阪急バス吹田営業所（はんきゅうバスすいたえいぎょうしょ）は、大阪府吹田市穂波町にある、阪急バスの営業所。最寄りの停留所は「吹田営業所」。JR吹田駅を主な基点とし、吹田市内を巡回する路線を担当する。豊中市・摂津市・茨木市・大阪市へ足を延ばす路線もある。なお、阪急北千里駅と千里中央駅付近の路線は千里営業所の管轄で、一部の路線は同所と共同運行を行っている。また、隣接する高槻市にある柱本営業所は実質的に吹田営業所の出張所的な存在となっており、当所所属の一部のバス車両が駐在する。区間によっては運行エリアが重なるため、路線図や運賃表、バス車両に搭載されている方向幕も共有している。コミュニティバス路線の運行も多く受託していることも特徴である（現行は2路線、過去に運行していたものを含めると3路線）。所在地1984年10月1日のダイヤ改正より「千里・吹田・佐井寺線」と「山田線」を統合・再編し、「吹田市内線」とした。「千里・吹田・佐井寺線」を継承した系統。当時は桃山台駅を起点に吹田駅・岸辺駅を回って佐井寺方面へ向かう、あるいは桃山台駅へ戻るといった体制だった。1984年10月1日の改正後は、定時性確保と利用実態にあった運行体制とするため、吹田・岸辺 - 桃山台駅間の接続を重視した往復運行に再編し、佐井寺・亥子谷地区への輸送強化もなされた。なお、2・3系統は夜の1 - 2往復、8・9系統はラッシュ時を中心とした時間帯、10系統は区間便の一部を千里営業所が担当する。「山田線」を継承した系統。当時は吹田・岸辺から山田地区を経由し、千里中央・桃山台・北千里とを結ぶ体制だったが、「千里中央 - 阪急山田 - 岸辺」・「吹田 - 阪急山田」の2つの系統を中心とした体制に再編した。吹田から摂津市鳥飼地区へと向かう路線で、毎時1本程度の頻度で運行されている。古くは「唐崎線」と称しており、京阪自動車（現在の京阪バス）によって開設された。上鳥飼以遠、唐崎への乗り入れは1971年7月1日の改正をもって廃止され、現路線名に改称された。途中、府道151号相川停車場線・147号正雀一津屋線・14号大阪高槻京都線（産業道路）を経由し、阪急相川付近で神崎川を渡る。2007年4月より、茨木営業所から移管された。ただし、同じメゾン千里丘線の57系統（JR茨木 - 阪急山田 - 千里中央）は茨木営業所の担当のままである。2013年8月22日の改正以後58系統は毎日・終日運行を止め、平日の朝夕のみの運行となった（それ以外の時間帯はすいすいバスが実質的に代替となるが宇野辺、名糖前は停車しない）。JR京都線を使って関西大学に通学している学生などをターゲットとした路線。朝日が丘町名神下 - 関西大学 - 片山町二丁目交差点の路線免許を新たに取得し、2008年9月1日より運行を開始した。本数は平日・土曜が34本、日曜・祝日が19本で、約25分間隔で運行される。2006年12月1日より運行されている、コミュニティバス路線。本路線以後、2008年度には千里山地区で、2009年度には吹田・豊津地区でも同様の形態で試験運行を実施するという発表があったが、現時点で実施はされていない。1999年11月22日の改正で全体の運行本数の見直しが行われ、現在の運行形態となった。なお、85系統（JR吹田 - 吹田営業所前）、92系統（吹田営業所前 - 豊中・柴原駅）は同日以降運行されていない。路線再編による「吹田線」と「南吹田線」の統合、江坂→吹田方面の豊津経由便の設定、吹田市民病院乗り入れ系統の新設が行われた。その一方で、運行本数の見直しが行われ、庄内東一丁目や榎木橋北詰へ向かう系統は廃止（経路縮小）された。この日の改正で服部でのループ運行（小曽根三丁目回り）は取り止めとなり、一部の便が豊中・柴原駅方面へ延長運行されたが、朝と夕方以降の運行へと縮小された。※以下は新設または変更のあった系統のみ記載1991年5月14日改正より1996年4月8日改正より1997年11月4日改正より金田町経由には86 - 89番の系統番号が付けられたが、豊津経由は系統番号は付番されていなかった。現在は全便が柱本営業所により運行されており、JR千里丘発着に短縮されている。阪急京都本線の淡路駅から新大阪駅へのアクセス改善を目的として運行されていたコミュニティバス路線。乗客の減少により、ルート2は2007年4月1日に、ルート1は2008年3月31日に廃止となった。

出典:wikipedia