TOGAF()は、エンタープライズアーキテクチャのフレームワークの1つであり、情報アーキテクチャの設計・計画・実装・管理の包括的アプローチを提供する。アーキテクチャは、ビジネス、アプリケーション、データ、テクノロジーの4段階あるいは4領域にモデル化されている。基盤アーキテクチャにより、アーキテクチャ実装チームは現状と将来の状態を描くことが可能となる。ANSI/IEEE Std 1471-2000 によれば、(ソフトウェア中心のシステムの)アーキテクチャとは「システムの基盤であり、コンポーネント群、コンポーネント間の相互関係と環境との関係、設計と改良を管理する原則により構成される」ものである。しかし、TOGAF ではアーキテクチャを「システムの形式記述、あるいはシステムのコンポーネントレベルの実装を補助する詳細な計画」または「コンポーネント群の構造、それらの関係、設計と改良を常に管理制御する原則とガイドライン」であるとされている。アーキテクチャ・フレームワークは、広範囲の各種アーキテクチャを開発するのに使えるツール群を意味する。アーキテクチャ・フレームワークは以下のような特徴を備える。TOGAF はこのような特徴を持つアーキテクチャ・フレームワークである。TOGAF のサポートするアーキテクチャ領域は以下の4つである。アーキテクチャ構築手法(Architecture Development Method、ADM)は、その組織のビジネスや情報技術の必要性に応じたエンタープライズアーキテクチャを開発するのに適用される。その組織の必要性に応じて調整され、その後アーキテクチャ計画立案活動を管理する際に使用される。アーキテクチャ開発の流れの概念図はArchitecture Development Cycleにある。このプロセスは反復的で周期的である。各段階で要求仕様が検証される。フェーズCはデータ・アーキテクチャとアプリケーション・アーキテクチャの一種の結合に関連する。BとCの間で、追加の明確化を挿入することができ、それにより完全な情報アーキテクチャを提供する。パフォーマンスエンジニアリングの手法が要求分析フェーズ、ビジネス・アーキテクチャのフェーズ、情報システムアーキテクチャのフェーズ、テクノロジー・アーキテクチャのフェーズのそれぞれに適用される。情報システムアーキテクチャのフェーズでは、データ・アーキテクチャとアプリケーション・アーキテクチャの両方に適用される。企業連続体(Enterprise Continuum)とは、ある組織で利用可能な全アーキテクチャ資産の「仮想リポジトリ(virtual repository)」である。それには、アーキテクチャ的モデル、アーキテクチャ的パターン、アーキテクチャ記述などの生産物が含まれる。それらはその組織内に存在する場合もあるし、広くIT業界全体に存在する場合もある。企業連続体とは、企業の様々なレベルでのアーキテクチャ群などを一貫性を持って扱うということを示している。企業連続体は、アーキテクチャ連続体とソリューション連続体から構成される。アーキテクチャ連続体は再利用可能なアーキテクチャ資産を意味し、その企業が利用可能な情報システム(群)の規則・表現・関連などを含む。ソリューション連続体は再利用可能なソリューション構成要素を定義することにより、アーキテクチャ連続体の実装を説明するものである。TOGAF は The Open Group の Architecture Forum が開発し、1990年代半ばごろから改良し続けてきたものである。最新版 8.1.1 は TOGAF 8.1 Enterprise Edition にある。同フォーラムは TOGAF 9 に取り組んでいる。TOGAF 9 に向けてのテーマは次の通りである。The Open Group は TOGAF の非商用目的での組織内での利用については無料で TOGAF を提供している。
出典:wikipedia
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