甲南パーキングエリア(こうなんパーキングエリア)は、滋賀県甲賀市甲南町杉谷の新名神高速道路上にあるパーキングエリアである。西日本高速道路(NEXCO西日本)管轄路線にあるサービスエリア・パーキングエリアはNEXCO西日本グループのグループ会社である西日本高速道路サービス・ホールディングスが管理・運営するが、当PAは甲賀市や南グループなどが出資する第三セクターの「株式会社 忍者の里甲南」が管理・運営する。新名神高速道路亀山JCT-草津田上ICの開通に伴い2008年2月23日に開業した。上り線「忍者の里甲南」2階には甲賀市の観光案内コーナー等が設けられており、展望コーナーからは甲賀市や鈴鹿山脈を見渡すことができる。また、下り線側「忍者の里甲南」2階にも観光案内コーナーを設けている。環境に配慮し起伏を持たせた園地があり、テーブル付きのベンチや、地元高校生の製作した信楽焼の丸椅子も設置されている。上下線とも忍者の里甲南とトイレ棟との間にある通路で徒歩のみ一般道からの利用が可能になっている。スナックコーナーでは忍者を連想させるメニューが用意されており、売店では甲賀忍者と信楽焼のタヌキをイメージして誕生した「忍者の里甲南」のマスコットキャラクター「こうたん」「なんたん」のグッズ等、忍者をテーマにした商品を多く取り扱う。そのほか、トイレ棟においてはユニバーサルデザインを基調とした設計が成されており、設備の多機能化等の配慮がされている。開業前の2008年2月4日に新名神高速道路開通を記念して、当PA上り線に沿線6市(亀山市・甲賀市・湖南市・栗東市・草津市・大津市)の各市長と議会代表が、各市の木を植樹した。開業から1年1ヶ月の間に、上下線を合せて延べ82万人が当PAを利用した。新名神高速道路開通から1年2か月後の2009年3月20日には当PAに併設される甲南ICが開通した。高速道路本線への流入出は当PAと同じランプを共用し、当PAを挟みランプ内に甲南ICとの合流点と分岐点が設置された。そのため大津IC/SA等とは異なり、構造上は当PAと甲南IC間を上下線流出入問わず移動することが出来ない。このことを事前に知らせるため、本線の上り線は甲南トンネル手前から甲南IC/PA流出ランプにかけて、下り線は竜法師跨道橋手前から甲南IC/PA流出ランプにかけて、甲南IC/PAの構造を知らせる案内標識が数箇所に設置され、上記の案内標識や甲南IC/PAへの出口案内標識には「PA利用後は甲南インターへは出られません」という黄色の案内標識が連続的に設置されている。また滋賀県道343号甲南インター線と甲南ICから本線への流入ランプには「甲南インターから甲南PAはご利用できません」という案内標識が数箇所に設置されている。元来、建設計画時に国土交通省と滋賀県警察が安全対策としてこのような相互利用ができない構造での施工が検討され採用されたが、供用開始後に利便性の面などから甲賀市が、PA利用後にICへ流出できる構造にする改良工事をNEXCO西日本や滋賀県などの関係機関に要望している。構造的にはPAからICへの流出路の新設工事は可能となっている。
出典:wikipedia
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