『パポタ 空飛ぶ魔導店』（-そらとぶまどうてん）は、2002年4月22日にフリーウェアとして公開された3DアクションRPG。2000年頃に公開された原作をリメイクしたものであり、サブタイトルは2004年頃にそれまでの「ヘタレ魔導屋」から変更された。宙に浮いた陸や海で構成される世界「ミレリス」を舞台とするファンタジー作品であり、飛行可能な「浮導店」の一つ「パポタ」で働く少女ティルを主人公とする。操作キャラクターは「魔法石」の力により攻撃などを行うことができる。作者らだいはコンシューマ寄りのパソコンゲームを目標として制作にあたったとしており、当初はMacintosh用のゲームにする予定であったがスプライトや入力デバイスの問題から断念し、Digital LocaによるMicrosoft Windows用のゲームになったと述べている。本作は「キャラの動き、デザイン、BGMもすばらしく、遊びがいのある作品」「キャラクタが魅力的なゲーム」「魔法石を使った魔法のシステムはよく考えられている」「プレイヤー独自の戦い方で敵を倒していけるのも面白い」「キャラクター自体も非常に愛嬌があり、男女関係なく楽しめる」「やりこみ要素も多く取り入れられているので、ゲーム慣れしたプレイヤーでも十分に楽しめる」と評価されている。一方マニュアルが説明不足のためシステムが理解しにくいという指摘や、「少しシナリオ性に欠ける」との指摘もあった。ふりーむが主催する「FREE GAME AWARDS 2003」やインプレスによる「2003年窓の杜大賞」において、本作がノミネートされている。

出典:wikipedia