『ひぐらしのなく頃に』(ひぐらしのなくころに)は、同人サークルである07th Expansionが製作した同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』を原作として放送されたテレビアニメである。正式なタイトル記述は原作のゲームと同様、「な」を赤文字で表記する(『ひぐらしのなく頃に』)。第1期シリーズでは原作の鬼隠し編〜罪滅し編までのアニメ化だったが、好評により第5期シリーズまで制作された。原作の出題編・解答編・ファンディスクの内容全てのアニメ化が実現している。これまで基本的に静止画でしか表現されていなかった作品に、声優による音声とアニメーション映像が加わったことで、世界観がより理解しやすくなった。しかしアニメ版は尺の関係上、原作における様々なエピソードを省略している。特に、第1期は26話で6編を描いているため、後のシリーズよりもエピソードの省略が多い。なお、本作では各編がパラレルワールドになっている。それをそのまま連続アニメにしたため、例えば第4話で起こった悲劇が、翌週の第5話においては何事もなかったかのように物語が進む。以降も悲劇が起きるたびにリセットされ、パラレルワールドの次の編が始まるため、パラレルワールド自体がシリーズ全体の最大の謎のままであったが、第26話及び第2期の『ひぐらしのなく頃に解』において、パラレルワールドの謎が解き明かされる。この手法は、竜騎士07が原作の6作目の罪滅し編までに使っていた手法をそのままアニメでも行ったものであるが、監督の今千秋は「プロでは思いつかないやり方」と雑誌のインタビューにて語っている。DVDのシリーズ累計売上は40万本。おおまかなあらすじは原作と同様だが、細かい点でアニメ独自のアレンジもされている。2006年4月から同年9月まで2クール放送された(一部地域は放送時期が異なる)。全26話で、原作の出題編4作(「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」)と、解答編のうち「目明し編」「罪滅し編」の2作を題材とした計6編で構成されている。監督は今千秋、アニメーション制作はスタジオディーンが担当した。なお、シリーズ構成は鬼隠し編は望月智充(竜騎士07「製作日記」より)が担当したが、以後はクレジットから川瀬敏文に替わったとみてとれる。2006年11月29日より、iモード用にモバイルアニメイトで配信中。「ひぐらしのなく頃に サウンドトラック」を参照。発売元:フロンティアワークス 販売元:フロンティアワークス ジェネオンエンタテインメントテレビ放映時に画面の一部を真っ暗にする、血の色を赤黒くするなどの修正を行った残酷な描写については、全て無修正のオリジナルバージョンで収録されている。第1期の好評を受け、2006年にアニメ第2期の制作が決定。2007年7月から同年12月まで2クール放送された。全24話で、第1話に「罪滅し編」の後日談である「サイカイ」を置き(あらすじはほぼ原作罪滅し編TIPS「悪魔の脚本」に相当)、以下原作者「竜騎士07」が原案・監修を担当するオリジナルストーリー「厄醒し編」を加え、原作の解答編残り2作である「皆殺し編」「祭囃し編」を題材とした計3編で構成されている。(厄醒し編の詳細については別項を参照)アニメ第1期と第2期は概ね同一スタッフで制作されているが、細かい部分では違いも見られる。主な差異は下記の通り。また、ストーリーの展開上、第1期に比べて残虐な表現は大幅に少なくなっている。本作では当初6つの放送局が本作を放送していたが、諸般の事情(後述)により数局が放送を打ち切る事態が発生した。打ち切りの理由は両局とも明確にはしていないが、同年9月17日に京都府京田辺市で発生した16歳少女による父親殺害事件の犯行状況に本作を想起させるものがあったためというのが定説となっている。関西ローカルの報道番組『ムーブ!』(2007年9月19日放送分)では、インターネット上で京田辺の事件と本作との類似点が指摘されているとした上で、本作を「主人公の少女が親の離婚騒動がトラウマになり、斧を使って敵を殺していくゲーム」と報道した。これは罪滅し編の断片を抜き取った解説となっているが、そもそも本作は「敵を殺す」ストーリーではない。この問題は放送を続行した局にも多少の影響を及ぼした。特にテレビ埼玉の放送対象地域である埼玉県内では、地域によってチバテレビまたはtvkを越境受信してリアルタイムで視聴していた。もしくは、AT-Xに加入して(これは、埼玉県の北部地域(熊谷市など)ならびに秩父地域(秩父市など)・東海テレビの放送対象地域内でも同様であった)見ていた視聴者が多かった。打ち切られた局で本作を見ていた視聴者への救済措置として、当初は有料配信を行っていたインターネット動画配信サービスサイト・アニメイトTVが無料配信を行った。描写はすべて修正前である(2007年10月24日から31日にかけて第12・13話を、以降最新話を1週間限定で順次配信)。なお、実際には本作が事件の引き金になっているとは考えにくいとする見解も存在する。社会学の立場から内容分析を行った田中智仁も、「事件を連想させる」という放送局側の自主規制による措置であり、実際の事件との関連性は実証できないと論じている。“やくさましへん”。アニメ第2期のオリジナルエピソード。2007年4月26日にオープンした公式サイトにおける原作者・竜騎士07のメッセージによると、厄醒し編は「ひぐらしのなく頃に」の世界観をより深く楽しんでもらうための皆殺し編への助走的エピソードであると語られている。アニメ雑誌の今千秋監督や野村美加プロデューサーによる本作見所紹介では、第1期で取りこぼしてしまった部活シーンや明かされなかった謎などを補完するために新しいオリジナルエピソードを置いたと答えている。鬼ごっこや亀田との駆け引きなどギャグシーンが多い。詩音の沙都子への溺愛ぶりと「其の壱 鬼ごっこ」で沙都子の「困ったことがあればみんなに相談するといいですわ」というセリフに対して梨花が過剰に反応している様子から、罪滅し編より後の雛見沢であることが読み取れる。本シリーズのエンドカードは全ての地上波ネット局で『この作品における人物、事件、その他の設定はすべてフィクションです。』と統一されている。なお、放送を続行した地上波各局では最終回の翌週に実写映画版の特別番組が放映された(ナレーションはレナ役の中原麻衣が務めた)。本シリーズでは、各放映局では次回予告は放映されず、当作品の公式ホームページにて行われている。バンダイチャンネルやアニメイトTVでは高画質版も配信される。これは一般的なテレビアニメ作品よりも、本編が少し長くなっていることが大きな要因である(次回予告を公式Webサイトでする旨のテロップが、エンドカード表示のときになされている)。このような処置は当時としては珍しいことである。担当は古手梨花と羽入だが、話している内容は次回予告とは全く関係ない。なお、2012年9月にWOWOWで、2014年12月にAT-Xでそれぞれ放送された際には、各話の最後にこの予告が挿入されている。発売元:フロンティアワークス 販売元:フロンティアワークス ジェネオンエンタテインメント前述の「次回予告」も収録されている。また、京田辺警察官殺害事件の影響を受け、テレビ放映で差し替えが行われた箇所はすべて差し替えなしのオリジナルバージョンで収録されている。第2期の好評を受け、2007年末にアニメ第3期の制作が決定。しかし、これまでのシリーズとは異なり、テレビシリーズではなく、OVAシリーズとなっている。2009年2月から同年9月にかけてDVD及びBlu-ray Discで順次発売された。全5話(全5巻)で、PS2版「ひぐらしのなく頃に祭」の初回限定版「お持ち帰りぃ〜セット」の特典ブックレットに掲載の「羞晒し編」及び、原作本編全8作を読了したユーザー向けに頒布されたファンディスク「ひぐらしのなく頃に礼」に収録されている「賽殺し編」「昼壊し編」を題材とした計3編で構成されている。スタッフも若干入れ替わり、監督はテレビシリーズの今千秋から川瀬敏文(シリーズ構成兼任)に、キャラクターデザインもテレビシリーズの坂井久太から黒田和也へと交替した。なお、必ずしも前期シリーズの続編となっていないので注意が必要である。第2話から第4話の賽殺し編については前期シリーズの後日談であるとされているが、第1話の羞晒し編は前期シリーズの後の話なのか不明であり、第5話の昼壊し編はひぐらしデイブレイクの世界観を読み物にした外伝のアニメ化であって前期シリーズとの関連は明かではない。DVD・CDショップを対象とする「アニメ流通」とゲームショップを対象とする「ゲーム流通」の2種類あり、アニメ流通のDVD初回限定版は「DVDコレクターズエディション」、ゲーム流通のDVD初回限定版は「DVDオヤシロエディション」としてそれぞれ封入特典が異なっている。DVD通常版及びBlu-ray Discはアニメ流通のみで取り扱う。発売元:フロンティアワークス 販売元:フロンティアワークス ジェネオンエンタテインメント発売元:フロンティアワークス 販売元:フロンティアワークス 販売協力:セガ原作シリーズが2012年で10周年を迎えることから、「ひぐらし十周年記念作品」として2011年7月21日より全4巻のOVAシリーズとしてリリース。「喜・努・愛・楽」を各エピソードのテーマに、ファンディスク「ひぐらしのなく頃に礼」にて再録された原作「目明し編お疲れ様会」にあたる「罰恋し編」に加え、完全オリジナルエピソードとなる「妖戦し編」「結縁し編」「夢現し編」を題材とした計4編で構成される。スタッフ編成も一部変更。監督は「OVAひぐらしのなく頃に礼」の川瀬敏文から橘秀樹に、キャラクターデザインも同作の黒田和也から阿部智之(総作画監督兼任)に交替となっている。『マンガでわかるひぐらし煌』。公式サイトで配信の1ページ漫画。漫画はタカ。。梨花と羽入がメイン。『ひぐらしのなく頃に煌 笑話し編』。アニメイトTV配信されたウェブラジオ。全21回。パーソナリティーは中原麻衣と小林ゆう。20話目のゲストは雪野五月。小説「ひぐらしアウトブレイク」を原作に、OVAとしてアニメ化全1話。52分。2013年8月に導入されるパチンコ「CRひぐらしのなく頃に頂」のプロモーションを兼ねており、パチンコ店の景品として置かれる他はアニメイトのみでの発売となる。アニメ版キャラクターを用いた派生メディア作品・及びファングッズが各種発売されている。主なものは下記の通り。上記以外のひぐらしのなく頃に関連CDはひぐらしのなく頃に#ドラマCDを参照。
出典:wikipedia
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