大分県立芸術会館(おおいたけんりつげいじゅつかいかん)は、かつて大分県大分市にあった大分県運営の複合文化施設である。通称は、「芸館」(げいかん)。美術館と多目的ホール(県民文化会館・文化ホール)とからなるが、ホールは2012年3月に閉鎖されている。また、2015年4月に大分県立美術館がすることから、2014年11月末で全施設の利用を終了し、2015年3月31日に閉館した。1977年9月に開館。美術館部門は、開館当時、大分市内で唯一の本格的な美術館であった。大分県出身者や関係者を中心に、田能村竹田(南画)、福田平八郎(日本画)、高山辰雄(日本画)、宇治山哲平(洋画)、朝倉文夫(彫刻)などの作品を所蔵していた。ホールは、1966年開館の大分文化会館と並んで、コンサートなどの会場として利用され、日本音響家協会による音響家が選ぶ優良ホール100選にも選定されていた。1998年に大分県立総合文化センターを有するOASISひろば21が開館した後は、学校行事や県内の芸術・文化団体による利用が多くなっていたが、アスベストの検出や利用率の低迷のため2012年3月に閉鎖された。大分県大分市牧緑町1-61大分県立芸術会館の老朽化等を踏まえて、大分県では、2010年1月から大分県美術館構想検討委員会を開催し、新しい県立美術館の必要性やあり方などについて検討を行った。同委員会は同年11月25日に新たな美術館が必要である旨を広瀬勝貞知事に答申。新美術館については、別府市や由布市が誘致を表明していた。また、答申を受けて、同年12月-2011年1月に行われた県民からの意見募集では、95%が新美術館の建設を支持。90%が芸術会館とは別の場所での建て替えを選好し、建設場所としては大分市52%、別府市36%、由布市10%の順で支持を集めた。大分県では、委員会の答申を受けて2011年2月に県立美術館を新設する方針を表明。同年5月30日には、大分市のOASISひろば21(大分県立総合文化センター)の国道197号(昭和通り)を挟んだ北側の土地に、2015年春までの完成を目指して建設されることが発表された。その後、県立美術館は2015年4月24日に開館することが決定しており、これに伴い芸術会館は同年3月31日に閉館した。なお、文化ホールについては、2010年9月に基準値を超えるアスベストが検出されたことから、2011年2月から利用を中止し、2011年度末で廃止された。これは、改修には少なくとも7億円が必要となることや、OASISひろば21完成後の文化ホールの利用率が50~60%台に低迷していたためである。
出典:wikipedia
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