田中 実（たなか みのる、1967年6月3日 - ）は、大阪府大阪市出身の元プロ野球選手（外野手）。旧姓は大内（おおうち）。在日韓国人3世、本名は金 実（キム・シル、ハングル：김실）。左投げ左打ち。大阪府出身。尽誠学園高等学校を経て、1985年のドラフト6位で日本ハムファイターズに入団。1988年に一軍公式戦初出場。1990年は主に守備要員や代走として100試合に出場、翌1991年は主に2番中堅手として出場し、規定打席に到達するなどレギュラーを務めた。1991年シーズン終了後に大内から田中へ改姓。しかし翌年から出場機会が減り、1993年シーズンを最後に日本ハムを退団。1994年より韓国プロ野球でプレー。同年から1995年まで三星ライオンズでプレーし、1996年にサンバンウル・レイダースに移籍。1998年シーズン途中にOBベアーズにトレード移籍した。2000年に現役引退。引退後は、地元関西で不動産関係の仕事についていた。2010年、関西独立リーグの新設球団コリア・ヘチ（7月11日より韓国ヘチ）のコーチに就任。2011年、同リーグに新規参入する大阪ホークスドリームの監督に就任。同年6月23日、2009年に起こした詐欺容疑で逮捕された。その逮捕によって関西独立リーグと同リーグ所属の大阪は田中を監督から解任。文書による発表では、関係各方面に謝罪するとともに「逮捕容疑はリーグに所属する前のことではあるが、指導者として認めることはできない」と解任を説明した。その後、2012年に関西独立リーグの大和侍レッズで監督、2013年と2014年には韓国独立球団の高陽ワンダーズと韓国プロ野球の起亜タイガースでそれぞれコーチを務めた。

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