毛岸英（もう がんえい、1922年10月24日-1950年11月25日）は中華人民共和国の軍人。毛沢東と楊開慧の長男。弟に毛岸青がいる。湖南省長沙市に生まれる。共産党の活動家である母の楊開慧は、毛岸英が8歳の時に国民党軍に逮捕・銃殺された。母の死後、上海で浮浪児となっていたところを発見され、1936年にモスクワ東部のイヴァノヴォにあるインタードームに留学した。 1947年にソ連共産党に入党、ロシア語に堪能なために、幹部のロシア語通訳として勤務した。1949年10月に劉松林と結婚する。1950年夏に北京機器総厰の党総支部の副書記に任じられる。朝鮮戦争で彭徳懐のロシア語通訳として従軍中、平安北道昌城郡東倉面大楡里（現在の東倉郡大楡労働者区）において、アメリカ空軍のナパーム弾による爆撃で戦死した。墓は北朝鮮平安南道檜倉郡の中国人民志願軍烈士陵園にあり、銅像も存在する。中朝関係を象徴するものとして、両国の要人が訪れている。中国側でも、国境の町遼寧省丹東市の市街地を見下ろす丘にある「抗米援朝記念館」に、彼の胸像がある。没後60年にあたる2010年には毛岸英を主人公とするテレビドラマが制作され、中央電視台より放送された。

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