セメイ(カザフ語:、ラテン文字転写:Semey)は、カザフスタン北東部の東カザフスタン州の都市。かつてはセミパラチンスク () と称された。1999年の統計で人口は269,600人。セメイは、1939年からセミパラチンスク州の州都であったが、1997年に同州が東カザフスタン州と合併したため、現在の州都はオスケメンとなっている。1718年に、ロシア人がイルティシュ川沿岸に城砦を築き、初めての入植を行った。城砦の原型となった仏教寺院跡の7つの建物から、城砦は「7つの部屋の町」を意味するセミパラチンスクと名付けられた。城砦はイルティシュ川の氾濫に苦しめられたため、1778年に18km上流の現在の位置に移設された。城砦の周囲には、カザフ人遊牧民とロシアとの間の河川交易に携わる住民が居住し、小規模な都市が形成された。1910年代末にトルキスタン・シベリア鉄道がセメイまで敷設されると、中央アジアとシベリアの中間にある交通の要所として繁栄した。作家のドストエフスキーが兵役期間中に、当地で勤務したほか、カザフ国民文学の祖とされるアバイ・クナンバエフが学生時代を過ごしたことでも知られる。14村区と2町から成る。1949年に、セメイの西方150kmの草原地帯に核実験場が開設され、1989年までの間に、通算456回の核実験が行われた。うち116回の実験は大気中で行われたため、セメイをはじめとする周辺地域に多くの放射性降下物が散布された。放射能汚染に起因すると思われる健康被害に苦しむ住民も多い。2006年、セメイで中央アジア諸国によって非核条約「セメイ条約(セミパラチンスク条約)」が締結された。詳細はセミパラチンスク核実験場を参照。
出典:wikipedia
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