ダイカスケールとは、株式会社錦が製造・販売するダイカスト製玩具のブランド名である。鉄道車両主体のラインナップであるがバスのモデルも存在する。1970年代から存在し、製造元の表記は初期から株式会社ウッド、株式会社ニシキ、株式会社錦と変遷している。2015年7月に指定販売代理店として株式会社ダイカスケールが設立され、それ以降は製造:株式会社錦、販売:株式会社ダイカスケールとなっている。2016年現在も全製品が日本国内で生産されており、金属製のため重厚感がある。肩書き上は「電車シリーズ」であるものの、気動車(キハ181)や電気機関車(EF58)もある。表記上の縮尺は1/180(都営12号線のみ1/100)とされるが多くの製品はシャーシを共用する関係で正確ではなく、基本的に長さが13cm程度で高さと幅は各3cm程度とNゲージ車両より幾分小さい。車輪のゲージが9mmである為Nゲージ用の線路に載せることもできるが、固定式の台車で首は振らず曲線に置くことは不可能。また、それ以上に注意すべき点として非絶縁車輪が挙げられ、通電した線路に乗せた場合は電源系統をショートさせ大変危険である。ラインナップの大半は私鉄電車も含めて103系や111系等を塗り替えた物であるが、近年ではWIN350や都営大江戸線など新規金型を用いた製品も登場しており、特注品ではゆりかもめの車両も存在する。ちなみに、2010年以降に製造された個体は梱包の台紙部分に"MADE IN JAPAN"の標記が追加され、安全に関するSTマークや対象年齢6歳以上(当初は2歳以上)の表示も追加された。「精密」と謳われている通り比較的凝ったディティールを用いているが、前述したST基準に適合すべくアンテナやパンタグラフを主とする屋根周り、車輪のフランジや床下機器といった鋭い箇所は極力甘くされている。103系の屋根は当初は非冷房車でクーラーの表現は無かったが、後に集中クーラーのモールドが追加されているほか、近年はヘッドライト、前面窓の柱やグローブベンチレーターのモールドが削除された。塗装については個体差が顕著であったが近年は改善されており、ライト部の色差しや車体色の変更といった改良もされている。一例をあげると0系の塗装色が国鉄時代のアイボリーホワイトからJR化後のオイスターホワイトに、103系ベースの車体にE231系近郊型風の塗装を施すなどである。前述のようにひとつの型から多数のカラーバリエーションを出しているが、その形式専用の型を使っているものもある。ここでは現行製品のうち専用の型を使った車種を挙げる。かつては多くの百貨店、玩具店、駅の売店などで販売されていたが、近年ではトレーン社のNゲージダイキャストスケールモデルに押されて販売箇所は減少しているようである。百貨店や玩具店ではトミカと同様の専用のディスプレイケースを用いて陳列販売されており、駅の売店では吊り下げ式の什器で販売されていた。また、ガム等の菓子を製品梱包の上からラップでくるみ、食玩化されたものがスーパーの菓子売り場で販売されている。なお、公式サイトには販売店の一覧が掲載されているものの、流通形態の関係からすべて載っている訳ではない。梱包形態は、初期は紙箱・発泡スチロール製の中敷きであったが後に変更され、中敷きがプラスチック製であるブリスターパック整形となった。近年の生産品は箱では無く台紙にブリスターをはめ込んだ形態であるが、WIN350など製品段階で入りきらない製品はブリスターの変形を伴いつつ無理やり押し込んである。価格は初期より本体価格500円と低価格であったが、2014年現在同600円である。製品に1枚付いている応募券20枚を集めて送ると、特製の新幹線(色指定可能だが一色、2009年9月現在500系新幹線)と交換できる。なお、水性塗料で塗装されているらしく、汗ばんだ手などで触ると色が手に移ったり指紋が付いたりする。この為、玩具というよりディスプレイモデルという傾向が強い。ダイカスト(金属精密鋳造技術)製で重厚感がある。初期はシャシーまでダイカスト製であったが、現在はプラスチック製に変更されている。縮尺は1/100である。車体の形状は初期には日野自動車のRE型のモノコックボディで、前・中ドアの路線タイプと、前ドアの観光タイプの2種類であったが、80年代に観光タイプの車体は金型が改修され、スケルトンタイプ風の前面形状に変更された。さらに後に観光タイプの車体は富士重工製R3型ボディを模したと思われるものに変更されている。また、富士重工製R3型ボディをベースに日野セレガ(2代目)風のディテールを追加したものも存在する。二階建てバスシリーズにはネオプランを模したと思われるもの、ドレクメラーを模したと思われるもの、日産ディーゼルスペースドリームを模したと思われるものがある。初期のシャシーがダイカスト製であった頃は、路線タイプの側面にスピーカーのグリルや広告枠の表現が存在したが、プラスチックシャシーに変更された際に省略されている。塗装は、他社のミニカーでは印刷で表現されるような細かなストライプや文字が塗装によって表現されるものもある点が特徴的である。また、東京都交通局では美濃部カラーからナックルラインに変更されたり、神奈川中央交通では波形塗装が直線塗装に変更されたりするなどのリニューアルも行われている。近年路線タイプの前面から日野ウイングマークのモールドが削除されている。 立川バス特注は路線車(No.161の表記があるものも存在する)、観光車、高速車、リラックマバスのバリエーションがある。 神奈中商事特注の「神奈川中央交通」(700円、公式ショップでは完売)は、塗装は現行仕様を模したものだが、細い帯も精密な塗装になっている。鉄道シリーズ同様、かつては多くの百貨店、玩具店、駅の売店などで販売されていたが、近年では販売されている場所は減少しているようである。百貨店や玩具店ではトミカと同様の専用のディスプレイケースを用いて陳列販売されており、駅の売店では吊り下げ式の什器で販売されていた。また、ガム等の菓子を製品梱包の上からラップでくるみ、食玩化されたものがスーパーの菓子売り場で販売されている。梱包形態は、初期は紙箱・発泡スチロール製の中敷きであったが、後に変更され、中敷きがプラスチック製のブリスター整形のものとなった。初期の梱包箱は製品の写真とそのバスが走る地域を赤色で表記した日本地図が印刷された専用の梱包箱であったが、後にラインナップの記載された共通の梱包箱にその製品の品番と商品名を記したラベルを貼付したものに変更されている。近年の生産品は箱では無く、台紙にブリスターをはめ込んだ形態である。価格は初期より国産品としては比較的低価格であり、バスシリーズ、観光バスシリーズは500円、二階建てバスシリーズは800円(共に税別)であったが、2015年現在でそれぞれ600円、900円である。立川バスのイベントにおいては、全60種類のラインナップが販売され、20数年ぶりにイベント限定で絶版品の№145琉球バス(後にNo162として復活)も販売された。バス事業者でも取扱いを開始したところがあり、イベントで自社カラー品を販売しているほか、東急バスでは通販サイトで購入もできるようになっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。