空自衛隊の防空レーダーサイトが所在し、主に朝鮮半島方面を警戒している。法執行機関として、海上保安庁も対馬に同様の機関を置いている。自衛隊関係の出入り業者として働く対馬市在住の韓国系特別永住者(現在は日本に帰化)の夫婦が、対馬防備隊と陸自対馬警備隊の基地内に度々出入りし、部内情報を収集しようとしたり、問題になったことがあるという。問題を起こした夫婦は、挙動不審な言動により「土台人」の疑いをかけられ、現在では基地への出入りを禁じられている。
出典:wikipedia
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