秋田臨海鉄道線(あきたりんかいてつどうせん)は、秋田県秋田市にある秋田港駅から秋田北港駅、または向浜駅までを結ぶ秋田臨海鉄道の鉄道路線である。秋田港 - 秋田北港間と秋田港 - 向浜間では運行系統が分かれており、前者は北線、後者は南線と呼ばれる。2008年3月15日のダイヤ改正により、貨物列車の設定が消滅した。小坂製錬小坂線の小坂駅に隣接する小坂製錬小坂製錬所から、秋田北港駅に隣接する秋田製錬飯島製錬所への濃硫酸輸送のため、1日2往復の専用貨物列車が設定されていたが、小坂製錬所の濃硫酸生産終了に伴い2008年3月4日をもって運行を終了した。以後は、線路保守のための錆取り列車が時折走るのみである。なお、北線近隣の秋田港国際コンテナターミナルへのSEA&RAIL輸送について検討が行われており、2008年2月12日に40フィート海上コンテナを用いた実験輸送が行われた。仙台港と秋田港を結ぶ鉄道輸送ルートを確立する構想で、東北地方整備局が取り組んでいる。現路線は岸壁に接していない(線路と岸壁との間に幹線道路がある)ので、構想如何では路線の延伸も想定されていると報じられた。実際に、秋田港新国際コンテナターミナルのイメージパースには、埠頭に貨物駅が隣接するイラストも描かれている。向浜駅に隣接する日本大昭和板紙秋田工場を発着する紙製品などのコンテナ輸送がある。1日3往復の専用貨物列車と1日1往復の臨時専用貨物列車が設定されている。1986年に向浜で地方博覧会「秋田博覧会」が行われた際、臨時列車「アッキー号」が秋田駅から会場最寄の秋田博前駅(秋田港 - 向浜間の現在のこまちスタジアム付近に設置された臨時駅)まで乗り入れたことがある。車両は機関車、客車とも国鉄の車両が使われ、ステッカーによる特別塗装を施した50系客車をDE10形式ディーゼル機関車が牽引する編成を主体に、時折特急用客車(14系座席車と24系寝台車の混結等)も使用して運転された。全駅秋田県秋田市内に所在。専用線を接続していた企業名は当時のもの。現在使用している企業はない。向浜駅の日本大昭和板紙のみ使用中、他社は既に廃止している。また、秋田プライウッドと東洋合板工業の専用線は共同使用で、(臨)秋田博前駅の付近から分岐していた。
出典:wikipedia
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