アンドラの地方行政区画における最大の地域単位は教区(パロキア、カタルーニャ語:parròqia)である。アンドラでは、それぞれの教区におかれたコムー(Comú)が地域の立法や行政にかかわる権能をもつ。アンドラには7つの教区がある。このうち、最も面積が広いものはカニーリョ教区で、最も人口が多いものは首都のあるアンドーラ・ラ・ベーリャ教区である。アンドラでは「教区」という語に宗教的な意味と世俗的な意味の両方がある。宗教的な意味で使う場合は、ウルヘル司教に任命された教区司祭が担当する地域範囲を指す。これに対して世俗的な意味で使う場合は、立法や行政など市民生活にかかわる地域単位を指す(行政教区参照)。それぞれの教区の主要な市町村にはコムがある。コムは地方議会かつ地方行政府として教区民の意思を決定、代表する機関であり、教区の予算や条例もコムで決められる。コムの構成員(議員)は8人から14人で(数は教区によって異なる)、4年に1度、選挙で選ばれる。教区より小さな行政単位としては、ウルディーヌ教区、ラ・マサーナ教区、サン・ジュリアー・ダ・ロリア教区にクァルト(quart)が、カニーリョ教区にベイナト(veïnat)がある。 839年、ラ・セウ・ドゥルジェルの聖母教会献堂式の記録に、現存する6つのアンドラの教区の名がある。7番目の教区は1978年、アンドラ・ラ・ベリャ教区から分かれてできたアスカルダズ=アングルダーニ教区である。
出典:wikipedia
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