『日本一の色男』(にっぽんいちのいろおとこ)は、1963年公開の日本映画。植木等主演で10本作られた「日本一の男」シリーズ第1作である。光源氏を彷彿させる名前をもち、美女たちからモテモテになる主人公を植木が演じているが、ほろ苦さの残る展開もあり、シリーズ中でもやや異色の1作といえる。同時上映は駅前シリーズの『喜劇 駅前茶釜』(「備考」も参照)。キャッチコピーは「女は幾万ありとても 腕に覚えのC調口説き! 進め植木の無責任男!」。『ニッポン無責任時代』『ニッポン無責任野郎』のヒットに気を良くした藤本真澄プロデューサーだが、「マジメ人間こそ真の幸福が得られる」という様なサラリーマン映画を量産していた藤本は、「無責任男」のキャラクターに不満を抱いていた。そこで藤本は新たに「社長シリーズ」のメインライター・笠原良三に依頼し、植木のキャラクターを「無責任男」から「(一見、無責任で調子のいい)有言実行男」へと変更した。この「有言実行サラリーマン」路線は、1967年の『日本一の男の中の男』まで続く。本作は、女学校の教師から化粧品セールスマンへ転職した光等(植木)が、あの手この手で美女たちを虜にしつつ売り上げを伸ばし大いに稼ぐが、その真の目的は………といった内容。当時の一線級の東宝女優が植木の相手役として多数出演。そして『無責任時代』『若い季節』や『無責任野郎』で植木と共演した人見明が本作より植木の上司役としてほぼ定着し、お馴染みの名台詞「……ばか」が登場する事となる。女子高教師の光等(植木等)は、厳粛な卒業式で何故か突如踊りだし、式をめちゃくちゃにして学校を飛び出してしまう。化粧品会社のセールスマンとなった彼は、言葉巧みなセールストークと破天荒ながら計算高い手法で女性たちを陥落させていきトップセールスマンとして巨額の金額を稼ぎ出すのだった。女性たちはそれぞれ自分こそが光等の恋人だと自認して追いかけるが、等は逃げ出して……。
出典:wikipedia
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