ベンジャミン・トーマス・ゾブリスト(Benjamin Thomas Zobrist, 1981年5月26日 - )は、アメリカ合衆国・イリノイ州出身のプロ野球選手(ユーティリティープレイヤー)。右投両打。MLB・シカゴ・カブスに所属。ニックネームはZorilla(ゾリラ)。のMLBドラフト6巡目(全体184位)でヒューストン・アストロズから指名され、6月16日に契約。この年は傘下のA-級でプロデビューし、68試合に出場して打率.339・4本塁打・45打点・15盗塁だった。はA級で開幕を迎え、68試合に出場。打率.304・2本塁打・32打点・16盗塁と好成績を残し、6月にA+級へ昇格。A+級セイラムでも好調をキープし、42試合の出場で、打率.333・3本塁打・13打点・2盗塁だった。はAA級コーパスクリスティ・フックスで83試合に出場し、打率.327・3本塁打・30打点・9盗塁だった。2006年7月12日にオーブリー・ハフとのトレードで、ミッチ・タルボットと共にタンパベイ・デビルレイズへ移籍した。7月31日にデビルレイズとメジャー契約を結び、8月1日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー。9番・遊撃として先発起用され、4打数無安打1三振だった。昇格後は正遊撃手のフリオ・ルーゴがロサンゼルス・ドジャースへ移籍したこともあり、遊撃のポジションを獲得。52試合に出場し、打率.224・2本塁打・18打点・2盗塁だった。は正遊撃手として開幕を迎えたものの、19試合の出場で打率.159と振るわず、5月11日にAAA級ダーラム・ブルズへ降格。7月29日に内野手のタイ・ウィギントンがトレードでアストロズへ移籍したため、代役としてメジャーへ昇格。昇格後も打率は1割台だったが、先発に固定され12試合に出場。しかし8月18日のクリーブランド・インディアンス戦で右脇腹を痛め、試合途中で交代し、8月19日に15日間の故障者リスト入りした。9月10日に60日間の故障者リストへ異動し、そのままシーズンを終えた。この年は31試合の出場にとどまり、打率.155・1本塁打・9打点・2盗塁だった。は序盤にマイナー落ちも経験したが、次第にメインの遊撃以外にも二塁や三塁、外野も守れる万能ぶりを発揮し、主力選手の故障の穴を埋める活躍。打撃面でもメジャーで初の二桁本塁打となる12本をマークするなど、長打力が開眼して自己最高の成績を残した。5月に左ひざを負傷した岩村明憲の代わって二塁手のレギュラーに定着。自己最多となる152試合に出場し、打率.297・本塁打27・打点91・盗塁17、OPS.948の成績を残すなど、オールスターに選出されるほど急成長した。3月3日にレイズと1年契約に合意。開幕後の4月23日にレイズと総額1800万ドルの3年契約(2014年・700万ドル、2015年・750万ドルの球団オプション付き)を結んだ。この年は前年と比較すると、全体的に数字が低下したシーズンとなった。打率は.297から.238に低下し、本塁打も約3分の1となる10本にとどまった。しかし、四球は2009年に記録した91を1つだけ更新し、自己記録を92とするなど、安定した選球眼は引き続き発揮した。一方、守備・走塁面では、前年よりも大幅な向上が見られた。前年比+7となる24盗塁を決めた一方、盗塁死は2009年の半分となる3つに抑え、成功率90%をマークした。また、守備面では遊撃を除く内野全ポジションと外野全てで守備に就き、トータルの失策数を7から4に減らした。は2009年ほどではなかったが、打撃において好成績を残した。本塁打は2年ぶりに20本に到達し、自己最多タイの46二塁打、91打点を記録した。この年は二塁手で138試合、右翼手で38試合、指名打者で3試合に出場した。はリーグ2位の97四球を選び、2年連続で20本塁打を放った。3年ぶりに遊撃を守り、後半戦を中心に47試合で遊撃守備についた。開幕前の2月27日に第3回WBCのアメリカ合衆国代表に選出された事が発表され、代表入りしている。シーズンでは、前年オフに遊撃手のユネル・エスコバーが加入したため、開幕後は二塁と右翼を兼任していたが、同じ二塁を守っていたライアン・ロバーツの不調もあり、6月からは二塁に固定された。前半戦91試合で、打率.260・6本塁打・48打点・6盗塁を記録し、4年ぶり2回目となるオールスターに選出された。この年は157試合に出場し、打率.275・12本塁打・71打点・11盗塁だった。オフの11月2日にレイズが700万ドルの球団オプションを行使した。は開幕から正二塁手として起用されていたが、5月14日のシカゴ・ホワイトソックス戦で二塁へ盗塁した際、ヘッドスライディングで左手親指を地面に引っかけ負傷し、5月15日に15日間の故障者リスト入りした。5月30日に復帰。6月下旬からはエスコバーが故障で離脱したため遊撃に復帰。7月中旬にエスコバーが復帰したが、右翼手であるウィル・マイヤーズや左翼手のジェリー・サンズとデビッド・デヘスースが故障で離脱したため、二塁と外野を兼任することとなった。この年は146試合に出場し、打率.272・10本塁打・52打点・10盗塁だった。オフの10月31日にレイズが750万ドルの球団オプションを行使した。また11月7日に日米野球2014のMLB選抜に選出された。1月10日にジョン・ジェイソ、、とのトレードで、ユネル・エスコバーと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した。アスレチックスでは67試合に出場し、打率.268・6本塁打・33打点・1盗塁という成績を残した。2015年7月28日にアーロン・ブルックス、ショーン・マネイアとのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した。ロイヤルズ加入後はやや調子を上げ、59試合の出場で打率.284・7本塁打・23打点という成績を残した。2チーム計では126試合に出場して規定打席に到達し、打率.276・13本塁打・56打点という成績を記録。本塁打は8年連続で二桁以上となったが、盗塁は3に終わり、連続2ケタ記録は6年で途切れた。同年11月2日にFAとなった。2015年12月8日、シカゴ・カブスと4年総額5,600万ドルの契約を結んだ。も開幕から安定した成績を残した。オールスターファン投票では好調のチームの人気もあって、前半戦首位打者のダニエル・マーフィーをかわして3回目の選出となった。打撃では二塁打が多く、20本塁打程度を期待できる中距離型のスイッチヒッター。選球眼が良く、出塁率が高い。足も平均以上で、中軸を打ちながら年間20前後の盗塁が見込める。守備は捕手を除く全ポジションを守ることができる。特に二塁と右翼の守備指標は優れている。唯一、遊撃は2008年までは守備指標が大きくマイナスだったが、2009年からは平均レベルに改善したことで、捕手を除く全ポジションで平均レベルかそれ以上の守備力を持つ万能選手になった。走攻守全てにおいてレベルが高い選手であり、からにかけての4年間の総合指標WARは「Baseball Reference」版では26.6で全野手中トップ、「Fangraphs Baseball」版では25.1でミゲル・カブレラ、アルバート・プホルスに次ぐ3位だった。
出典:wikipedia
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