組曲『スペインの歌』（仏："Chants d'Espagne" ）はイサーク・アルベニスが作曲したピアノ独奏のための組曲。アルベニスの作品の中では演奏が容易な作品。組曲『イベリア』が華やかなピアニズムを演奏者に求めているのと異なり、組曲『エスパーニャ』と同様に、平易な曲の中にスペイン音楽の特徴をとらえた有名作である。全5曲からなり、すべて華やかなスペイン舞曲である。軽やかさと異国趣味を併せ持ち、日本では小規模な演奏会で女性奏者が取り上げる機会が多い。プレリュード。アルベニスの没後に『スペイン組曲』（）の1曲として「アストゥリアス」の名で組み込まれ、そちらの名の方が有名になった。詳細はアストゥリアス（伝説）を参照。「オリエンタール」「椰子の木陰で」（、）の題名で親しまれている。変ホ長調。4分の2拍子。簡単な序奏のあと、右手が緩いオクターブを歌う。同主調に転調が多く調性が不安定。「コルドバ」。「セギディーリャ」

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